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Rd.3 Grand Prix of Bahrain
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F1第3戦バーレーンGP公式練習 強風の中で走行開始
J.トゥルーリとT.グロックが共に50周以上を走破しデータを収集

2008年4月4日(バーレーン)

F1第3戦バーレーンGPの公式練習1回目と2回目がバーレーン王国 のバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。バーレー ンは好天に恵まれたものの風が強く、午前10時から1時間半に 渡って行われた公式練習1回目は、滑りやすい路面コンディションの下 で、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は精力的に周回を重ね、 J.トゥルーリは27周をこなし8番手タイム。T.グロックは 28周で11番手につけた。午後2時からの公式練習2回目も順調に 走行を続け、データを収集。明日の予選、日曜日の決勝へ向け順調に バーレーンGPの初日を終えた。


ヤルノ・トゥルーリ: カー・ナンバー11
シャシー:TF108/02



公式練習1回目:8番手 1分33秒539(トップと1.306秒差) 27周
公式練習2回目:14番手 1分33秒822(トップと2.402秒差) 38周

「順調に行った公式練習初日だった。午前中のサーキット路面は予想通り埃っぽく滑りやすかったよ。また、今日はとても風が強く、2回のセッションでは別の方向からの突風に見舞われた。風と格闘しながらの一日となったけれど、まだ全体的に見ると、若干改良を行う必要があるね。我々は2月にここバーレーンでテストを行っており、その甲斐あって今日は予想通り順調に準備を進めることが出来た。バーレーン・インターナショナル・サーキットは素晴らしくチャレンジングなサーキットで、私はここでは常に力強いレースを戦って来ている。それだけに今週末を楽しみにしているよ。マレーシアGPでの結果は、“TF108”の競争力が高いことを示している。だから、開発を継続することと、可能な限り多くのポイント獲得を狙っていくことが重要だろうね。」

ティモ・グロック : カー・ナンバー12
シャシー:TF108/01



公式練習1回目:11番手 1分33秒929(トップと1.696秒差) 28周
公式練習2回目:15番手 1分33秒856(トップと2.436秒差) 30周

「有意義な一日だった。そして公式練習2回目は、1回目よりも更に上手く進んだよ。午前中はブレーキング時の安定性について若干の問題を抱えていたんだけれど、インターバルを経て、コース路面は良くなり、“TF108”の開発とセットアップをこなすことが出来た。スタッフが良い仕事をしてくれたおかげで、我々は正しい方向へと進み、ロングランにおいて更に好感触になったよ。2月にここで行ったテストは我々にとって有意義なものだった。この週末へ向けて心配なのは、強風の可能性が高いということだ。もし風が非常に強かったら、問題になるだろう。もっともそれは誰にとっても同じことだけれどね。」

ディーター・ガス
レース&テスト チーフエンジニア

「全体的に今日こなした作業には満足している。唯一午後のセッション序盤に、ティモのクルマにマイナートラブルが発生したが、すぐに修復する事が出来た。それ以外は、予定されたプログラム通りに進行出来た。タイヤに関しては、冬季オフシーズン中のここバーレーンでのテストではオプションタイヤが供給されなかったけれども、何をやらなくてはいけないかについては良く分かっていた。全体的なコンディションもまた2月のテスト時とは異なっていた。風が問題になることは予測していたが、明日、そして日曜日も更に強くなる可能性があり、そうなれば影響はあるだろう。とはいえ、我々は更なる好結果を目指して、いつも通りハードにプッシュして行く。」

新居章年
技術コーディネーション担当ディレクター

「バーレーン特有の変わり易い風が吹き、路面にも砂が多く滑りやすいコンディションだったが、まずは順調にプログラムを消化することが出来た。特に昨年とは違うタイヤの組み合わせとなったことで、昨年使用しなかったオプション(ソフト)タイヤのデータを得ることが重要だったが、それも順調に進み、予選、レースに向けては作戦も立てやすくなった。タイムについては、今日はある程度割り切って進めたので気にはしていない。 明日のプラクティスでは予選に向けた準備も行い、良いグリッドポジションでレースに臨めるように進めて行く。」

Result
1 N・ロズベルグ ウィリアムズ
2 F・マッサ フェラーリ
3 M・ウェバー レッドブル
4 J・トゥルーリ トヨタ
5 D・クルサード レッドブル
6 中嶋一貴 ウィリアムズ
7 R・クビサ BMW
8 N・ピケ ルノー
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