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Rd18. Grand Prix of Brazil
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ヤルノが3番手から表彰台を狙う! ラルフも7番手からスタート!
2006年F1世界選手権の最終戦となるブラジルGPで、パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリ(予選タイム1分11秒328)は3番グリッドからスタートすることとなった。
 
2006年10月21日(土)
 

今回の予選のヤルノのパフォーマンスは、前戦の日本GPでラルフ・シューマッハーが獲得した今シーズン最高のスターティンググリッド(3位)と同じ結果をチームにもたらしてくれた。

チームメートのラルフも7番グリッドからのスタートとなり、トヨタはコンストラクターズ選手権で1ポイントリードされているBMWザウバーを逆転できることを期待して、明日のレースに挑むことになる。そのBMWザウバーのふたり、ニック・ハイドフェルドとロバート・クビサはともに予選トップ10入りを果たしており、それぞれ8番グリッドと9番グリッドから決勝レースに臨む。

「グリッドの最前列に挑めるのは素晴らしいことだ」と話すヤルノ。「シーズンを通してずっと表彰台を獲得したいと思っていたし、そういう形でシーズンを終えられたら素晴らしいだろう。ここまでのところ、われわれの競争力は高そうだから楽観的に考えている」

ラルフが続ける。「われわれふたりにとってこれはポジティブな結果だし、明日のレースの上位争いに向けていい足がかりになった。明日は願わくばコンストラクターズ選手権のチームランキングを上げられればと思う」

今回のブラジルGPは7度のワールドチャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハーの最後のレースとなる。彼は燃料が軽い状態で走る予選第2セッションで最速タイムを記録したものの、第3セッションが始まるとすぐにトラブルを抱えたままピットに戻らざるを得なくなってしまった。フェラーリが問題の原因を特定し、エンジン交換をせずに済んだ場合、ミハエル・シューマッハー(予選ノータイム)は10番グリッドからスタートすることとなる。

予選でポールポジションを獲得したのは、2台目のフェラーリに乗るブラジルのヒーロー、フェリペ・マッサ(1分10秒680)だった。2番手にはチーム・マクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネン(1分11秒299)が入り、マッサとともにフロントローを占めた。ミハエル・シューマッハーの結果に関わらずとにかく1ポイント獲得すればタイトル防衛が決定する現チャンピオンのフェルナンド・アロンソは1分11秒567でヤルノ(1分11秒328)に次ぐ4番手となった。

母国の大勢のファンの前で走るもうひとり、ルーベンス・バリチェロ(1分11秒613)は後続に0.01秒の差をつけて5番グリッドを獲得。チームメートのアロンソを援護しつつ、ルノーに2年連続のコンストラクターズタイトルをもたらすことを狙っているジャンカルロ・フィジケラ(1分11秒629)が6番手となり、7番手のラルフ(1分11秒695)の後ろは8番手がニック・ハイドフェルド(1分11秒882)、9番手がポーランド人のチームメート、ロバート・クビサ(1分12秒131)となった。

パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー部門シニアゼネラル・マネージャー、パスカル・バセロンは次のように述べている。「例年と同じく、インテルラゴスのラップタイムは各車非常に接近している。わずか0.5秒の間に3番グリッドから8番グリッドまでのクルマがひしめいている状況だ。明日はとても面白いレースが見れると思うし、2台そろって上位でポイントを獲得してシーズンを終えられるよう、われわれはできることはすべてやるつもりだ」
「ヤルノはわずか100分の3秒差でフロントローからのスタートを逃してしまったし、ラルフはあと10分の1秒速ければ5番グリッドを獲得できていただろう。つまり、われわれには間違いなく競争力が備わっているということだ。タイヤを選択する際には、レース開催が例年よりもすこし遅く、気候もやや涼しいということを考慮した。レースペースも良好のはずだと私は自信を持っているよ」

1 F・マッサ フェラーリ
2 K・ライコネン マクラーレン
3 J・トゥルーリ トヨタ
4 F・アロンソ ルノー
5 R・バリチェロ ホンダ
6 G・フィジケラ ルノー
7 R・シューマッハー トヨタ
8 N・ハイドフェルド ザウバー
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