グランプリ > 2007グランプリ > トルコGP > プレビュー
Rd.12 Grand Prix of Turkey
grand prix
プレビュー フリー走行 予選 決勝 レビュー
第12戦トルコGP 夏期休暇を終え、好調を維持し後半戦へ
前戦6位入賞のR.シューマッハーと、予選好走のJ.トゥルーリが更なる好結果へ

2007年8月20日(月)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、F1恒例の夏期休暇期間を終え、トルコのイスタンブール・パーク・サーキットで行われる第12戦トルコGPへと向かう。2週間に渡るインターバルはあったものの、チームは前戦ハンガリーGPの直後から、今週末へ向けた準備のためにハードな作業を続けて来た。トルコGPのために、“TF107”には、新しい車体下面パーツ及び、フロントウィングが用意されている。チームは前戦ハンガリーGPにおける、ラルフ・シューマッハーの6位入賞という好結果を携え、自信と共にトルコGPへと臨む。14のコーナーを持つ、全長5.338kmのイスタンブール・パーク・サーキットは、現在のF1カレンダーの中で最も新しく作られたサーキットであり、いくつかのコーナーと重要なアップダウンによって、最もチャレンジングで、偉大なコースのひとつといえる。気温30度を超える猛暑も予想され、暑さと低い路面グリップのために、ブリヂストンは、ミディアム及びハードのコンパウンドを今週末のグランプリへと持ち込む。パナソニック・トヨタ・レーシングは、過去2回のトルコGPにおけるポイントを再現すべく、日曜日に行われる58周の決勝レースに挑む。

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー11

「ハンガリーGPは、私にとって今季最高の予選グリッド及び決勝結果で終えることが出来、私自身にとっても、チームにとっても非常に素晴らしい週末であった。我々は本当に競争力が高く、良い結果を得たことで、そのパフォーマンスを今週末のトルコGPでも発揮出来ることを期待している。イスタンブール・パークは近代的なサーキットならではの、極めて独特なコースで、多くのアップダウンと様々なコーナーを特徴としており、ドライブするのはエキサイティングだ。ここ数戦、我々は競争力を増しており、正しい方向へと進んでいることを示している。また、異なるタイプのサーキットでも満足行く競争力を見せており、この週末も同様の速さを見せられることを望んでいる。チームにとって重要だったのは前戦ハンガリーGPでポイントを獲得出来たことであり、トルコGPでもそれを再現することが目標だ。私は夏期休暇を十分楽しんだが、今は既にレースへと戻る準備が出来ている」

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー12  

「家族と共にリラックスした夏期休暇を満喫し、トルコGPを戦うのが楽しみだ。前戦ハンガリーGPは、予選第2セッションで3番手につけ、ポテンシャルを示せただけに、私にとっては残念な結果に終わってしまった。我々は改善のためにハードな作業をする必要がある。イスタンブール・パーク・サーキットは確かに新しいコースであり、最も独特なのが第8コーナーだ。厳しいコーナーである左回りの第8コーナーは、3つのコーナーで構成されており、高速かつ、このコースの中でも最もチャレンジングな部分である。私はトルコGPの週末を楽しみにしており、我々の“TF107”はポイント獲得の力を持っているだけに、全てが上手く行けば、相応の結果が得られると思っている。まずは、私が更新し続けている予選での連続トップ10入りを維持し、決勝レースでも再びポイント獲得を果たしたい」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「我々は、トルコGPでF1の現場へ戻ることを楽しみにしており、前戦ハンガリーGPでラルフ・シューマッハーが6位ポイント獲得を果たしてくれたこともあり、期待も高まっている。イスタンブール・パーク・サーキットは、第8コーナーを除けば、標準的な近代F1サーキットと言うことが出来る。第8コーナーは、本当に特別なコーナーだ。ドライバーの身体に対しても、タイヤに対しても、非常に厳しいコーナーである。このために、ブリヂストンはより硬めのタイヤをトルコGPに用意するはずだ。第8戦フランスGP以来、我々は予選の結果からも、パフォーマンス面で着実な進化を遂げて来ており、決勝レースの結果にも徐々に現れ始めている。高いダウンフォースセッティングを必要としたハンガリーGPの後、マニクール、シルバーストーン、そしてニュルブルクリンクで示してきたように“TF107”には得意と思われる中程度のダウンフォースのセッティングへ戻ることになる。従って、ここ数戦の様に予選での好結果を継続出来ると共に、ハンガリーGPでのラルフ・シューマッハーの決勝結果も再現出来ることを期待している。前戦ハンガリーでは、BMW勢と戦うことが出来たのを喜んでおり、今後のレースでも、我々の両ドライバーがトップ6での戦いに挑んで、ポイントが獲得出来ることを願っている」