LGDA夏祭り2015 イベントレポート
今年で10周年を迎えたLGDA夏祭り
新たなコンテンツも満載でMEGA WEBは大盛況!
ダイジェストムービー
8月16日(日)、東京・お台場のMEGA WEBでは夏休みの恒例となった「LDGA夏祭り2015 in MEGA WEB 君たちの未来へ - No Race No Life -」が行なわれました。これはLEXUS GAZOO RacingからSUPER GTのGT500クラスに参戦するドライバーによるLGDA(LEXUS GT DRIVERS ASSOCIATION)が主催する"ファン感謝"のイベントで、前身であるTGDA(TOYOTA GT DRIVERS ASSOCIATION)のイベントも含め、今年で10周年を迎えました。 交通安全への取り組みを目的に、昨年からは警視庁とも連携。今年はさらに、RC F同乗体験走行やモーションライドメガシアター、サイン会やフリーマーケットなど新たなコンテンツも加わって内容が一層充実。集まったファンも納得の1日となりました。
レースの時に出来ない分もファンサービスしよう!
ドライバー&関係者のブリーフィングとリハーサル
イベント開始の2時間前、午前9時にはドライバーや関係者が控室に顔を見せ始め、9時半からブリーフィングが行われました。まずはLGDA会長の脇阪寿一選手が「今年で10回目を迎えましたが、いつものスタッフがお手伝いしてくれて、僕は随分楽させてもらいました」とスタッフに労いの言葉を掛け、さらに「レースの時には十分にサービスできないことも多いと思うので、その分今回は、ファンの人たちに十分楽しんでもらいましょう」と挨拶。その後、10時からは全員がリハーサルへと向かいました。今回から新たに登場したコンテンツも多く、スタッフから説明を受け、実際に担当ドライバーが練習するシーンも見られました。本番はもうすぐです。
脇阪寿一選手の開会宣言でスタート!
オープニング
午前11時から始まった「LDGA夏祭り2015 in MEGA WEB 君たちの未来へ - No Race No Life -」のオープニングイベントにはLEXUS GAZOO Racingの6チーム、11名ドライバー(残念ながらヘイキ・コバライネン選手は都合で欠席)が登壇。さらにレースクイーン、そしてSUPER GTのGT300クラスにPRIUS GTで参戦している中山雄一選手と全日本F3に参戦する山下健太選手、2人のTDPドライバーも登場。LGDA会長の脇阪寿一選手が「記念すべき10回目を迎えて、新たなコンテンツも用意しました。今日は1日、最後まで楽しんでいってください!」と開会宣言を行ない、イベントがスタートしました。
恥ずかしカワイイ!? 幼いころの写真を大公開
オープニングトーク
オープニングに引き続いてメインステージではドライバー11人によるオープニングトークが行われました。今年のテーマは『子供時代の夢』。スクリーンにはドライバーの幼少時代の写真が映し出され、当時を振り返りながらレーシングドライバーを志すようになったきっかけや、モータースポーツを始めた頃のエピソードに華が咲いていました。 またその後もドライバーを2チームずつ3つのグループに分け、それぞれ30分間のLGDAトークが行われました。12時半から行われた立川祐路選手、石浦宏明選手、平手晃平選手によるトークでは、残念ながら今回欠席となったヘイキ・コバライネン選手のお茶目な一面が披露され、またLEXUS TEAM ZENT CERUMOの高木虎之介監督のおかしなエピソードも紹介されるなど、普段は聞くことのできない内容に、場内は大いに盛り上がっていました。 2時半からは伊藤大輔、ジェームス・ロシター、アンドレア・カルダレッリ、そして平川亮の4選手が、さらに4時からは大嶋和也、国本雄資、脇阪寿一、関口雄飛の4選手がプライベートな普段の生活をテーマにトークを繰り広げていました。また、レースクイーンによるトークショーも行なわれましたが、こちらも『子供時代の夢』がテーマで、幼少時代の可愛い写真にファンから歓声が上がっていました。
怖いくらいの迫力に度肝を抜かれた!
RC F同乗体験走行
今年から加わったコンテンツのひとつがRC Fの同乗体験走行。これはプロドライバーの運転でライドワンコースを走るRC Fの助手席に同乗できるというもので、身長100cm以上、が参加条件。ドライバーはジェームス・ロシター選手とアンドレア・カルダレッリ選手を除いた9人のLGDAドライバーにTDPの中山雄一選手と山下健太選手もお手伝い。ライドワンコースを1周するのみだが、実はその迫力は満点。事前に試走していた脇阪寿一選手が朝のブリーフィングで「ドーナツターンは厳禁。攻めた走りをしなくても迫力は十分で、正直、フルスロットルにするのは怖かった(苦笑)」と説明していたが、ガードレールに挟まれたコースで迫力は度肝を抜くレベル。同乗走行した後、クルマから降りてきた参加者は「怖いくらい迫力があった」と満足した様子でした。
富士をGTカーでバーチャルアタック!
モーションライドメガシアター
バーチャルでレーシングカーのドライブを味わうことができるモーションライドメガシアターもまた、今年から加わったコンテンツ。モーションライドメガシアターは、メガウェブでも人気アトラクションの一つとなっていますが、4つのユニットで計48席ある中、定員が44名とされ、残る4席のいずれかにSUPER GTドライバーが加わり、全日本GT選手権時代のスープラで富士スピードウェイのコースをバーチャルで走行という、まさにLGDA夏祭りならではのコンテンツです。そのドライバーも、名前は事前に告知されておらず、しかも4つのユニットのどこに乗るかもその場で決めると言うサプライズな趣向。さらに走行後はドライバーとハイタッチしてプログラムが終了する、ファンにとっては堪らないコンテンツとなっていました。
憧れのGTドライバーのサイン&トークで絆が深まる!!
LGDAサイン会
ふれあいゾーンの一角で行われたLGDAサイン会は、意外にも今回から加えられた新たなコンテンツ。サーキットでのレース時に人気のピットウォークでもサイン会は行われていますが、予選や決勝の本番を控えたサーキットと違って、今回はドライバーも少しゆったりした気分です。ファンの人たちも持参したサイングッズにペンを走らせるドライバーに、気楽に話しかけられる雰囲気を楽しんでいました。LGDAのドライバーたちとファンの絆が、さらに深まったようですね。
"子供でも手に入れられる"を考えた新しい試み
LGDAフリーマーケット
これもまた、今年から新たに加わったもので、脇阪寿一選手の「子供でも買えて、気楽に楽しめるように」との想いから用意されたコンテンツです。これまでオークションに出展されたレーシングスーツなどは、もちろんファンにとっては垂涎のお宝でしたが、子供が気楽に買える金額ではありませんでした。そこでこのフリーマーケットではドライバーの使用しなくなった私物、ということで洋服や靴、小物などレース用品ではないプライベートなものが出展されていました。さらに、これを売る"売り子"をドライバー本人が担当。ファンとのふれあいが一層深まる結果になりました。実際、脇阪寿一選手と関口雄飛選手が担当した時間帯には、子供さんからもらってきたミニカーを出品した関口選手を脇阪選手が得意の話術でいじり倒し、詰めかけたファンも一層盛り上がっていました。
「認知・判断・操作」が安全運転に必要な三原則
交通安全トークショー&展示コーナー
午後1時半からのメインステージでは警視庁交通部交通総務課の片岡警部補を招いて「交通安全教室」が行なわれました。LGDAからは会長の脇阪寿一選手と副会長の伊藤大輔選手が参加、レースの実況放送でお馴染みのピエール北川レースアナウンサーをMCに、トークショー形式で進められました。最初に片岡警部補から「"認知・判断・操作"が安全運転に必要な三原則です」との説明があり、続いて、それらの個々について実際のレース中のドライビングや、普段の運転などを引き合いに、ゆっくり走ることで視野が拡がったり、後だしじゃんけんを例に慣れていないとっさの判断は難しい、などとより具体的に説明が進められました。そして目で認知し、脳で判断、手や足で操作する一連の作業では遅れることもあるから安全のためにマージンをとる、との結論になりました。 ふれあいゾーンの一角には白バイとパトカー仕様の86が展示され来場者に交通安全を啓蒙していました。また、警察官の制服を着用しての写真撮影や乗車体験はちびっ子に大人気でした。
白バイと伊藤選手が運転するパトカー仕様の86がパレード
交通安全パレード
1日のスケジュールも大詰めを迎え、午後4時半過ぎからはライドワンコースを使っての「交通安全パレード」が行なわれました。大勢のファンが見守る中、片岡警部補が運転する白バイと伊藤大輔選手が運転するパトカー仕様の86とがパレードラン。交通安全を啓蒙するためのパレードでしたが、記念に残るイベントとなりました。その後はドライバーの集合写真を撮影した後、レースクイーンや関係者、さらにイベントに来場されたファンのみなさんも加わっての記念撮影が行なわれました。
脇阪選手と参加のみんなが交通安全を誓う
フィナーレ
イベントの最後を飾るフィナーレでは再び全ドライバー&レースクイーンが登壇しました。いつものようにLGDA会長の脇阪寿一選手が軽妙な話術で進行をサポート。開口一番「今日は楽しんでいただけましたでしょうか〜?」と言うと、会場からは「イエーイ!!」の大きな歓声があがりました。さらに「昨年に引き続いて警視庁の方々の協力を得て、交通安全を啓蒙するコンテンツも充実させました。こうしたことで交通事故が減ってくれれば、モータースポーツ界にとっても大きな社会貢献になります。今日来てくださった皆さんも、これまで以上に交通安全に努めてください」と挨拶しました。その後、参加したドライバーがサインしたポスターのプレゼントと、オークションの落札者発表&商品の引き渡しなどが行われ、盛況のうちにLGDA夏祭り2015も幕を閉じました。
今年も会場のあちこちに笑顔が溢れていました
その他のイベント
会場内ではほかにも「RC F写真撮影会」や「スープラ&SC430搭乗体験」「トライ!!タミヤRC」「ハンドルカー耐久レース」「キッズワークショップ」「TRDパーツ比較展示」「LSOコーナー」のほか、「LGDAオークション」など様々なコンテンツが展開され、どのコンテンツもみなさんの笑顔がとても印象的でした。
今年も暑い中、たくさんのみなさんにご来場いただき、ありがとうございました。LEXUS GAZOO Racingのドライバーたちも汗をかきながらも終始笑顔で、ファンとの触れあいを本当に楽しんでいました。今後もLEXUS GAZOO Racingのドライバーたちへの応援よろしくお願いします。
では、また全国各地のサーキットで、そして来年のLGDA夏祭りで、お会いしましょう!