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Rd17. Grand Prix of Japan
grand prix
2006年F1第17戦日本GP 
凱旋レースで日本のファンを前に雪辱戦
鈴鹿でのレース経験豊富なR.シューマッハーとJ.トゥルーリが好結果目指して全力アタック
 
2006年10月2日(月)
 

2006年F1シーズンのフィナーレも目前となり、パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末、ホームレースと なる日本GPを楽しみにしている。18戦ある今シーズンの、最終戦の1戦前となる今大会は、2007年に 日本GPが富士スピードウェイで開催されることから、鈴鹿サーキットでの最後のGPとなるかもしれない。 母国GPで良い結果を望むのには多くの理由があるが、チームの誰もが、トヨタの従業員を含む、多くの 地元ファンの前で良いレースを見せたいと願っている。厳しい結果に終わった先週末の中国GPの雪辱を 果たし、レースドライバーのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは日本のファンに出来る限りの結果を 残すべく、全力を尽くす。

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー7

「私が初めて鈴鹿を走ってから、もう10年以上経つ。日本のF3000選手権を戦っていた数年で、私はこの コースを学び、今でもF1カレンダーの中でも大好きなコースの一つだ。あらゆるタイプのコーナーを持ち、 ドライビングにおいて素晴らしいチャレンジとなる。多くの重要なポイントがあるが、特に、良く知られている S字コーナーを含む最初の区間が重要だ。もちろん鈴鹿がF1カレンダーから消えることは残念だが、同時に、 トヨタのホームコースである富士スピードウェイで来年から戦えることを楽しみにしている。レースドライバーに とって、日本でレースを戦うことはいつも、とても楽しみだ。日本のファンはモータースポーツについて非常に 熱狂的で、いつも大歓迎を受ける。そして、日本GPはトヨタのドライバーにとっても、特別なイベントだ。それは 私が昨年、鈴鹿でポールポジションを獲得したときに良く分かった。今年も上位を狙い、そして、レースで 良い結果を得られることを願っている」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8

「日本GPは我々のホームレースであり、とても多くの声援を受け、トヨタに関係する誰にとっても間違いなく 非常に重要なレースだ。日本のファンはF1に情熱的であり、大きなサポートを与えてくれる。さらに、地元 チームのドライバーであればなおさらだ。日本はヨーロッパと大きく異なるが、私は日本人とは仲良くして きており、ゴーカートで戦っていた頃から多くの日本の友人がいる。また私には、日本に大きなファンクラブが あり、今週、多くの私のファンと会えることを楽しみにしている。私がこのチームでレースを初めて戦ったのは 2004年の鈴鹿GPであり、私にとって、トヨタドライバーとして3度目の日本GPとなる。しかし、私がこの コースに初めてやって来たのは1990年のゴーカートレースでのことだった。うまく組み合わされたコーナーを 持つ、非常に難しいサーキットで、ドライバーをとても楽しませてくれる。中国GPでは苦戦を強いられたが、 我々は日曜日、全てのファンとトヨタの従業員の声援に応えるべく、可能な限りの努力をするので、期待を してほしい」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「我々は常にプレッシャーを感じており、全てのレースで、1戦毎に全力を尽くしている。中でも、鈴鹿は特別だ。 応援に来てくれるトヨタのファンと従業員全てのために、誇るべき記憶を残せることを真に望んでいる。今回が 鈴鹿での日本GPは最後となるかもしれない。来年からは富士スピードウェイへスイッチするからだ。鈴鹿での 歴史と伝説は感慨深いが、新しいサーキットへの挑戦は楽しみであり、2007年に富士スピードウェイで レースを戦うことを待ちわびている。鈴鹿サーキットは多くの中高速コーナーを持っており、高速域での バランスを要求するドライバーズサーキットだ。グリップは常に非常に重要だが、鈴鹿サーキットではバランスを 見出すために妥協することが出来る。ハンドリングが鍵であり、予測可能で運転しやすくなければならない。 ブレーキにおいては負担の小さいサーキットの一つだが、タイヤについては厳しく、限界に近い固いタイヤを 選ばなくてはならない。通常のコンディションなら鈴鹿サーキットは我々の“TF106B”に向いているコースで あり、レースに手応えを望んでいるということは間違っていないはずだ」