TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS※1)第4戦および第6戦に参戦します。本年のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参加は見送りとしましたが※2、来年以降を見据え、国内テストやNLSへの参戦を通して、人とクルマを鍛え、モータスポーツを起点としたもっといいクルマづくりを継続します。
ニュルブルクリンクは、1周25km、高低差300m、172のコーナーを持つ過酷なコースで、人を鍛え、クルマを鍛えることを目標に2007年から参戦しているニュルブルクリンク24時間レースは、TGRのもっといいクルマづくりの原点です。当社の社員メカニックやエンジニアは、通常のテストコースでの実験評価よりもさらに過酷な環境下でクルマの限界を知り、改善力を養うといった経験を積み、その後様々な車両開発の現場で活躍しています。
今回参戦するNLS第4戦(6月25日開催)は、4時間の耐久レースで、ドライバーは片岡龍也、石浦宏明、佐々木雅弘、松井孝允の4名を予定しています。また、9月に参戦予定のNLS第6戦(9月10~11日開催)は、6時間のレースが2日に渡り実施される合計12時間の耐久レースです※3。
参戦車両は、LEXUS LCと新たにGR86で参戦します。LCはボディの高剛性化や空力開発、サスペンション技術を中心に、将来の市販車に活かすための先行技術を多分に投入し鍛えます。新型GR86は、ニュルブルクリンクに初登場。先代からパワーアップした2.4Lエンジンを搭載して、世界一過酷なコースに挑みます。
<2022年ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)参戦体制>
(ドライバーの国籍はすべて日本)
チーム | ゼッケン | クラス | 車名 | ドライバー | チーフメカニック | チーム監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
TOYOTA GAZOO Racing | 345 | SP-Pro | LEXUS LC | 石浦 宏明 大嶋 和也 松井 孝允 蒲生 尚弥 |
南 剛史※4 | 平田 泰男※4 |
244 | SP4 | GR86 | 片岡 龍也 佐々木 雅弘 山下 健太 豊田 大輔※4 |
加藤 恵三※4 |
※1 Nürburgring Langstrecken Serie
※2 開催日程(2022年5月28日~29日)が国内の主要なレースと重複しており、十分なチーム体制下での参戦が困難であるため
※3 NLS第6戦のドライバーは後日決定
※4 トヨタ自動車株式会社 所属
TGRのニュルブルクリンク耐久シリーズ参戦は、パートナー企業の皆さまによって支えられています。