特集 > 2006年特集 > 日本GP特集 > 日本GP攻略ポイントと見どころ > 日本GPの見どころ解説
Features Japanese GP Special
Features
日本GPの見どころ解説
パナソニック・トヨタ・レーシングの2006年日本GPについて語る。
いつも応援ありがとうございます。いよいよ近づいてきました日本GPでの我々パナソニック・トヨタ・レーシングの見どころをお話しします。

●最高の性能を披露できるドライのコンディションを期待
レースウィークは晴れてくれるのが一番いいのですが、2年前のように台風が来ることもあるので、いろんな状況を想定しなければいけません。ハンガリーで今年初めての雨のレースを経験しましたが、まずいレースをやってしまったと反省しています。ただ、今度もしああいう状態になったとしても、同じことは起こさない準備はしています。何が悪かったのか分析はできていますので、その対策は万全。いつ雨が降っても大丈夫、というつもりで臨みます。

 

でもやはり、レースはコンディションのいい晴れでやるのが一番です。その方がクルマの持つ最高のパフォーマンスをみなさんに見ていただくことができますから。

●母国レースだけに攻めの姿勢を貫き、最高のリザルトを狙う
鈴鹿サーキットの路面は他のサーキットに比べるとグリップが高めです。そのぶんタイヤの摩耗が激しいので、ハード系のコンパウンドを選ぶのが一般的です。でも、与えられた状況の中でアグレッシブな選択をしようと思っています。

ピットストップに関しては、2回が正攻法でしょう。アグレッシブに行くからといって、3回ストップを選択するかどうかというのは、また別の問題ですね。リスクと得られる結果を慎重に考え、考え得る状況の中でリスクを少し大きめに取りながら攻めていこうという気持ちです。

去年の日本グランプリは、雨の予選がうまく展開し、ラルフがポールポジションをとりました。スタート直後の数周でどれだけ逃げられるかがレース結果を左右するカギだったのですが、運悪くセーフティカーが入ってしまい、狙い通りの流れになりませんでした。今年は何がなんでもポールポジションを狙う、というよりも、予選できちんと2台がそろって上位のポジションを取り、上位からスタートして積極的なレース展開をしたいと思います。

僕らはまだ横綱相撲をとれるような立場ではありません。であれば、リスクを覚悟しつつも、攻めてこそ結果が期待できるというものです。日本はトヨタにとってのホームカントリーですから、ぜひいい結果をお見せしたい。正直、勝ちたいですね。応援よろしくお願いします。

CONTENTS

鈴鹿サーキットコース解説 詳細..
鈴鹿サーキットの攻略のポイント 詳細..