『ちたま(地球)の歩き方』マカオ編
2010年11月25日
皆さんこんにちは!TDP事務局のフクです。
先週末は、TDPドライバーが出場するレースとしては今季最後となる、『第57回マカオGP』が
開催されました。雄資君にとっては今年のF3の集大成として、そして雄一君にとっては将来のF3でのGP参加に繋げるために、しっかりと経験を積むべく参加しました。
そんな中での結果はというと・・・残念ながらマカオの洗礼を受け、両名共に結果を残すことは
出来ませんでした。しかし、この苦い経験をバネにしてこれからも頑張ってくれることでしょう。
TDPの2人は残念な結果に終わりましたが、今年もレース自体は非常にエキサイティングな
名勝負が繰り広げられました。日本にはない公道を使ったこの刺激的なレースに、来年はTDPドライバーの応援に行きませんか?!(現時点で来年TDPドライバーが参加するかは確定情報ではありませんが)
そんな訳で、「じゃぁ来年は行きたい!」という方のために今回は、TDPドライバーがどのようにマカオに行ったか、スケジュール等を含めて簡単にマカオGPの紹介をさせて頂きます。
ちなみに題名の"ちたま"というのは、『DRAGON BALL』の作者の鳥山明さんが、同作の前に書いていた『Dr.スランプ』という作品に出ていた"ニコチャン大王"という登場人物が地球をそのように読んでいたことからです。当時少年だった私も、非常に楽しくその作品を読ませて頂きました。さぁ、いつも通りこのあたりは深く考えて頂かず、本題に入らせて頂きます。
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11月16日(火)
直接マカオ空港に行く行き方もありますが、
今回の私たちも関係者の多くが使う香港~
マカオという経路で向かいました。香港へは
様々な航空会社から便が出ていますので
お好きな航空会社をお使い下さい。雄資君は既に月曜日に出発しており雄一君、そして
今回も一緒に参加する平川亮君と一緒に
向かいました。
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香港からマカオへはご覧の様なフェリーで向かいます。
香港国際空港から直接マカオに行く方法と、香港の市街にあるフェリーターミナルから
マカオに向かう方法があります。香港を観光する方は、1回市街へ入るのがおススメです。フェリーといってもこの船、なかなか高速です♪
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我々は空港から直接マカオへ向かいました。空港から直行便の場合は45分くらい、
香港市街からだと1時間くらいです。乗り物に酔いやすい人にとっては、この15分がなかなか大きな差になります。今年は海も穏やかだったので、2人も酔うことなくマカオに到着しました。これに乗る時は、左下にあるような
ステッカーを貼ります。
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フェリーターミナルを出ると、目の前はすぐにパドックです!
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夜の繁華街をうろつく2人・・・ではありません。食事をするために、街を歩くと普通にこうなのです。何せホテルでさえ、左下のような感じなので・・・
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11月17日(水)
午前中に装備品やライセンスの確認があります。水曜からこのようなスケジュールが組まれているため、ドライバーは火曜という早い
段階からマカオに入ります。
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午後からはコースを歩いて下見。1周の距離は6.1kmとなかなか歩きがいが有ります。
レンタカーでも回れますが、公道のため
レイアウト通りに走れない場所もあり、まずは歩いて下見をしました。
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メインストレートです。右側に見えるのが
メインスタンドです。
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こちらはスタート直後にクラッシュが多発する「マンダリンベンド」。レンタカーを使えば、あなたも自分でグランプリコースを走ることも出来ます。但し、上にも書いたように一部
コース通りに走れない所もあります。
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こちらは、「リスボアベンド」のスタンド席。私的には1番の観戦おススメポイントです!時には3台が横に並んで、激しいポジション争いをしながらここに向かってきます。ここもクラッシュが多発するポイントです。マカオではレース中、座って観戦出来るのはこのリスボアの
スタンド席か、先ほどのグランドスタンド席だけになります。どちらも日曜はかなり席が埋まりますので、一応日本で予約して来られることをお奨めします。
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こちらもマカオの名物コーナーの1つ
「メルコヘアピン」です。このコーナーを回れるようにするため、F3では、日本で走る時より
ハンドルの切れる量が多い仕様にしたりもします。
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器具を見つけるとトレーニングのためについ体を動かさずにはいられない2人。・・・ではなく、童心に帰らずにはいられない2人でした(笑)
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公道といっても、コントロールタワーやピットは常設のものになります。
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泊まるホテルによっては、部屋からコースの一部が見られるところもあります。各レースは部屋にあるテレビで生放送が行われるため、下のコースを見ながら部屋で快適にテレビで観戦なんてこともアリです♪
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この日の夜は公式ブリーフィングです。
サーキット内にはパーマネントサーキットのように"ブリーフィングルーム"というものがないため、外の別会場で行われます。話の内容はもちろん英語で行われます。2名もしっかり理解していました。・・・はずです!
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11月18日(木)
いよいよ木曜日から走行が始まります。
雄一君にとっても初めてのマカオでの走行となりますが、走行時間は30分のみ。クラッシュなどでの赤旗もでるため、この日は結局周回出来たのは8周。
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マカオでは、パドックにサポートレースが整備をするためのスペースがありません。では、どこが整備場所になるかというと・・・何とパドックの地下にある、普段は有料駐車場として使われている場所がパドックとなります!
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ここでレース車両が暖気を始めたりすると・・・きっと皆さんにも想像がつくと思いますが、最悪の環境となります。例年フォーミュラBMWなど、ミドルフォーミュラの整備場所は地下駐車場になりますので、このクラスに出る
TDPドライバーを応援しに来て頂く方で、
咽喉系の弱い方はマスクを忘れずに!でも皆さん結構平気で作業しています。
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出口から明るい地上に出て行きます。ここから地上に出ると、普段感じることのない"空気"のありがたみを感じることが出来ます(笑)
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11月20日(土)
フォーミュラBMWは、金曜日は
走行スケジュールが無く、木曜日の1本の
走行をしただけで予選となります。コースインのために地上の待機場所にクルマを停めていると、たくさんのファンがクルマの周りを取り囲みます。
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11月21日(日)
夜の街をトレーニングしている訳ではなく、
前日のスケジュールに大きな遅れが出たため、7時15分!にスタートとなった決勝レースのためにウォーミングアップをしていますが
6時前のこの時間、空はまだ真っ暗でパドックは人もほとんどいません。
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明るくなってから1時間くらいでスタートです。日本ではこんな早朝のスタートは経験したことありません。マカオは公道コースのため
クラッシュが多く、スケジュールの変更が頻繁にあります。出発前に日本で調べて来た
スケジュールで動いていたりすると、うっかり見たかったレースが終わっていたなんてこともありえますのでご注意下さい。
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そして、マカオGPのメインレースといえば、やっぱりF3です!日本よりも音量規制値が
大きく、その車両達が公道コースを走行する様は迫力満点です!
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11月22日(月)
フェリーターミナルから見たパドック。写真では分かりにくいですが、グランドスタンドの屋根が半分剥がされています。グランプリを終えたコースは徐々にガードレールやフェンスが
撤去され、いつもの街に戻って行きます。
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そして、雄一君と亮君の2人も、次に来た時に雪辱することを誓って1週間滞在したマカオを後にしました。ちなみに帰りも、マカオに入った時と同じく、香港国際空港へ直行するフェリーで帰りましたが、レース終了後の月曜日の
空港直行フェリーは、満席になりやすいのでこちらも事前に予約しておくことをお奨めします。
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可夢偉君や、今年のF1ワールドチャンピオンのベッテル選手をはじめ、現役F1ドライバーの多くも参戦してきた『マカオGP』。きっとこれからもここで走り、未来のF1で活躍するドライバーが
出て行くことでしょう。そんな未来のF1ドライバー達が参加する『マカオGP』
そして完走するだけでも難しいマカオでのレース。ここで上位に入賞したりした時にはその喜びも格別です。来年は是非皆さんも現地でTDPドライバーを応援して一緒に喜びを分かち合いましょう!
さぁ、今週末は1年間のレースを終えたドライバー達が富士に大集合します。もちろん
TDPドライバー達も全員集合します。しっかり防寒対策をして、イベント盛りだくさんの
富士スピードウェイに是非会いに来て下さい!
【TDP情報】
小林可夢偉/中嶋一貴/平手晃平/石浦宏明/大嶋和也/井口卓人/蒲生尚弥/
中山雄一
『TOYOTA MOTORSPORTS FESTIVAL2010 』出演予定
11月28日(日) 8:00~16:00
小林可夢偉、中嶋一貴の参加も決定!1日丸ごとトヨタのモータースポーツをTDPドライバーと一緒に楽しみましょう!
イベントオフィシャルページ
石浦宏明/大嶋和也 『Toyota Motorsports Network #50』出演予定
生放送 11月30日(火) 20:03~21:00
TMNオフィシャルサイト
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