MOTEGI
86/BRZ Race 2019 第7戦 ツインリンクもてぎ
クラブマン、プロフェッショナルシリーズともに
シリーズチャンピオン争いが佳境を迎える
3月末に鈴鹿サーキットで開幕した2019年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、残すところ2戦となった。年間8戦で競われるシリーズは、8月17日(土)、18日(日)に十勝スピードウェイで第6戦が実施され、プロフェッショナルシリーズはポールポジションから♯1谷口信輝選手が決勝第1ヒートと第2ヒートともに制覇する完全優勝を飾った。クラブマンシリーズ・エキスパートクラスはこちらもポールポジションを獲得した♯305水野大選手が2ヒートともに制するパーフェクトウィン。クラブマンシリーズ・オープンクラスも♯12今井清則選手がポールトゥウィンと、どのクラスもポールポジションを獲得した選手が2ヒートともに制す圧巻な戦いを見せた。
プロフェッショナルシリーズは第5戦を終えた時点で♯7堤優威選手がポイントスタンディングの最上位となっていたが、第6戦の結果を受けて♯98近藤翼選手が84.5ポイントで首位、2位は谷口選手で78ポイント、3位は堤選手で74.5ポイント、4位が♯90阪口良平選手で63ポイントとなっていて、5位以降の選手もシリーズチャンピオンの可能性を残しているが、チャンピオン争いは実質的に上位4名の戦いとなる。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは、第5戦を終了した時点でシーズン3勝を達成していた♯84橋本洋平選手が、第6戦の結果次第ではシリーズチャンピオンに王手を掛ける状態だった。しかし、ランキング2位に付けていた水野選手が意地を見せて十勝スピードウェイラウンドで2ヒートともに優勝を果たしたため、橋本選手が113ポイントでシリーズランキング首位は守ったものの4.5ポイント差で水野選手が追う展開となった。3位には♯38神谷裕幸選手が付けている。
クラブマンシリーズ・オープンクラスもシリーズチャンピオン争いが激化している。第5戦終了時点では♯758安藤正明選手と♯759湯川祐太朗選手のチームメイトがポイントスタンディングの上位を争っていたが、両者は十勝スピードウェイラウンドをパス。第6戦で2位を獲得した♯40志賀俊方選手が86.5ポイントでランキングトップに立った。2位は安藤選手で83ポイント、3位は今井選手で76.5ポイント、4位は湯川選手で63ポイントとなっていて、クラブマンシリーズ・オープンクラスも4名のチャンピオン争いとなりそうだ。
迎える第7戦は栃木県のツインリンクもてぎが舞台で、9月14日(土)に予選、15日(日)に決勝レースを実施。今戦はスーパー耐久シリーズ第5戦と併催となり、決勝レースは1ヒートのみの戦いとなる。そのためポールポジションとファステストラップ、優勝を果たしても積み重ねられる22ポイント。3クラスともにシリーズチャンピオン争いは最終戦に持ち込まれるはずだが、誰しもが少しでも有利な状態で最終戦を迎えたいと思っているはず。それだけに、第7戦のツインリンクもてぎは負けられない戦いとなる。
プロフェッショナルシリーズにエントリーするのは、シリーズチャンピオン候補を含めた32台。スポットで年間数戦にエントリーしている♯287山下健太選手や♯500坪井翔選手といったTDPドライバーの名前も見受けられ、彼らがチャンピオン争いをしているドライバーにどのように食い込んでいくかも見物となる。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは30台がエントリー。熾烈なシリーズチャンピオン争いを繰り広げている橋本選手と水野選手の戦いとともに、地元の栃木トヨタをスポンサーとしている♯56鶴賀義幸選手の戦いもチェックしたい。
クラブマンシリーズ・オープンクラスには、49台がエントリーしている。ツインリンクもてぎの決勝レースでの最大出走台数は45台なので、4台がオープンクラスのグリッドには並べなくなってしまう。だが上位45台に入れなかったマシンも、エキスパートクラスの最後方から間隔を空けて決勝レースに参加できる。このように参加者が最後までレースを楽しめるのも86/BRZ Raceの特徴といえる。
オープンクラスのランキングトップとなった志賀選手が所属するトヨタカローラ新茨城は、ツインリンクもてぎがホームコースといえるので多くの応援団が駆けつける。その声援を力にできるかが、シリーズチャンピオン争いのカギになるだろう。
3クラスで111台が揃った第7戦のツインリンクもてぎは、予選から熾烈なタイムアタック合戦になるので、ぜひ14日の予選から見届けてもらいたい。
大会基本情報
- 日程:
- 9月14日(土) ~ 15日(日)
- 開催サーキット:
- ツインリンクもてぎ
- 住所:
- 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
- 1周距離:
- 4.801km
- コース幅:
- 12~15m
- コースレコード:
- 2'17"061 佐々木雅弘
- 周回数:
- 10
- ヒート距離:
- 48.010Km
- ヒート制:
- 1ヒート
- 最大決勝出走台数:
- 45台
コース図
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