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Rd.8 Grand Prix of France
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フランスGP予選 J.トゥルーリが2戦連続の8番手
R.シューマッハーは僅差で惜しくも最終第3セッションに進めず。
11番手から決勝へ


2007年6月30日(土)(フランス・マニクール発)

F1第8戦フランスGPの公式練習第3回目と予選が、マニクール・サーキットで行われた。午前11時から開始された公式練習第3回目は、曇り空の下、気温 21度、路面温度33度、湿度62%と昨日に引き続き若干涼しいコンディション。予選、決勝へ向け最後の準備を行ったパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーは、それぞれ9番手、14番手タイムを刻みセッションを終えた。午後2時、気温24度、路面温度44度、湿度 48%と絶好のコンディションで開始された予選では、予選第1セッションでラルフ・シューマッハーが7番手と好タイムをマーク。ヤルノ・トゥルーリはセッション終盤のアタックを中断することとなったが、15番手に入り、2台揃って予選第2セッションへと進出を決めた。予選第2セッションでは、セッション終盤に激しいタイムアタックが繰り広げられ、ヤルノ・トゥルーリが10番手で最終第3セッションへ進出。ラルフ・シューマッハーは惜しくも、僅差の11番手で第3セッション進出を逃した。ヤルノ・トゥルーリは最終第3セッションでも好走を見せ8番手グリッドを獲得。11番手グリッドスタートのラルフ・シューマッハーと共に、明日の決勝レースで更なるポイント獲得へと挑む。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー12
シャシー:TF107/06



公式練習3回目 : 9番手 1分15秒801(トップと0.958秒差) 19周
予選第1セッション : 15番手 1分16秒118(トップと1.313秒差) 5周
予選第2セッション : 10番手 1分15秒379(トップと0.584秒差) 6周
予選第3セッション : 8番手 1分15秒935(トップと0.901秒差) 12周
グリッド : 8番手(暫定)

「良い予選セッションとなり、結果には満足している。チームと私は公式練習中に懸命な努力を続けて来たが、それはほぼ上手く行き、予選で最大限の力を発揮出来た。私も上手くやれたと思うし、チームも良くやってくれた。予選第2セッションの最後に良いアタックが出来たことで、最終第3セッションに進めた。自分が成し遂げたパフォーマンスには満足している。また、最終第3セッションでも“TF107”の全てを引き出すべく全力を尽くし、最高ラップは、ライバル勢とも非常に接近したタイムとなった。6番手とはコンマ1秒強の差でしかない。決勝レースを戦うのを楽しみにしている。前戦アメリカGPでは、8番手からスタートして、好走し、6位フィニッシュを果たすことが出来た。明日も更なる好結果を望んでいる」

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー11
シャシー:TF107/05



公式練習3回目 : 14番手 1分15秒944(トップと1.101秒差) 22周
予選第1セッション : 7番手 1分15秒760(トップと0.955秒差) 6周
予選第2セッション : 11番手 1分15秒534(トップと0.739秒差) 6周
グリッド : 11番手(暫定)

「全体的にはこの結果に満足している。我々は予選でトップ10入りすることは、やや困難かもしれないと思っていた。とはいえもちろん予選でトップ10入りすることは我々の目標であった。予選第1セッションでは、私は非常に良い走行を2回に渡るアタックでこなし、難なく予選第2セッションへと進出出来た。我々のチームからは1台が最終第3セッションへ進出する事が出来たが、各車のタイムは非常に接近しており、私は本当に僅かな差で最終第3セッション進出を逃してしまった。私のアタックラップは問題ないものだったが、中盤区間では理想的とは言えず、そこで若干タイムをロスしてしまった。しかし、非常にタイムが接近した中でのレースでは、何が起こるか分からないので、私は明日のレースに期待している。我々は明日の決勝へ向けて、どのような戦略が最良となるかを考察し、そしてまた、レース距離における最良のタイヤの使い方を見出す必要がある。私は明日のレースが上手く行くと信じている。目標はポイント獲得だ」

パスカル・バセロン :
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「我々にとって非常に良い予選セッションであった。まず最初に言っておきたいのは、タイムが非常に接近していたということだ。僅かコンマ1秒の違いで、グリッド前方へ進むか、大きく後退するかが決まってしまった。また、2種類のタイヤの違いも明確になった。今日はソフトタイヤの方が良い性能を発揮していたが、もちろん明日も同様になるとは限らない。我々の2人のドライバーは良い走りを見せてくれた。ラルフ・シューマッハーは特に、予選第1セッションで7番手というタイムを刻み、予選第2セッションではそれを上回る好タイムを記録しながらも、僅かに及ばず最終セッション進出を逃し、残念であった。ヤルノ・トゥルーリは再び予選で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。第1セッションでは赤旗が出されたと思い、終盤にアタックを中断したにもかかわらず、15番手で第2セッションに進出出来た。続く2つのセッションでは好走を見せ、良いタイムをマークしてくれた。彼の最終的な予選8番手というポジションは勇気づけられるものだ。8番手と11番手というスターティンググリッドは期待が持てる位置である。明日の目標は2台揃ってポイントを獲得することだ」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「予選は本当にタフな戦いだった。今日こそは2台揃ってトップ10入りが出来ると思っていたが、ぎりぎりで実現出来なかった。ヤルノ・トゥルーリは高速の第3ターンでのアンダーステアに悩んでいたが、予選第2セッションから上手く解消出来、予選第3セッションへ駒を進めることが出来た。今日が誕生日のラルフ・シューマッハーはチーム一丸で予選第3セッション進出を目指し、予選第1セッションからソフトタイヤを2セット投入するなどしたが、11番目と僅かに最終予選進出に届かなかった。明日の決勝レースは雨の予想もあるので、様々なケースを想定し準備を進め、上位でのポイント獲得を目指す」

Result
1 F・マッサ フェラーリ
2 L・ハミルトン マクラーレン
3 K・ライコネン フェラーリ
4 R・クビサ BMW
5 G・フィジケラ ルノー
6 H・コバライネン ルノー
7 N・ハイドフェルド BMW
8 J・トゥルーリ トヨタ
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