TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
Rd.1 鈴鹿サーキット 大会情報

6年目のシーズンもプロ/クラブマンともに目の離せない戦いが繰り広げられる

 2013年に華々しくスタートしたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、昨シーズンで5年目の戦いが終了した。そして、2018年3月31日に開幕する初戦の鈴鹿サーキットラウンドで、6年目のシーズンに突入することになる。
 年を追うごとにエントリー台数が増えてきた86/BRZ Race。2017年シーズンにエントリーした台数は延べ860台を数え、第6戦の富士スピードウェイラウンドではプロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズを合わせて過去最高となる133台ものマシンが出走した。
 迎える2018年シーズンもNetz Cup Vitz Raceなどからのステップアップ組やプロフェッショナルシリーズに新たに参戦するレーシングドライバーの情報などもあり、多くの台数がエントリーしてきた。

2018シーズン 大会開催日程
2018シーズン 大会開催日程

 今シーズンもプロとクラブマンの2シリーズ制は維持されるが、スケジュールやポイント制度などに変更が見受けられる。開催スケジュールでは、2014年から4年連続で開幕戦はツインリンクもてぎで実施されてきたが、今年は鈴鹿サーキットが舞台となる。そして、複数回の開催があった富士スピードウェイラウンドだが、今シーズンは7月21日~22日の第5戦の一戦のみとなっている。代わりとして、鈴鹿サーキットは開幕戦と最終戦の2ラウンドが予定されている。
 大会数も変更があり、今シーズンは8ラウンド9戦でシリーズが競われる。また、両シリーズともにこれまでは有効ポイント制が採用されていたが、今シーズンのプロフェッショナルシリーズは全戦有効ポイント制になる。つまり、どのラウンドもポイントを落とすことができない戦いで、例年よりもさらにコンスタントにポイントを積み重ねることがシリーズチャンピオンへの必須条件となりそうだ。クラブマンシリーズについては、8大会9戦中で獲得ポイントの高い5戦分が有効になることに変わりはない。

2018シーズン 大会開催日程
2018シーズン 大会開催日程
優勝こそ無かったが9戦中6回という高い表彰台獲得率でポイントを積み上げ、プロフェッショナルシリーズチャンピオン戴冠を成し遂げた近藤翼選手
優勝こそ無かったが9戦中6回という高い表彰台獲得率でポイントを積み上げ、プロフェッショナルシリーズチャンピオン戴冠を成し遂げた近藤翼選手

 エントリーリストに目をやるとプロフェッショナルシリーズには34台、クラブマンシリーズには79台の計113台がエントリーする。これは、開幕戦としては最多を数えている。
 プロフェッショナルシリーズは、念願のシリーズチャンピオンを獲得しカーナンバー1を付けることになった♯1近藤翼選手を始めとして、2017年のシリーズランキング10位までの選手は全員が継続して参戦する。新規エントリーするドライバーとしては、スーパーGT300クラスのシリーズチャンピオンも経験している♯123松井孝允選手がNETZ TOYAMA Racingから参戦。若手ドライバーとしては、♯7堤優威選手や♯178吉田綜一郎選手がクラブマンシリーズからステップアップするので、国内のトップドライバーに対してどのような戦いをみせるのか注目したい。

優勝こそ無かったが9戦中6回という高い表彰台獲得率でポイントを積み上げ、プロフェッショナルシリーズチャンピオン戴冠を成し遂げた近藤翼選手
優勝こそ無かったが9戦中6回という高い表彰台獲得率でポイントを積み上げ、プロフェッショナルシリーズチャンピオン戴冠を成し遂げた近藤翼選手
Vitz Raceでは2度の関西タイトル獲得ののち、86/BRZ Raceにステップアップし、初年度から参戦し続けてきて、クラブマンシリーズで悲願のチャンピオンとなった神谷裕幸選手
Vitz Raceでは2度の関西タイトル獲得ののち、86/BRZ Raceにステップアップし、初年度から参戦し続けてきて、クラブマンシリーズで悲願のチャンピオンとなった神谷裕幸選手

 79台がエントリーしたクラブマンシリーズは、2017年のシリーズチャンピオンとなった♯0神谷裕幸選手がディフェンディングチャンピオンとして連覇を狙う。昨年のシリーズランキングトップ10のドライバーでは、2位の♯600小野田貴俊選手や4位の#84橋本洋平選手、8位の♯703花里祐弥選手、9位の♯70庄司雄磨選手が初戦にエントリーしているが、その他のドライバーの名前は見当たらない。これらの注目ドライバーに加えて、2016年のシリーズチャンピオン♯713松原怜史選手が2年ぶりにフル参戦を果たす。シリーズチャンピオン争いは、神谷選手や小野田選手、橋本選手、松原選手を中心に展開していくことが予想される。これらのベテランドライバーの牙城を、若手や新規参戦ドライバーがいかに崩していくかが見物といえる。

Vitz Raceでは2度の関西タイトル獲得ののち、86/BRZ Raceにステップアップし、初年度から参戦し続けてきて、クラブマンシリーズで悲願のチャンピオンとなった神谷裕幸選手
Vitz Raceでは2度の関西タイトル獲得ののち、86/BRZ Raceにステップアップし、初年度から参戦し続けてきて、クラブマンシリーズで悲願のチャンピオンとなった神谷裕幸選手

 6年目のシーズンを迎える2018年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceの開幕戦は、鈴鹿サーキットで3月31日(土)に予選、4月1日(日)に決勝が行なわれる。



大会基本情報

日程:
3月31日(土)~4月1日(日)
開催サーキット:
鈴鹿サーキット
住所:
三重県鈴鹿市稲生町7992
1周距離:
5.807km
コース幅:
9.2~15m
コースレコード:
2’30”964 服部尚貴
周回数:
8
レース距離:
46.456km
最大決勝出走台数:
40台

コース図

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過去の結果

※2017年は天候不良のため開催中止

プロフェッショナルシリーズ

年度 優勝者 優勝タイム FL記録者 FLタイム PP記録者 PPタイム
2016 井口卓人 20'24.869 井口卓人 2’31.726 井口卓人 2’31.572 レポート

クラブマンシリーズ

年度 優勝者 優勝タイム FL記録者 FLタイム PP記録者 PPタイム
2016 松原怜史 20'46.099 庄司雄磨 2'34.357 松原怜史 2'34.015 レポート

FL:ファステストラップ、 PP:ポールポジション

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!

全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

>J SPORTS(MOTOR GAMES TV)はこちら
第1大会 第1戦 鈴鹿サーキット 放送スケジュール
4月23日(月)21:00~21:30(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)

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