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Rd.1 Grand Prix of Australia
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F1第1戦オーストラリアGP開幕。公式練習初日は悪天候
R.シューマッハーとJ.トゥルーリが“TF107”で予選、決勝へ向けデータ収集

2007年3月16日(金)(オーストラリア・メルボルン発

2007年シーズンF1選手権第1戦オーストラリアGPが開幕。オーストラリア・ メルボルン市内のアルバート・パーク・サーキットで公式練習の第1回目と第2回目が 行われた。今シーズンより、金曜日の公式練習走行での規則が変更となり、走行時間は 各セッション1時間半に延長され、サードカーの走行は全チーム禁止となったが、 各チーム共、ドライバーの選択はテストドライバーを含めて自由に選択出来ることと なった。パナソニック・トヨタ・レーシングはレースドライバーのラルフ・シューマッハーと ヤルノ・トゥルーリが走行。予選、決勝へ向けてデータ収集とセットアップを行った。 午前10時からの公式練習第1回目は、気温21度、路面温度24度、湿度90%の コンディション。午前中は朝からの雨が若干残り、濡れた路面のコンディションが 徐々に乾き出すという難しい状況で、ラルフ・シューマッハーは9周のみの走行に留め 20番手、ヤルノ・トゥルーリも11周で22番手となった。2時間半のインターバルの後、 午後2時から行われた公式練習第2回目は、気温22度ながら路面温度は30度まで上昇。 ヤルノ・トゥルーリは33周、ラルフ・シューマッハーも26周を走り込み、それぞれ12番手、 16番手のタイムながら、明日の予選、日曜日の決勝へ向けて着実にデータを収集した。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー12   
シャシー:TF107/04



公式練習1回目: 22番手 1分44秒130(トップと14.916秒差) 11周
公式練習2回目: 12番手 1分28秒921(トップと1.568秒差) 33周

「新しいシーズンと新しい挑戦のために、再びサーキットに戻ってこられるのは 良い気分だ。午前中は十分なグリップが得られなかったが、午後のセッションは トラブルなく終えることが出来た。今日は順調な一日となり、明日を楽しみにし ている。我々はテストでハードな冬季オフシーズンを過ごしてきたが、このレー スウィークが進むに連れ、我々がどの位置にいるかが明らかになっていくだろう。 金曜日の公式練習における新しい規則はドライバーにとっても、チームにとって も良い変更で、特に観客にとっては、最後までF1カーが走行しているのを見るこ とが出来るという意味で素晴らしいし、それが最も重要なことだ」

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー11 
シャシー:TF107/03



公式練習1回目: 20番手 1分39秒550(トップと10.336秒差)  9周
公式練習2回目: 16番手 1分29秒574(トップと2.221秒差) 26周

「いつでも、金曜日の時点で自分たちがどの位置にいるのかを語るのは困難なことだ。 しかし、今日の午後は適切な作業がこなせた。赤旗による中断を除けば、大きな問題も なくプログラムを遂行出来た。コンディションは変化していったが、大きな問題とはならず、 若干の霧雨もあったがパフォーマンスには影響なかった。週末へ向けて、天候が好転して いくはずだが、我々はメルボルンの天候が、わずか1時間の間に大きく変わりうるという ことを知っており、それを忘れてはならない。我々は運不運入り交じった冬季テストを 経てきた。この週末は、目標を定めるためにも、有意義なものになるだろう」

ディーター・ガス :  レース&テスト チーフエンジニア

「天候と赤旗中断により、容易ではない午後のセッションであった。それは全チーム同じ 条件であるが、そのために、今年から延長された公式練習セッションを最大限に利用する ことが出来たとは言いがたい。タイヤのテストプログラムを厳密に立てていたが、今日の コンディションは全てが混在しており、それは有効に時間を使うことが出来なかったことを 意味する。とはいえ、今日は2種類の仕様のドライタイヤとウェットタイヤでの走行を 行うことが出来た。これから、得られたデータを確認する必要がある。なぜなら今年は、 両方のタイヤコンパウンドを使わなくてはならず、タイヤの選択がレース戦略において 非常に重要になるからだ。我々にはまだ明日へ向けてやるべき作業が多く残っている」

新居章年 :  技術コーディネーション担当ディレクター

「いよいよ2007年シーズンが開幕。午前のセッションは生憎の雨となり、午後の セッションに予定のプログラムが集中し、あわただしい初日となった。雨上がりの路面、 時折強い風が吹くコンディションでセットアップに苦み、ポジション的には満足行くものでは なかったが、ラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリともトラブルも無く、明日以降の 予選、レースに向けてデータ収集を行うことが出来た。明日の予選、明後日の決勝で上位を 狙って頑張る」

Result
1 K.ライコネン フェラーリ
2 G.フィジケラ ルノー
3 L.ハミルトン マクラーレン
4 A.デビッドソン スーパーアグリ
5 F.マッサ フェラーリ
6 N.ハイドフェルド BMW
7 F.アロンソ マクラーレン
8 H.コバライネン ルノー
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