CONCEPT

日々クルマが進化する
レース現場

WRC＊のノウハウを市販車に注ぎ込んだGRヤリス。2020年9月の発売以降、モリゾウ選手こと豊田章男氏が自らハンドルを握り、
プライベーターチーム“ROOKIE Racing”からスーパー耐久シリーズ（S耐）への参戦や、全日本ラリー選手権などで実戦投入されてきた。

過酷なレース現場のなかで「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーとエンジニアとともに鍛え上げたGRヤリスは、
デビューイヤーでそれぞれシリーズチャンピオン獲得を達成している。
＊世界ラリー選手権 (World Rally Championship)の略称。

ドライバーとともに成長していく相棒

ドライバーがクルマをより的確かつ安全にコントロールできるようにすること。モータースポーツの世界では、それが勝敗を分ける重要なカギとなる。
そのために、レース現場では選手一人ひとりに合わせた細かなセッティング、つまりヒトに寄り添ったクルマの進化（＝パーソナライズ）が行われている。
GRMNヤリスで目指したのは、そうしたレース現場さながらの、すべてのドライバーが安全で乗りやすく、そしてタイムが出るような “対話のできる”クルマづくり。
クルマからの声である車両情報を聞き取り、ペダルワークをはじめとしたクルマへの入出力をイメージ通りにするパーソナライズで、レースをともに戦う相棒へと成長させることができる。

DRIVER INTERVIEW

ドライバーファーストの開発

極限のモータースポーツをともに戦うプロドライバーたちと一緒に、GRMNヤリスを共同開発。
レース車両同様に、安全で乗りやすく、そしてタイムが出るような“対話のできる”クルマを目指した。
プロドライバーからの厳しい意見、そして妥協のない要求にもエンジニアが食らいつき「壊しては直す」を繰り返すことで、強いクルマへと鍛え上げている。

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  モリゾウ
  マスタードライバー / スーパー耐久 ROOKIE Racing ドライバー

  GRの先頭を走り続けるクルマへ。

  モータースポーツの現場では日々クルマが進化しています。GRMNヤリスでは、そんな“スピーディーかつヒトに合わせてクルマが進化する” ドライバーファーストの開発が行われました。従来のモデルチェンジサイクルの常識にとらわれない、アジャイルなアップデートの数々。モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを通して、GRの先頭を走り続けるような、進化の終わらないクルマをお届けします。

  
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  大嶋 和也
  TGRレーシングドライバー / GRヤリス開発ドライバー

  ギリギリまで追い込んで仕上げた。

  レースと同じように、GRMNヤリスにおいてもあえて開発ゴールは設定せず、もっと上のレベルを目指そうとひたすら改善を続けてきました。プロドライバーとして感じた改良ポイントをエンジニアに意見し続け、発売のギリギリまで追い込んで仕上げられたと思います。そして発売後も、よりよいクルマづくりへの手は緩めず、GRMNヤリスのさらなる進化を目指していくつもりです。

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  石浦 宏明
  TGRレーシングドライバー / GRヤリス開発ドライバー

  その場で対策、その場で開発。

  まず何よりも、クルマの開発体制そのものが大きく進化したと思います。GRMNヤリスではレース現場でのデータをタイムリーに分析し、その場で対策を実施。エンジニアがクルマをセットアップするスピード感とチームの一体感によって、思う存分GRMNヤリスの開発に挑むことができました。

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  勝田 範彦
  TGRレーシングドライバー / 全日本ラリー選手権ラリー・ドライバー

  モータースポーツで遊んでほしい。

  デフのバランス、エンジン、サスペンション、競技を通して進化させてきたすべての要素が盛り込まれたクルマに。とても尖った、遊べるクルマに仕上がっています。自由自在に操れるよう、とことん乗り込んで、腕を磨き、楽しんでもらいたいです。

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  佐々木 雅弘
  TGRレーシングドライバー / スーパー耐久 ROOKIE Racing ドライバー

  S耐を全身で感じ楽しめるクルマ。

  モータースポーツで勝つために生まれ、あらゆる環境で強いGRヤリス。オフロードのイメージが強いGRヤリスのロード性能を、S耐からのフィードバックを詰め込み徹底的に磨き上げた、レーシングマシンを疑似体験できるクルマ。GRMNヤリスをお楽しみください。

INTERIOR & EXTERIOR

CIRCUIT PACKAGE

RALLY PACKAGE

SPECIAL EQUIPMENT

レースで鍛えた特別なパーツを標準装備

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  レカロ製フルバケットシート（サイドエアバッグ付）

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  GRMN専用スポーツメーター ※写真は開発中のものです。実際の製品とは異なる場合がございます。

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  ボディ補強ブレース

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  カーボン（綾織CFRP）パーツ

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  ビルシュタイン製 減衰力調整式ショックアブソーバー ※サーキットパッケージ専用設定

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  BBS製 GRMN専用18インチホイール ※サーキットパッケージ専用設定

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  GR機械式LSD

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  GR強化メタルクラッチ&クラッチカバーセット

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  GRクロスミッション&Loファイナルギア

COLOR

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  マットスティール〈1M1〉＊1

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  プラチナホワイトパールマイカ〈089〉＊2

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  エモーショナルレッドⅡ〈3U5〉＊3

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  プレシャスブラックパール〈219〉＊3

PRICE/SPECS

SOFTWARE UPDATE & PERSONALIZE

進化の終わらないGRMNヤリス
― アップデートプログラム ―

ライトウェイトを武器に、ラリー、ダートトラック、サーキットなど、道を選ばず様々なレースで勝利を収めてきたGRヤリス。
毎戦毎戦、次々と起こる問題を未然に防ぐすべはなく、壊しては直すを繰り返し「安全にそして安心して踏める」強いクルマへと進化させてきた。
レースの現場では進化に終わりはなく、GRMNヤリスもそのフィードバックを受け進化し続けている。
アップデートプログラムとして、まずレースを通して鍛え強化しているエンジンのアップデートに向けた準備を進めている。
※サービスは有料での提供となります。

あなたにベストマッチする相棒へ
― パーソナライズプログラム ―

モータースポーツの現場を知るエンジニアが、オーナーの運転データを分析。
GRMNヤリスでは、オーナー一人ひとりのドライビングスキルに合わせ、ステアリング制御、エンジン制御、駆動配分といった「ソフトウェア」に加え、アブソーバー減衰力、、バネレート、空力パーツといった「ハードウェア」を細かく最適化することが可能に。
プロのレーシングドライバーのように荷重移動をコントロールし、タイヤのグリップ力を存分に引き出す走りをセッティングすることで、自分の手足となって動くような、あなたにベストマッチする相棒へと仕立てることができる。
※サービスは有料での提供となります。

SPECIAL ADVISER

レーシングドライバーならではの視点で伝える、日常使いから進化ポイントまで

5名のTGRドライバーが「GRMNヤリス」のアップデート・スペシャルアドバイザーとして限定500台の外枠で、購入を志願。
普段は皆さんと同じように日常使いし楽しんでいるが、開発へフィードバックしているアップデートポイントや、感じた事をリアルに語ってもらった。

STORY 01

Kazuya Oshima

大嶋 和也

TGRレーシングドライバー / GRヤリス開発ドライバー

「自分で買いたい」と思って開発
こんな尖ったクルマは他にないです

GRヤリスの時から開発を担当していましたが、GRMNヤリスはサーキット性能を重視しているので細かいところまで徹底してこだわりました。こんな尖ったクルマは他にはないので、開発中は「自分でも買いたい」、「買った人はどんな使い方をするのか？」を考えて取り組んでいました。
街乗りでは決して乗り心地のいいクルマではありませんが、不快な硬さではありません。市販車なのでどこまでバランスさせるか非常に悩みましたが、サーキットを走る人にとってはギリギリのラインを攻めたかなと。これまで自分は買ったら必ず手を加えていましたが、GRMNヤリスは「何もいじりたくない」と思えるくらいの完成度なので、何も変えずにそのままの状態で乗ってほしいですね。
開発は現在も継続中でアップデートのパーツも近い将来出てくるはずです。GRMNヤリスは飾らずにサーキットをガンガン走ってほしいクルマですが、希少価値（限定500台）もあって大事に乗る人が多いと聞いています。それを考えると、もう少し乗りやすさとサーキット性能を両立させられるセットアップができるといいなと思っています。

STORY 02

Tatsuya Kataoka

片岡 龍也

TGRレーシングドライバー

レース活動の成果がフィードバック
とんでもないクルマだと直感した

監督としてGRヤリスでのレース活動に携わっていました。その間、現場で「壊しては鍛えて」の繰り返しを見てきましたが、その活動の成果の一つがGRMNヤリス。開発途中に乗り「とんでもないクルマを開発している」と興味を持ったので、購入を決めました。
ただ、注文後に2人乗りだと知り、「4人乗れないクルマは不便」と開発メンバーに相談。4人乗りに構造変更してナンバーを取得。また普段も乗るのでカーナビを取り付けましたが、欲張って大画面にし過ぎたのは反省……。
街乗りはサーキットを意識した仕様なので覚悟はしていたものの、かなりハード。ただ、サスの減衰調整（10段調整3段）で街中でも乗れるように。走りに関しては満足していますが、高いクルマにしては内装が質素なのが気になる所……。そのためネットで色々なアイテムを探して楽しんでいます。
現在はサーキットユースがメインです。茂原ツインではすでに自分の所有車の中で最速タイムを刻んでいますが、冬の季節にニュータイヤを投入して自己ベストを狙います。手を加えるのは、その結果次第ですね。

STORY 03

Yuhi Sekiguchi

関口 雄飛

TGRレーシングドライバー

レース以外でサーキットを走りたい
そんな気持ちにさせてくれたクルマ

自分はこれまでレース直系のクルマを所有した事がなかったのですが、ドライバー間で話題となったのと、信頼している大嶋／石浦選手が開発に関わっていると聞き、「いいクルマなんだろうな」と購入意欲が湧いたので、購入を決めました。
購入後は街中のみでサーキットは走っていませんが、一言で言うと「凄くいいクルマ」です。街中での味見だけでも、「サーキットで安心して攻められる」と実感できる走りだと思います。
実は自分は基本レース以外でサーキットを走る事はないのですが、GRMNヤリスは初めて「サーキットに持ち込んで走らせたい!!」と思ったクルマです。現在、エビスサーキットに持っていこうと計画している最中です。車両重量も軽いしサーキット寄りのサスペンションやブレーキが採用されているので、余計な心配をすることなくレーシングカーと同じように攻められると思っています。
カスタマイズは、所有してきたクルマのエアロ／ホイールなどの交換はしてきましたが、走りの部分に関してはこれまではノーマルの状態が一番だと思っていました。アップデートプログラムはレースカー同様に“もっといいクルマ”に進化できると聞いているので、ドライバーとして開発に意見を伝えて、その進化に貢献していきたいと思っています。

STORY 04

Kamui Kobayashi

小林可 夢偉

TGRレーシングドライバー

世界のスーパースポーツモデルと
同じ感覚が味わえる貴重な一台

S耐のイベント（WECチームvsルーキーレーシングのタイムアタック）で初めて乗りましたが、乗った瞬間に「ビックリ!!」の一言。パッと乗ってS耐のST-4クラスのレーシングカーくらいのタイムが簡単に出てしまうので、「本当にナンバー付きなの？」と疑ったくらいです。GRヤリスに対してハンドリングもクルマのバランスも熟成されていたので、「こんなクルマに街中でも乗れたら楽しいだろうな」と思い、購入を決めました。
街中で乗ると乗り心地は少々アグレッシブですが、減衰の調整を行なえば大丈夫。調整次第で様々な乗り味になるので、プロドライバーはリコメンドを教えたほうがいいでしょう。他のドライバーは購入後に手を加えているようですが、自分はノーマルの時点で完成されていると思っているのでそのままで乗っています。その代わりに、もう一台所有するGRヤリスは大きく手を入れている最中です。
総じて言うと、金額とボディサイズを考えると、サーキットから街中まで世界のスーパースポーツたちと同じ感覚が楽しめる、唯一無二の存在と言ってもいい一台です。

STORY 05

Masahiro Sasaki

佐々木 雅弘

TGRレーシングドライバー

S耐を一緒に戦ったレーシングカーの
技術・知見がリアルに活きたモデル

僕の中でGRMNの名を冠するモデルの条件は、後からパーツを足せばできるモノではなく一般の人が手を入れ辛い部分に手が入ったモデルだと考えます。GRMMヤリスはS耐を一緒に戦ったレーシングカーで培った技術・知見がリアルにフィードバックされたモデルですので、購入しました。
その魅力はやはりボディ剛性。補強パーツやロールケージでの剛性アップは重量が増してしまい運動性能が落ちますが、GRMNヤリスは素の状態でS耐のレーシングカーのボディが手に入ります。更にクロスミッションやLSDもサーキット走行では大きな武器です。
ただ、一人のクルマ好きとしては、車高の高さやストローク量の少なさは気になるので手を加えたい部分です。ただ、パーツ交換ではなく純正パーツを活かして自分流に調整できないか思案中です。また、GRMNヤリスはパーツが少ないので、そのサポートもしたい。
メーカーに期待したいのは、やはりエンジン出力アップでしょう。サードパーティから様々なアイテムが出ていますが、保証／信頼を担保したアップデートがあると嬉しいです。