| ヤルノが6位入賞し、今季初ポイントを獲得! | 
 
 
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| F1シーズンの折り返しとなる北米2連戦の緒戦となるモントリオールで開催されたカナダGPでヤルノ・トゥルーリが6位入賞を果たし、今シーズン初ポイントを獲得した。 | 
 
 
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| 2006年6月25日(日) | 
 
 
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                ヤルノのTF106Bは4番グリッド(これはパナソニック・トヨタ・レーシングにとって今季の予選の最上位グリッド)からスタート。レースは途中2回のセーフティーカー導入を挟むなど難しい展開となったが、ヤルノは6位でフィニッシュし見事ポイントを獲得。予選順位から2つポジションを落としたが、その相手はフェラーリのミハエル・シューマッハーとフェリペ・マッサだけで、しかもマッサは1回ストップ作戦を選択していた。 
 
「チームのみんなにとって今回はいい結果になった」と話すヤルノ。「われわれは進化するために懸命に努力し続けてきたが、今日はすべてがうまくいった。スタートも最近のレースでのスタートよりはよかったし、本当にレースを楽しむことができた。路面はかなりゴミが多く、またレースの途中の段階でタイヤかすがたまったりして、コンディションはかなり難しかったけどね。私の唯一の問題はレース半ばからエンジンがミスファイヤするようになったことだけだったが、なんとかフィニッシュまで持っていくことができた。シーズン序盤で何度もポイントや表彰台を逃してきただけに、チェッカーフラッグを見届けたときはとても満足した気分だった。願わくば、これからのシーズン後半は好調を持続しながら前進していければと思う」 
 
いっぽう、チームメートのラルフ・シューマッハーは5回もピットインするなど、厳しい状況となり、結局、全70周の58周目にリタイヤとなった。14番グリッドからスタートしたラルフはこの週末ずっとバランスの問題に苦しみ、第1スティントの終盤になるとグリップが低下し始めた。 
 
「さらに悪いことに、1回目のピットストップの際、速度違反してしまいドライブスルー・ペナルティを受けてしまった。これで順位が大きく後退してしまった」と説明するラルフ。「その後、クルマのグリップが低下していって、ハードブレーキングが必要なターン10のヘアピンを曲がりきれず2度もまっすぐ行ってしまった。2度目のコースアウトの後、タイヤ交換のためにピットインしたが、それでもクルマの感触がおかしかった。結局、失うものがない状況だったこともあり、適切な検査をするためにも安全策をとってクルマをリタイヤさせることにした」 
 
レースのほうはタイトル争いのトップをひた走るマイルドセブン・ルノーのフェルナンド・アロンソが4連勝を達成し、2位のミハエル・シューマッハーとのポイント差を25点にまで広げた。そのミハエル(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)はレース終盤にチーム・マクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンがターン10を曲がりきれずコースオフしてしまった隙に3位から2位に浮上。そしてそのまま2位でフィニッシュした。4位はルノーのジャンカルロ・フィジケラ、5位はフェラーリのフェリペ・マッサと続き、6位のヤルノの後ろは7位にBMWザウバーのニック・ハイドフェルド、8位にレッドブル・レーシングのデビッド・クルサードが入った。 
パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー部門シニアゼネラル・マネージャー、パスカル・バセロンは次のように述べている。 
 
「ヤルノのほうは本当に見事な週末だった。彼がついにポイントを獲得できたことは素晴らしいことだ。ラルフはずっとグリップの問題に悩まされ続け、ヤルノとはまったく別のレース展開となってしまった。彼のクルマはあまりにもグリップが低く、ターン10では2度も飛び出してしまったこともあって、われわれとしては彼のレースを途中で終わりにする必要があると感じていた。これほどの高速サーキットが舞台でそういった症状が出てしまっては、得られるものは何もないし、われわれにチャンスはまったくないと言えた」 
 
F1世界選手権は、次週末のアメリカGP開催のため、これからインディアナポリスを目指すことになる。
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| 1 | 
F・アロンソ
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ルノー | 
 
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| 2 | 
M・シューマッハー
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 フェラーリ | 
 
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| 3 | 
K・ライコネン
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マクラーレン | 
 
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| 4 | 
G・フィジケラ
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ルノー | 
 
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| 5 | 
F・マッサ
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フェラーリ | 
 
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| 6 | 
J・トゥルーリ
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トヨタ | 
 
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| 7 | 
N・ハイドフェルド
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ザウバー | 
 
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| 8 | 
D・クルサード
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レッドブル | 
 
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詳細.. | 
 
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