FTRSとは?
世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍出来るレーシングドライバーの発掘・育成と、正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の健全な拡大を目的に、1995年よりスタートしたフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)は、2000年より、それまでの1日コースから2泊3日へと規模を変え、その後トップカテゴリーまで続くTDPプロジェクトの「核」の部分を担っている。参加資格はカートレース経験のある14歳以上のドライバーであれば、誰にでも受講のチャンスがあり、基礎からの徹底した指導が行なわれる。これまでにも、そこで優秀な才能を認められたドライバーに対し、翌年以降のレース活動についてのバックアップを行なっている。
FTRSの近況やモータースポーツへの実績について
FTRSは夏にスクールを開催しており、そこで選抜された若干名は、その後「エキスパートクラス」において、翌年の参戦までに走行トレーニングを数回実施する。また、現在行なわれているFCJと言うカテゴリーにおいては、FTRSで講師を務めたドライバーが、アドバイザーとしてその後の指導を行い、スクールから一貫しての指導にあたっている。シーズン中にもフィジカル、メンタルなど様々な面からドライバーを支える体制を構築している。また、卒業生からは2名のF1ドライバーを輩出しており、2012年からはTOYOTA Racingでル・マン24時間耐久レースを含むFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦している卒業生もいる。その他にもスーパーフォーミュラ、SUPER GTなど国内外の様々なトップカテゴリーに今季も参戦していく。
関谷校長からのメッセージ
F1やWECといった世界選手権や、SUPER GT、スーパーフォーミュラといった国内トップカテゴリーのレースに行くのは、全て本人のやる気次第です。そのためにも参加する人には、しっかりとした目標を持ってきて欲しいです。操作に関しては、シフト操作はそれほど出来なくても、車を動かすためにはステアリング、アクセル、ブレーキの使い方が重要で、シフト操作は慣れれば出来るようになるので、心配はいらないと思います。ですから、カートでしっかりとアクセル、ステアリング、ブレーキの基本操作を勉強して来て欲しい。一番やる気の有る人の参加を待っています!