そして第2戦は、東北随一のサーキットとなるスポーツランドSUGOが舞台。4月28日（土）に予選、4月29日（日）に決勝が行なわれる。エントリー台数は、クラブマンシリーズが55台で、プロフェッショナルシリーズが30台の計85台。昨シーズンと一昨年のシーズンが合計で78台のエントリーだったので、スポーツランドSUGOラウンドとしては過去最多のエントリー台数となる。

　プロフェッショナルシリーズには、事前の段階だが海外のタイヤメーカーが新たに参戦するべく準備しているという情報がもたらされている。これまで複数の海外タイヤメーカーが参戦を検討していたが実現に至ったことはなく、もし参戦することになれば初の事例。今シーズンのプロフェッショナルシリーズは、現段階でブリヂストンとダンロップの戦いとなっているので、この二強に迫れるかが注目となる。また、ドライバーとしては、3年ぶりの優勝を果たした織戸選手はもちろん、開幕戦で初表彰台を獲得した#80菅波冬悟選手、シリーズ初参戦ながらも予選で6位を獲得した#123松井孝允選手、ポールポジションを獲得した#90阪口良平選手、決勝レースで順位を上げたBRZを駆る#87久保凛太郎選手、#88井口卓人選手など、ベテランドライバーと若手ドライバーの一騎打ちが見所となりそうだ。

　一方のクラブマンシリーズは、開幕戦での勝利を収めた神谷選手が連勝するのか、それともライバル勢が連勝を阻止するのかに注目が集まる。その一人と目されていたのが、昨シーズンのランキング2位となった#600小野田貴俊選手。だが、小野田選手は、開幕戦の予選で他車との接触によりマシンが大破してしまった。第2戦のエントリーリストに名前が入っていないため欠場となりそうだ。シリーズを盛り上げるためにも、早期の復帰を期待したい。第2戦で神谷選手のライバルとなりそうなのは、昨シーズンに活躍をみせた#84橋本洋平選手や#771菱井將文選手、#130松井宏太選手、埼玉トヨペットがサポートするGB CAMPからエントリーしている#522福岡宝昌選手、#523高橋泰裕選手などになる。神谷選手は、スポーツランドSUGOの走行経験が少ないということもあるので、走り慣れたドライバーが予選でトップに立てば優勝の可能性もあるだろう。