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Rd.17 Grand Prix of Brazil
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ブラジルGPを振り返る ヤルノ・トゥルーリ Q+A

●ブラジルGPでは8位でしたが、シーズンの締め括りとして良い終わり方だったでしょうか?
「そうだね、私にとってはポジティブな結果だった。シーズンを通してチームは本当に一生懸命仕事をしたが、様々な理由があり、トップ8圏内でフィニッシュできたのは久しぶりのことだった。再びポイントを獲得してシーズンを終えられたのは良かったし、来シーズンに向けて仕事をする我々に更なるモチベーションを与えてくれた」

●今回の週末は全体的にどんな感じの流れでしたか?
「私にとって今回の週末の金曜日はかなり難しい滑り出しだった。フリー走行の最初の段階から私はクルマに違和感があり、我々はいくつか問題を抱えているように思えた。バランスは問題なかったが、とにかくタイヤを最適な形で使うことができていないようだった。もちろん濡れた路面自体、助けにはならなかったが、ラルフのパフォーマンスを見れば、路面状況だけが問題ではないことがわかっていた」

●その問題は解決できたのですか?
「土曜日にスペアカーに乗り換えたところ、その後は断然心地よく感じることができた。チームはクルマを交換するために本当に一生懸命仕事をしてくれたし、その努力の甲斐もあった。セットアップが大幅に改善されたからね。クルマの感触はかなり良く、かなりプッシュすることができた」

●予選のパフォーマンスには満足でしたか?
「予選でクルマはかなり調子が良く、これについては私も満足だった。また8位に入れて嬉しかったね。我々は何も問題なく予選第1セッションを突破し、第2セッションはいつもかなり僅差になるものの私は自分のラップに満足できた。そのお陰で一つもトラブルを抱えることなく第3セッションに進出した。最後のフライングラップは、自分たちの戦略を考慮すればかなりいい出来映えだったと思うし、8位というのは悪い結果ではなかった」

●レースでは3回ストップ作戦を選択しましたが、これは上手くいきましたか?
「あの時の選択肢は、オプションタイヤで本来自分が望んでいるよりも長めに走って2回ストップにするか、あるいはストップ回数を1回増やしてオプションタイヤを使う周回を短めにするかのどちらかだった。スーパーソフトのオプションタイヤを履いて長い周回を走ることにはしっくりきていなかった。フリー走行中にかなり多くのグレイニング(めくれ摩耗)に見舞われていたため、我々は3回ストップ作戦に賭けてみることにしたんだ。2回ストップを選択した各車に比べてピット作業に費やす時間が長くなるため、この戦略にはリスクもあった。そのため私はポイント獲得を目指して戦うために、良いペースをずっと維持する必要があった。我々は正しい判断をしたと思うし、ちゃんとした結果を手にすることができ、その判断は報われたと思う」

●ラルフ・シューマッハーがチームを去ることに関して、何か思うことはありますか?
「ラルフはトヨタで3年間私のチームメートだったが、私のF1キャリアの中でチームメートがこれほど長い間同じだったことは一度もないと思う。F1ではどんなチームであれチームメートとの間には常に競争があり、誰もがチームメートに勝ちたいと思っている。だがラルフとは非常に公正なバトルができた。我々は二人ともチームの進歩を助けるという同じ目標を持っていたし、クルマの開発のために二人が一緒になって仕事をした。私は彼のこれからの未来に対し最善を願っている」

●これで今シーズンは終わりましたが、すでにあなたは2008年に目を向けているのでしょうか?
「F1の世界では決して開発が停止することはないから、1シーズンが終わった時点でチームは既に次のシーズンのことを考えている。私は冬のテストが始まる前に自分の家族と一緒に短い休暇を取るが、ファクトリーのスタッフのみんながTF108の開発に全力で取り組んでいることは私も知っている。2007年の我々は厳しいシーズンを過ごしたが、自分たちが改善しなければならない所は分かっているし、チームは成功を目指して大いにやる気に満ちている。今年は何度か厳しい時期を経験したが、チームは決して諦めなかったし、今の我々はパフォーマンスを向上させ、2008年にもっと良いシーズンを味わえるチャンスを手にしている」