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Rd.11 Grand Prix of Hungary
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ハンガリーGP予選 R.シューマッハーが6番手、J.トゥルーリは9番手から明日の決勝レースへ
2007年8月4日(土)(ハンガリー・ハンガロリンク発)

F1第11戦ハンガリーGPの公式練習第3回目に続き、予選が行われた。例年猛暑に見舞われるハンガリーGPだが、今年は比較的涼しく、午前11時から公式練習第3回目が気温24度、路面温度37度、湿度40%のコンディションの下で開始された。パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーは、好タイムで周回を重ね、それぞれ7番手、8番手と手応えを得て、午後の予選へと臨んだ。午後2時、気温27度、路面温度39度、湿度28%ながら、かなり風の強い状況で予選を開始。予選第1セッションは、ラルフ・シューマッハーが7番手、ヤルノ・トゥルーリが8番手で通過。続く予選第2セッションでは、有力ドライバーが脱落する波乱の展開となったが、ヤルノ・トゥルーリは1回目のタイムアタックで好タイムをマーク。1度のタイムアタックながらマクラーレンの2台に次ぐ3番手タイムを叩き出し、8番手に入ったラルフ・シューマッハーと共に、盤石の態勢で最終第3セッションへの進出を決めた。最終第3セッションでは、ラルフ・シューマッハーが好走。3列目6番手グリッドを獲得。ヤルノ・トゥルーリも9番手グリッドに付け、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、共にトップ10グリッドから明日の決勝レースでポイント獲得へと臨む。

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー11
シャシー:TF107/05



公式練習3回目 : 8番手 1分20秒933(トップと0.750秒差) 21周
予選第1セッション : 7番手 1分20秒449(トップと0.879秒差) 7周
予選第2セッション : 8番手 1分20秒455(トップと1.154秒差) 6周
予選第3セッション : 6番手 1分20秒714(トップと1.040秒差) 11周
グリッド : 6番手(暫定)

「良い仕事が出来た一日だった。勿論今日以上によい結果を出せる可能性はいつでもあるが、今日のアタックラップは上手く行き、何の問題も無かった。このサーキットは非常に狭く、最良の状態で1周走り切るのは非常に難しい。我々は、1周のアタックラップだけでなく、ロングランにおいてもかなりの戦闘力の高さを発揮し、本当に喜んでいる。これは、チームにとっても私自身にも励みとなる。残念ながら、6番手というグリッドポジションは、路面が汚れている側ではあるが、全力を尽くして良いスタートを切り、上位でレースを戦いたい。チームは本当にハードな作業を続けて来て、我々は、小さな改良と共にハンガリーへとやって来た。しかし、全体的には、“TF107”はここ数戦の間にも、どのサーキットへ向けても改良が進んでることに満足している。我々は走行ペースにおいて、ライバル勢と比較しても遜色ないレベルにあることは確かだ。我々の2台が共に予選でトップ10入りを果たすことが出来たことは、明日の決勝レースにおいて期待が持てることであり、私は楽しみにしている」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー12
シャシー:TF107/06



公式練習3回目 : 7番手 1分20秒878(トップと0.695秒差) 22周
予選第1セッション : 8番手 1分20秒481(トップと0.911秒差) 6周
予選第2セッション : 3番手 1分19秒951(トップと0.650秒差) 3周
予選第3セッション : 9番手 1分21秒206(トップと1.532秒差) 11周
グリッド : 9番手(暫定)

「予選第1セッションと第2セッションでとても良い走りが出来ただけに、予選最終セッションの結果には、少しだけ失望している。第1セッションでのラップタイムは悪くはなかったが、風がとても強く、それがバランスに影響を及ぼした。そして第2セッションでは、とても上手く行き、実際に3番手に付けることが出来た。あの1周でしか出来ない、本当に素晴らしいラップだった。最終第3セッションでは、車体がかなり重く感じられ、運転はやや困難だった。全体的に私のラップタイムは、予想していたよりもやや遅かったが原因は分からない。しかし、それにも関わらず、我々は2台共にトップ10入りすることが出来、チームにとっても良い結果となった。2台とも良いポジションに付けており、更なるポイント獲得を目指し明日は戦いを挑む。とにかく、私は第2セッションで3番手につけて良いペースを掴んで、より上位グリッドが狙えると思っていただけに残念だ」

パスカル・バセロン
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「今シーズン最高の予選結果となり、そのことには満足している。我々の1台が、たった1回のタイムアタックで最終第3セッションへ進出出来たのは初めてのことであり、明らかに、ここハンガリーで良い状態にあることを示している。とはいえ、第1セッションと第2セッションにおけるデータから、もう少し上位グリッドを狙えると考えていただけに、悔しく思っている。しかし、いつものことながら、他のチームがどのような戦略を採っているのかは分からない。これまでのところ、ハンガリーでのレースウィークは、作業の視点から見れば、とても順調に進んでいる。我々は昨日多くの作業をこなした。主にタイヤに関するものだったが、それは、この週末はタイヤにまつわる、予選最終セッション終盤のピットまわりの作業が忙しくなると予想したからだ。コンディションに最も合うタイヤを見出すことは挑戦であったが、我々は良い決断が出来たと思う。いつも通り、我々は明日を待つこととなるが、本当に決勝レースが楽しみだ」

新居章年
技術コーディネーション担当ディレクター

「今年最高の予選順位を更新することは出来なかったが、グリッドポジションが大きな意味を持つハンガリーで、6番手と9番手の予選結果は、ポイント獲得に向け、まずまずと言える。明日のレースに向けては、課題のスタートにも対策を施して来たので、是非良いレースをお見せしたい」

Result
1 F・アロンソ マクラーレン
2 L・ハミルトン マクラーレン
3 N・ハイドフェルド BMW
4 K・ライコネン フェラーリ
5 N・ロズベルグ ウィリアムズ
6 R・シューマッハー トヨタ
7 R・クビサ BMW
8 G・フィジケラ ルノー
詳細..