北の大地でダブルヘッダーを開催
大量ポイントの獲得が可能で、重要な戦いとなる

　前戦の第4戦では、昨年のシリーズチャンピオンとなる#1佐々木雅弘選手がシーズン2勝目を獲得し、シリーズランキングの首位に返り咲いた。ただ、佐々木選手とシリーズランキング2位に付けている#31青木孝行選手に対して、7月14日に公示したブルテンNo.10で、第3戦の車両規定違反により当該大会のシリーズポイントの剥奪とともに5点のペナルティーポイントが与えられた。競技規定によると5点のペナルティーポイントは、10グリッド降格の罰則が課される。そのため、両選手は第5戦での厳しい戦いが予想される。

　よって、現状でシリーズランキング3位に付けている#97近藤翼選手や4位の#47蒲生尚弥選手、5位の#770山田英二選手なども、2連戦での成績次第ではシリーズランキングトップに躍り出るチャンスがある。

　また北海道が地元で、昨年の十勝スピードウェイで実施された第5戦でポールポジションを獲得した#369平中克幸選手や、同じ大会で表彰台に登ったものの第7戦の予選でクラッシュという苦い経験をした#370元嶋佑弥選手は、チーム体制が整いGOODYEAR RACINGからエントリー。2台のGOODYEARカラーのマシンにも注目したい。

　一方のクラブマンシリーズは、第4戦が終了した時点でランキングトップの#771菱井將文選手から4位の#500/600小野田貴俊選手までが13ポイント差と白熱したシリーズチャンピオン争いを行なっている。ランキングトップの菱井選手、2位の#38神谷裕幸選手、3位の#84橋本洋平選手、4位の小野田選手は、十勝の2連戦にエントリーしている。

　これまでの4戦の戦いを見ても、上位4選手の実力は拮抗しているので、予選からコンマ数秒差の争いが繰り広げられるはず。連戦となるので、第5戦から速さを見せたドライバーが第6戦でも活躍する可能性が高い。4人のドライバーの中で、誰が十勝スピードウェイをいち早く攻略するのかが見物となる。