2025 Rd.7 久万高原ラリー

全日本ラリー選手権 第7戦 MORIZO Challenge Cup 久万高原ラリー

    MORIZO Challenge Cup 久万高原ラリー

    MORIZO Challenge Cupは再び舗装路へ
    すべてのSSが10㎞を超える久万高原ラリー

    10月3日〜5日にかけて、2025年シーズン全日本ラリー選手権第7戦「久万高原ラリー」が開催されます。シーズン終盤を締めくくるターマック(舗装路)ラリー2連戦のひとつ目であり、愛媛県上浮穴郡久万高原町を拠点に、山岳路が戦いの舞台となります。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、1日4SSずつの8SSが設定されており、2日間の総SS距離は105.10km。使用する林道はわずかに2本で、これを2度ずつ、初日と最終日で逆に走行します。いずれの林道も10km超の長距離区間。さらに開催時期が例年の初夏から秋に移ったことで、低い気温・路面温度、場所によっては落ち葉といった不確定要素が加わり、難易度の高い一戦となります。
    若手ドライバー育成カテゴリーの「MORIZO Challenge Cup(略称:MCC)」には、12組のクルーが参戦する予定です。今大会がMCC初参戦となる及川紗利亜選手は、Wellpine Motorsportからのエントリー。これまでにもレーシングカートやKYOJO CUPなどの参戦経験を持ち、TGRラリーチャレンジや県戦などにも出場。コ・ドライバーの安藤裕一選手とコンビを組み、GR-DAT車両で挑みます。同じくGR-DAT車両で挑む伊藤はづき選手は、第4戦モントレー以来の参戦。8月にはタイで開催されたアジアクロスカントリーラリーに参戦し完走を果たすなど、様々な経験を積み重ねています。また、第2戦唐津以来の参戦となる岩堀巧選手は、ネッツトヨタ愛媛社員の手によるレーシングチーム“一六RACING”からのエントリー。愛媛県出身、地元の声援を受けての活躍に期待がかかります。2025年シーズン終盤戦、難易度の高いターマックラリーで光る走りを見せるのは誰なのか。若手選手の挑戦にご注目ください。

     

    ※2025年9月25日時点の情報です。変更の場合があります。

    FIT-EASY Racing
    関あゆみ選手

    モントレーでは自分としては乗れている感触があったのにタイムが出せていない部分があったので、モントレーで学んだこととデータを見比べ、自分の感覚とのすり合わせをして、課題を解析しながら久万高原に臨みたいと思います。昨年2024 MCC年間チャンピオンの山田啓介選手にも練習に付き合ってもらったり、準備期間をしっかり使ってリザルトの上の方に行けるように頑張ります。

    CUSCO Racing
    Zeal Jones選手

    今大会が最後の予定です。別のクルマで参戦するので、これまで抱えていた問題は解消されると思っています。テストでそのクルマに慣れて細かな違いを検証して、本番に臨みます。コースの研究はもちろん、前回ターマックを走行した時の映像を見て、各コーナーをどう攻めたのかを振り返ります。大竹選手は本当にいい走りをしているので、一度くらいは連勝を食い止めて、上回ることができれば、シーズンの終わりとしては最高ですね。一生懸命頑張ります。

    CUSCO Racing
    田部井翔大選手

    モントレーで浮き彫りになった課題を重点的に練習してきたので、そこがキーポイントになるかなと思っています。動画で見ていると、久万高原のコースはかなり広いところもあれば、テクニカルなところもあると思います。テクニカルなところは、特に群馬県戦にちょっと似たような傾向を感じるので、そこを武器に攻めていければ、と考えています。

    CUSCO Racing
    木内秀柾選手

    ラリー・カムイ以来の参戦となりますが、グラベルを走ったことでターマックが自分の中で強みになっている部分も理解することができました。久万高原ラリーでも頑張ります。

    CUSCO Racing
    伊藤はづき選手

    モントレーではセッティングなどをしっかり試せる場になったので練習にもなりました。間が空いてしまいましたが、久万高原ラリーではその時の感触を忘れないようにします。

    KTMS Rally Team
    米林慶晃選手

    久万高原ラリーについては基礎的な情報しか知りませんが、ラリー北海道のグラベルを比較的良いペースで走ることができたということは、ターマックでの良い結果にもつなげられると思っています。グラベルの未知数さと比べれば、ターマックはまだ予想して操作できると思いますし、スピードもこれまでより上げられるのではないかと思っています。

    TEAM KANEMATSU
    兼松由奈選手

    久万高原は去年、一昨年の2回出場したことがあります。ただ、去年は霧がすごく出ていて、どうしても踏み切れない部分がありました。正直なところ得意と言えるタイプのラリーではないのですが、ライバルの選手たちにも負けたくないので、今年は苦手を克服しようと色々頑張ってきました。ハイスピードのちょっと荒れた林道など、これまでの経験も活かして頑張りたいと思います。

    一六RACING
    岩堀巧選手

    初めてのMCCだった唐津以来の参戦です。唐津では、想像以上に上位の選手たちとのタイム差というか、実力差がありすぎて、刺激と、悔しい気持ちを味わったので、ビデオをしっかり見返して、どこが悪かったかをしっかり勉強して、トップの大竹選手たちに色々教わりたいと思います。

    TOYOTA GAZOO RacingーWRJ
    大竹直生選手

    久万高原ラリーは2021年にJN-3クラスのチャンピオンを決めたラリーなので、ポジティブなイメージを持っていますが、道はすごく険しくて、落ち葉もあるし、標高もあります。しっかり準備していかないといけないなという気持ちです。気温が低くなってくる季節に向けてタイヤの温め方などをテストする予定ですので、久万高原でその効果を試したいと思います。

    TOYOTA GAZOO RacingーWRJ
    平川真子選手

    今年は秋の開催になる久万高原ラリーは、滑りやすい路面もある印象です。クラッシュしてしまったこともありますが、“日本の林道”っていう感じで好きなコースでもありますし、久しぶりのターマックなので楽しみにしています。グラベル2戦で走った経験は、ターマックでも活かせる部分、もっと意識しないといけない部分があると思うので、そういったところをしっかり洗い出して、SS1からパフォーマンスを出せるように頑張りたいと思います。

    FIT-EASY Racing
    最上佳樹選手

    久万高原自体はジムカーナでも行きますが、あの会場の雰囲気は結構好きですね。大川嶺は景色も含めて個人的に好きなSSなので、今年は天気よく走れたら最高だなと思います。前回のモントレーから3カ月ほど間が空くので、自分のクルマで地区戦や県戦など、もっといいタイムを出すためにいっぱい走ろうと思います。去年は棚ぼた的なところもあっての2位でしたが、またいい順位が出せればと思います。

    ※2025年9月25日時点の情報です。変更の場合があります。

    #モリゾウチャレンジカップ #モリチャレ

    MORIZO Challenge Cup
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