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ニュルブルクリンク24Hレースを生で見たいアナタへ贈る
究極のガイドブック

「ニュルブルクリンクの歩き方」

ニュルブルクリンクの歩き方 Vol.1 準備編ニュルブルクリンクの歩き方 Vol.1 準備編

これまでTOYOTA GAZOO Racingでは、「ニュルブルクリンクの魅力」や「ここで戦う意義」などを皆さんにたくさん伝えてきた。嬉しいことに「ニュルブルクリンク24時間レースに行ってみたい!!」と思う人が増えているそうだ。 ただ、実際には「どうやって行くの?」、「どこに泊まるの?」、「どうやって観戦するの?」など悩みや不安はたくさんある…。そんな悩みはこのページで解決!! 題して「ニュルブルクリンクの歩き方」である。

ニュルに行くには -フライト-

フランクフルト空港

最寄の空港はあるドイツ最大規模「フランクフルト空港」。2つのターミナル間は無料のスカイトレイン/バスで移動が可能。

ニュルブルクリンクはドイツに位置する。となると、当然日本からは飛行機での移動となる。ドイツにはいくつか空港があるが、日本から行く際にフライト数が一番多いのは、フランクルト・アム・マインの南西約12kmにあるドイツ最大の規模の国際空港である「フランクフルト空港」だろう。日本から直行便もあり、ドイツの航空会社である「ルフトハンザドイツ航空」は、成田空港/羽田空港/セントレア/関西国際空港から、日系の航空会社では「日本航空」が成田空港、「全日空」は羽田空港から就航を行なっている。
もちろん、乗り継ぎ便であればほとんどの航空会社を選択することが可能で、ヨーロッパ系はもちろん、韓国系、そして最近人気が高まっている中東系など様々だ。自分の好みの航空会社や所有するマイレージカードのアライアンス(スターアライアンス/スカイチーム/ワンワールド)で選んでほしい。

フランクフルト空港

最寄の空港はあるドイツ最大規模「フランクフルト空港」。2つのターミナル間は無料のスカイトレイン/バスで移動が可能。

ただ、注意して欲しいのは、「フランクフルト空港に何時に到着するのか?」で、その先の行動が変わるという点だ。日本からの直行便は15~16時半に到着するため、そのままレンタカーで…という事も可能だが、経由便の多くは夜到着が多いので、空港近くに一泊して次の日に移動したほうがいいだろう。ちなみに日本を深夜に出発する便(直行便/乗り継ぎ便どちらも)であれば、フランクフルトには午前中に到着するので、ニュルへの移動も含めて時間を有効に使えるだろう。

ニュルに行くには -レンタカー & 電車-

フランクフルト空港からニュルブルクリンクに向かうには「クルマ」と「電車」の二つの手段があるが、電車は現地での移動の事を考えるとあまり現実的ではない。となると、やはりクルマでの移動がベストだろう。フランクフルト空港からニュルまでの距離は163kmで時間は約1時間半。経路は非常にシンプルで、空港→A3をケルン方向→A41をコブレンツ方向→A61をケルン方向→ニュルブルクリンクの看板が見えたら出口を降り、B412を道なりに進めば到着する。
ちなみに海外で運転する時には「国際免許証」が必要だが、これは最寄りの運転免許センター/運転免許試験所で申請(※写真(5×4cm)、パスポート、申請料が必要)すれば簡単に取得することが可能だ。

国際免許証

最寄の運転免許センター/運転免許試験所で申請(※写真(5×4cm)、パスポー ト、申請料が必要)

レンタカー

空港ターミナル内でレンタカーの貸出が可能。鍵とチケットを受け取り、指定の駐車番号でピックアップ。返却時は道路看板の「Rent-a-car Return」の指定の場所でOK。

レンタカーは日本から予約することも可能で、期間/車両クラス/保険などは、日本で借りる時とほとんど同じだ。ただ、1つだけ忘れてはいけないのがオプションで「ナビゲーション」を選択すること。もちろん、スマートフォンは海外で使用可能だし、日本で海外用のWIFIルーターもレンタルできるので、「Google Mapがあれば大丈夫…」と思う人もいる。確かに日本語でそのまま検索できるので便利だが、ドイツは日本ほど通信環境が整っているわけではないので、電波がなくなる=迷子では困ってしまうからだ。ナビゲーションは日本で使っている物と操作は大きく変わらないが、言語は残念ながら日本語はセレクトできないので、英語の勉強も。

グーグルマップ

グーグルマップなら日本語で使用できるので安心。ただし通信環境が整っている場所での使用を。

住所検索画面例

住所検索画面例

住所検索画面例
Number(番地)、Street(通り)、Town(都市/街)、Country(国)での検索

どこに泊まる? -ホテル事情-

実はここが一番の悩みどころだ。確かにニュルブルクリンクの周りにはホテルはある。有名なのは「ドリント アム ニュルブルクリンク」と「リンドナー コングレス&モータースポーツ ホテル ニュルブルクリンク」で、GPコースのメインストレートに沿って建てられているので、各部屋のベランダはオーシャンビューならぬ「サーキットビュー」が味わえる。その他、近隣に大小のホテルもあるが、ニュル24時間の期間はどこも満室…。直前にキャンセルがあるようだが、あまり期待しないほうがいいだろう。

ホテル ドリント・アム・ニュルブルクリンク

GPコースのパドック入口から30秒以内の立地「ホテル ドリント・アム・ニュルブルクリンク」

リンドナー コングレス&モータースポーツ ホテル ニュルブルクリンク

GPコースのパドック入口から5分以内にある「リンドナー コングレス&モータースポーツ ホテル ニュルブルクリンク」

では、観客たちはどこに泊まっているのか? ニュルの期間は1周20.8kmの各コースサイドに数多くのテントやキャンピングカーが集まる。その光景は期間限定の「村」と言った感じだ。現地の人とコミュニケーション取りながら観戦するのも楽しいが、これもニュル初心者にはハードルが高い。
となると、最善の策は近隣の街にあるホテルに滞在、クルマで通勤(!?)すると言う方法だ。日本からも予約が取りやすいのは、ニュルブルクリンクから50~60km離れているコブレンツやコッヘム辺りだ。「ちょっと遠すぎない?」と思ったあなた、ここはドイツである(笑)。高速道路は最高速度無制限区間もあるアウトバーン、一般道も郊外は100km/h前後で流れているため、日本での感覚よりも短く感じるはず。ただし、街中は30km/h区間と日本よりも厳しい上にオービスも設置されているので、ルールはシッカリ守ろう!!

リングホテル アルテス フォルストハウス

GPコースのパドック入口から5分以内の「リングホテル アルテス フォルストハウス」

ホテル アム ティーアガルテン

GPコースのパドック入口から5分以内の「ホテル アム ティーアガルテン」

モデルプラン「ニュルブルクリンク観戦の旅 7日間」

●フライト
  • 往路:NH223(羽田11:00→フランクフルト16:40)
  • 復路:NH224(フランクフルト20:45→羽田14:55(翌日))
日時 時間 都市名 内容
5/25(水) 11:30 羽田 日本発
16:40 フランクフルト 入国→荷物引き取り
17:30 レンタカーをピックアップして出発
(ホテルはニュル近郊は予約が厳しいのでコブレンツ周辺)
18:30 コブレンツ ホテルに到着
19:30 ホテルで夕食もしくは近所のレストランで食事→宿泊
5/26(木) 10:00 コブレンツ ニュルブルクリンクへ向けて出発
11:00 ニュルブルクリンク ニュルブルクリンクへ到着
※グランドスタンド~北コースのコース散策(クルマ移動)をしながら、ニュル城の見学
※お昼はギャラリーコーナーなどに設営される移動販売車で、カリーヴルスト(カレー ソーセージ)やウィンナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)などを食べる
15:45~ フリープラクティス(2時間)
17:30~18:00 ティアガルテンでニュル名物「石焼きステーキ」を食す
19:25~23:25 予選1回目
※初日から飛ばすと後に響くので、キリのいい所でホテルに戻る→宿泊
5/27(金) 7:30 コブレンツ ニュルブルクリンクへ向けて出発
8:30 ニュルブルクリンク ニュルブルクリンクへ到着
9:30~11:30 予選2回目
13:00 自動車メーカーの車両開発スタッフやドライバーも通う、人気のイタリアン「ラ・ランティーナ」で食事
15:00 ニュルブルクリンクに戻る。
※グランドスタンド裏のショップでお買い物、各メーカーのショールームなどを見学(TOYOTA GAZOO Racingのブースもある)!!
17:10~40 TOP30予選を見学
※明日のために英気を養うために早めにホテルに戻る
5/28(土) 12:00 コブレンツ ニュルブルクリンクへ向けて出発
※朝はゆっくりのほうがいいと思います
13:00 ニュルブルクリンク ニュルブルクリンクへ到着
※ホテル「ドリント・アム・ニュルブルクリンク」で遅いランチをしながらスタート進行を見学
16:00 決勝レーススタート
※できればグランドスタンドで見たい

アデナウの街に向かいコースサイドで見学。お腹が空いたらイタリアン「ピノキオ」か「ジュリア」で食事

コースサイドで朝を迎えるもよし、一度ホテルに戻るもよし
※ギャラリーコーナーからかなり歩きますが、ニュルの名物コーナー「カルーセル」は 見ておきたい!!
5/29(日) 16:00 決勝レースゴール
※グランドスタンドでゴールシーンを見るか、コースサイドで感動のLAST LAPを見るかはお任せ
※疲労度MAXなので早めに帰宅、ホテル近郊のレストランで食事をし、明日のために早めに寝る
5/30(月) 9:00 コブレンツ チェックアウト
※コブレンツ近郊で定番のドイツ観光をするならば「ライン川下り」
※コブレンツからポルシェミュージアム/メルセデスミュージアム(シュトゥッドガルド)まではクルマで約3時間。シュトゥッドガルドからフランクフルト空港まではクルマで約2時間。
※コブレンツからフランクフルト中心部までは約1時間20分くらい
18:00 フランクフルト レンタカー返却
※フライトの2時間前に空港には到着すること
20:45 ドイツ発
5/31(火) 14:55 羽田 日本着、お疲れ様でした
日時 5/25(水)
時間 都市名 内容
11:30 羽田 日本発
16:40 フランク
フルト
入国→荷物引き取り
17:30 レンタカーをピックアップして出発
(ホテルはニュル近郊は予約が厳しいのでコブレンツ周辺)
18:30 コブレンツ ホテルに到着
19:30 ホテルで夕食もしくは近所のレストランで食事→宿泊
日時 5/26(木)
時間 都市名 内容
10:00 コブレンツ ニュルブルクリンクへ向けて出発
11:00 ニュルブル
クリンク
ニュルブルクリンクへ到着
※グランドスタンド~北コースのコース散策(クルマ移動)をしながら、ニュル城の見学
※お昼はギャラリーコーナーなどに設営される移動販売車で、カリーヴルスト(カレー ソーセージ)やウィンナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)などを食べる
15:45~ フリープラクティス(2時間)
17:30~18:00 ティアガルテンでニュル名物「石焼きステーキ」を食す
19:25~23:25 予選1回目
※初日から飛ばすと後に響くので、キリのいい所でホテルに戻る→宿泊
日時 5/27(金)
時間 都市名 内容
7:30 コブレンツ ニュルブルクリンクへ向けて出発
8:30 ニュルブル
クリンク
ニュルブルクリンクへ到着
9:30~11:30 予選2回目
13:00 自動車メーカーの車両開発スタッフやドライバーも通う、人気のイタリアン「ラ・ランティーナ」で食事
15:00 ニュルブル
クリンクに戻る。
※グランドスタンド裏のショップでお買い物、各メーカーのショールームなどを見学(TOYOTA GAZOO Racingのブースもある)!!
17:10~40 TOP30予選を見学
※明日のために英気を養うために早めにホテルに戻る
日時 5/28(土)
時間 都市名 内容
12:00 コブレンツ ニュルブルクリンクへ向けて出発
※朝はゆっくりのほうがいいと思います
13:00 ニュルブル
クリンク
ニュルブルクリンクへ到着
※ホテル「ドリント・アム・ニュルブルクリンク」で遅いランチをしながらスタート進行を見学
16:00 決勝レーススタート
※できればグランドスタンドで見たい

アデナウの街に向かいコースサイドで見学。お腹が空いたらイタリアン「ピノキオ」か「ジュリア」で食事

コースサイドで朝を迎えるもよし、一度ホテルに戻るもよし
※ギャラリーコーナーからかなり歩きますが、ニュルの名物コーナー「カルーセル」は 見ておきたい!!
日時 5/29(日)
時間 都市名 内容
16:00 決勝レースゴール
※グランドスタンドでゴールシーンを見るか、コースサイドで感動のLAST LAPを見るかはお任せ
※疲労度MAXなので早めに帰宅、ホテル近郊のレストランで食事をし、明日のために早めに寝る
日時 5/30(月)
時間 都市名 内容
9:00 コブレンツ チェックアウト
※コブレンツ近郊で定番のドイツ観光をするならば「ライン川下り」
※コブレンツからポルシェミュージアム/メルセデスミュージアム(シュトゥッドガルド)まではクルマで約3時間。シュトゥッドガルドからフランクフルト空港まではクルマで約2時間。
※コブレンツからフランクフルト中心部までは約1時間20分くらい
18:00 フランク
フルト
レンタカー返却
※フライトの2時間前に空港には到着すること
20:45 ドイツ発
日時 5/31(火)
時間 都市名 内容
14:55 羽田 日本着、お疲れ様でした

ニュルブルクリンクの歩き方 予告

Vol.2「現地での移動方法」

Vol.2を読む

  • レンタカーでのニュルへの行き方
  • ドイツの道路で気をつけること
  • 地元のガソリンスタンド情報
Vol.3「ニュル周辺絶対行くべきスポットはここ!」

Vol.3を読む

  • 「ニュルを楽しむ(GPコース、ノルドシュライフェ、パドック、ショップなど)」
  • ニュル城について
  • ニュル周辺のスポット
  • コースを実際に歩いてみると?
Vol.4「ニュル周辺で食べたいグルメ」

Vol.4を読む

  • 地元の名物グルメやおすすめレストラン
  • 成瀬さんも愛したイタリアン料理屋
Vol.5「もっとニュルを楽しむ」

Vol.5を読む

  • ニュルのコースの普段は?
  • 自分のクルマでニュルを走れる!!
  • ニューモデルをスクープするならここ(ギャラリーコーナー)
  • 近くには自動車メーカーの基地もある!!

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