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Rd.9 Grand Prix of Great Britain
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ヨーロッパ2連戦第2ラウンド 第9戦イギリスGPへ挑む
事前のテストで好走を見せたR.シューマッハーとJ.トゥルーリがポイント獲得を目指す

2007年7月2日(月)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、1日(日)にフランス・マニクールで行われた第8戦フランスGPを終え、休む間もなく今週末のイギリスGPに臨む。チームは残念な結果に終わったフランスGPの後、1950年に初めてのF1世界選手権が開催されたシルバーストーン・サーキットへと向かう。ヤルノ・トゥルーリは、前戦フランスGPにおいて、好調な予選結果を得ながらも、決勝レースでは1周目にしてレースを終えることとなってしまった。一方、ラルフ・シューマッハーは、最初の給油ピットインまでの間、前走車を追い抜くには至らず、その後、有望なラップタイムでの走行を重ねることが出来たにもかかわらず、ポイント獲得はならなかった。僅か数日のインターバルを経て、チームはドーバー海峡を越え、イギリス・ノーザンプトンに位置する、F1GPの中でも最速のサーキットの一つであるシルバーストーン・サーキットへと移動する。ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、今週末のレースへ向け、先月同サーキットでのテストを行い、ブリヂストンタイヤのソフト及びミディアムタイヤのコンパウンドを比較すると共に、セットアップ作業を行って来た。テストは順調に進み、ラルフ・シューマッハーは前戦フランスGPの決勝レースでも速さを見せた。このことは、今週末のイギリスGPでポイント獲得圏内へと復帰することへの可能性を示しており、チームはポイント獲得を確信している。

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー11

「私はイギリスGPを楽しみにしている。イギリスでのレースファンは、熱狂的で、本当にモータースポーツを愛している。彼らは国籍に関係なく、全てのドライバーを応援してくれる。シルバーストーン・サーキットは非常に高速でチャレンジングなサーキットだが、我々は先月末に同コースでテストを行っており、悪くない状態にあると思っている。前戦フランスGPでの結果は予想通りには行かなかったが、いくつか良い点も見出すことが出来た。私は序盤、前走車に阻まれ多くの時間をロスしたが、その後は非常に好調で、私のラップタイムは、走行していた位置から想像されるよりはるかに速いペースであった。せっかく良いチャンスであっただけにポイントが獲得出来なかったのは本当に残念だ。しかし、改善は続いており、再びポイント圏内へと戻れると確信している」

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー12  

「シルバーストーン・サーキットは非常に高速で、F1カレンダーの中でも、恐らく最速のモンツァ・サーキットに次ぐ高速サーキットだろう。周回の前半に連続する高速コーナーは最も難しく、非常に高速なハンガーストレートへ向け、タイムをロスしやすい場所だ。1周が長く、ドライバーだけでなく、チームにとってもセットアップ面で挑戦し甲斐があるサーキットだ。同様に、ドライバーにも、F1カーから最高のラップタイムを引き出すための能力が要求される。シルバーストーン・サーキットには全ての異なるタイプのコーナーが存在しており、コーナーでのグリップと、ストレートで最高速を得るためには妥協点を見出す必要がある。高ポイントを獲得するチャンスのフランスGPだったが、1周目のヘアピンでミスを犯しクラッシュし、期待外れの結果に終わってしまった。しかし、我々のレースペースが悪くなかったことは分かっており、今週末のイギリスGPでは、再びポイント獲得という目標へと挑む」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「我々は、2週間前にシルバーストーンで有意義なテストをこなして来ており、次戦イギリスGPへ向け自信を持って臨む。テストでは、フランスGPでも用いた、アップグレードされたパッケージのいくつかの空力部品を評価し、また、イギリスGPへ向けたセットアップも行った。イギリスGPでは、フランスGPと同じ空力パッケージを持ち込むが、これは、2つのサーキットが、全く同じではないものの、似た特徴を持っているからだ。セットアップ面では、多くの高速コーナーを持ち、平均速度が非常に高い。それは、高速コーナーを速く走り抜けるために、より高いダウンフォースが要求されるということであるが、高速なサーキットであるだけに、空気抵抗も考慮する必要がある。この点で妥協が必要となるが、我々はテストの後、ほぼ満足行く空力セッティングを見出すことが出来た。シルバーストーンでのテストは順調に進み、両ドライバー共に“TF107”が十分に速いということを実感しており、残念な結果に終わったフランスGPの後、今週こそ再びポイント獲得へと雪辱を果たせる自信を持っている」