- TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
Rd.5 富士スピードウェイ 大会情報
プロフェッショナル、クラブマンシリーズ合わせて
過去最高の150台のマシンがエントリー
年間8大会9戦で競われている2018年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。6月23日(土)、24日(日)に岡山国際サーキットで第4戦が実施され、シーズンの半分が終了している。
ここまでの4戦を振り返るとプロフェッショナルシリーズは、初戦の鈴鹿サーキットが#17織戸学選手、第2戦のスポーツランドSUGOが#7堤優威選手、第3戦のオートポリスが#82谷口信輝選手、第4戦の岡山国際サーキットが#34佐々木雅弘選手とそれぞれのラウンドで異なる4名のドライバーが優勝している。ポイントランキングは、織戸選手が優勝1回と2位2回、5位と全戦でポイントを獲得していて合計58ポイント。2位は谷口選手で45ポイント、3位は佐々木選手で35ポイントとなっていて、織戸選手が選手権をリードしている。今シーズンからプロフェッショナルシリーズは全戦のポイントが有効となっているので、大量のポイント差がつかない限りは、終盤までシリーズチャンピオン争いがもつれ込むことになるだろう。
一方のクラブマンシリーズは、初戦の鈴鹿サーキットと第4戦の岡山国際サーキットが#0神谷裕幸選手、第2戦のスポーツランドSUGOが#713松原怜史選手、第3戦のオートポリスが#70庄司雄磨選手と3名のドライバーが優勝を果たしている。ポイントランキングは、神谷選手が61ポイントでリードしていて、庄司選手が49ポイントで2位、#25水谷大介選手が46ポイントで3位。クラブマンシリーズは、9戦中5戦の有効ポイント制となっていて、好成績を残した5戦のポイントで競われる。神谷選手は4戦中3戦で表彰台の登っていて、庄司選手と水谷選手がそれぞれ2回の表彰台を獲得。神谷選手が安定して成績を残しているので、シーズン後半も神谷選手が中心となりシリーズチャンピオン争いが繰り広げられていくはずだ。
シリーズの折り返しとなる第5戦は富士スピードウェイが舞台で、7月21日(土)に予選、22日(日)に決勝レースが行なわれる。毎戦、富士スピードウェイラウンドは多くのエントラントを集めるが、今戦はプロフェッショナルシリーズが40台、クラブマンシリーズが110台の合計150台のマシンが出場を予定している。2017年の第6戦として実施された富士スピードウェイラウンドが、2クラス合わせて133台のエントリーで過去最多だったが、今回はそのときを17台上回る150台がエントリーする。
プロフェッショナルシリーズでは、近年の富士スピードウェイラウンドで速さをみせているのが、#1近藤翼選手や#80服部尚貴選手、#31青木孝行選手となっていて、それぞれ2勝(特別戦も含む)を挙げている。
また、第2戦で6位に入った#287山下健太選手や#500坪井翔選手のSUPER GTでも活躍している若手ドライバーもスポット参戦。シリーズエントリーしている#7堤優威選手、#18平木湧也選手、#80菅波冬悟選手との同世代対決も見所のひとつとなる。
日本最長のストレートを誇る富士スピードウェイは、スリップストリームが効くので、予選ではコースインのタイミングがいつも以上に重要となる。しかも、プロフェッショナルシリーズでは1秒以内に20台のマシンが入ることも多いので、コンマ1秒差でも大きく順位が入れ替わってくる。白熱したタイムアタックが行なわれる予選から注目していきたい。
110台がエントリーするクラブマンシリーズは、シリーズチャンピオン争いを行なっているドライバーはもちろん出場するが、富士スピードウェイラウンドだけにスポット参戦する選手も多い。注目のドライバーとして挙げられるのが、#425小塚崇彦選手。名前に見覚えがある人も多いはずで、2010年のバンクーバー五輪に出場した元フィギュアスケート選手になる。埼玉トヨペットが全面的に参戦をサポートする「GB CAMP」よりエントリー。初のレース参戦になるが、トップアスリートがどのような走りをみせるのか注目したい。
また、今戦からクラブマンシリーズでは韓国のタイヤメーカーとなるNEXENのN Fera SUR4Gが使用可能となった。どの程度のパフォーマンスを発揮するか定かではないが、好成績を残すことがあれば、シーズン後半には装着率がアップしていくはず。現状では、ダンロップのDIREZZA β02とブリヂストンのPOTENZA RE-12Dが優勢なので、2強に割って入るか見物となる。
富士スピードウェイの決勝レースは最大出走台数が45台なので、クラブマンシリーズでは20台の予選落ちが発生する。予選落ちを回避するために、プロフェッショナルシリーズにも匹敵する激しいタイムアタックが繰り広げられるので、クラブマンシリーズも予選から見届けたい。
大会基本情報
- 日程:
- 7月21日(土)~22日(日)
- 開催サーキット:
- 富士スピードウェイ
- 住所:
- 静岡県駿東郡小山町中日向694
- 1周距離:
- 4.563km
- コース幅:
- 15~25m
- コースレコード:
- 2'03"263 近藤翼
- 周回数:
- 10
- レース距離:
- 45.630Km
- 最大決勝出走台数:
- 45台
コース図
OYAMA TODAY
- mm
- °C
- °C
過去の結果
プロフェッショナルシリーズ
年度 | 優勝者 | 優勝タイム | FL記録者 | FLタイム | PP記録者 | PPタイム | |
2017 | 青木孝行 | 20'57.236 | 近藤翼 | 2'04.746 | 近藤翼 | 2'03.263 | レポート |
クラブマンシリーズ
年度 | 優勝者 | 優勝タイム | FL記録者 | FLタイム | PP記録者 | PPタイム | |
2017 | 神谷裕幸 | 21'00.295 | 松原亮二 | 2'05.149 | 松原亮二 | 2'04.720 | レポート |
FL:ファステストラップ、 PP:ポールポジション
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!
全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。
>J SPORTS(MOTOR GAMES TV)はこちら- 第5大会 第5戦 富士スピードウェイ 放送スケジュール
- 8月13日(月)21:00~(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)