TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
Rd.4 岡山国際サーキット 大会情報

開幕から2カ月で早くも前半3戦が終了し
プロフェッショナルは織戸選手が一歩リード、クラブマンは混沌とした争いが続く

 3月末に鈴鹿サーキットで開催された第1戦で2018年のシーズンが幕を開けたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。約2カ月の間に鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGO、オートポリスの3戦が実施され、今シーズンは年間8戦が予定されているので、シリーズを前半・中盤・後半に分けるとすると前半が終わったことになる。

第3戦を制したのは♯82谷口信輝 選手。総合33ポイントで現在2位
第3戦を制したのは♯82谷口信輝選手。総合33ポイントで現在2位

 プロフェッショナルシリーズは、初戦が♯17織戸学選手、第2戦が7堤優威選手、第3戦が♯82谷口信輝選手と3名のドライバーが優勝した。織戸選手は、第3戦でも表彰台に登っていて、3戦を終了した時点で43ポイントを獲得。ポイントランキングのトップを走る。プロフェッショナルシリーズは今年から有効ポイント制ではなく全戦のポイントが対象となるので、2位の谷口選手に11ポイント、3位の堤選手に21ポイント差を付けている織戸選手が優勢な状況になる。
 今シーズンのプロフェッショナルシリーズでは、織戸選手や谷口選手のベテラン勢も速さを見せているが、第2戦で初優勝を飾った堤選手や開幕戦で2位となり、第3戦の予選でも2番手を獲得している♯80菅波冬悟選手、第3戦で初入賞を果たした♯18平木湧也選手といった20代前半の若手ドライバーも頭角を現している。シーズン中盤以降は、ベテラン勢に対して若手ドライバーがどのような戦いを見せるのにも注目が集まる。

第3戦を制したのは♯82谷口信輝 選手。総合33ポイントで現在2位
第3戦を制したのは♯82谷口信輝選手。総合33ポイントで現在2位
第3戦優勝で名乗りを上げた♯70庄司雄磨選手。総合33ポイントで現在3位
第3戦優勝で名乗りを上げた♯70庄司雄磨選手。総合33ポイントで現在3位

 一方のクラブマンシリーズは、初戦が♯0神谷裕幸選手、第2戦が松原怜史選手、第3戦が庄司雄磨選手と、こちらも3人の勝者が名乗りを上げている。ポイントランキングでは1勝を挙げている神谷選手がトップだが、3戦で2回の表彰台に登りコンスタントにポイントを獲得している♯25水谷大介選手が同ポイントで追いかける。3位には庄司選手がつけ、その差は6ポイント。クラブマンシリーズは、9戦中5戦の有効ポイント制で競われるため、まだまだシリーズランキング争いは接戦といえそうだ。

第3戦優勝で名乗りを上げた♯70庄司雄磨選手。総合33ポイントで現在3位
第3戦優勝で名乗りを上げた♯70庄司雄磨選手。総合33ポイントで現在3位
総合43ポイントでシリーズランキングのトップに立っている織戸選手
総合43ポイントでシリーズランキングのトップに立っている♯17織戸学選手

 迎える第4戦は、岡山国際サーキットが舞台で6月23日(土)に予選、24日(日)に決勝が実施される。確定したエントリーリストを見ると、プロフェッショナルシリーズが35台、クラブマンシリーズが67台。前戦のオートポリスラウンドは、九州への遠征ということもあり参加台数が若干少なかったが、第4戦では計102台のワンメイクマシンがサーキットに並ぶことになる。

 プロフェッショナルシリーズでは、シリーズランキングのトップに立っている織戸選手が、さらにポイントを積み重ねていくのか、それとも上り調子の谷口選手が連勝を飾るか、もしくは他のドライバーが活躍をみせるか目が離せない。気になるのは昨シーズンにチャンピオン獲得した♯1近藤翼選手が上位争いに絡んでこないことだ。本来の実力を発揮して、ランキング上位陣を抑えてチャンピオンシップをかき回してもらいたい。
 また、トピックスとしてはSUPER GTを始め数多くのレースで活躍してきた、#300木下みつひろ選手が参戦を予定している。 今回、ハンコックタイヤは諸般の事情によりプロフェッショナルシリーズでのタイヤ使用が認められなかったために、当該タイヤを装着しての参戦はないが、次回以降での参戦が期待される。

 クラブマンシリーズは、2015年の初年度から昨シーズンまでポールポジションを獲得したドライバーが岡山国際サーキットラウンドを制している。もし、このジンクスが通用するならば、ポールポジション争いが見物となる。

 まだ、梅雨が明けない岡山国際サーキットなので、予選と決勝レースともにウエットコンディションになる可能性もある。雨が降ると経験豊富なベテラン勢が強さをみせることが多いので、路面コンディションにも注目したい。

総合43ポイントでシリーズランキングのトップに立っている織戸選手
総合43ポイントでシリーズランキングのトップに立っている♯17織戸学選手

大会基本情報

日程:
6月23日(土)~24日(日)
開催サーキット:
岡山国際サーキット
住所:
岡山県美作市滝宮1210
1周距離:
3.703km
コース幅:
12~15m
コースレコード:
1'50"899 山田英二
周回数:
12
レース距離:
44.436Km
最大決勝出走台数:
40台

コース図

オートポリス コース図

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過去の結果

プロフェッショナルシリーズ

年度 優勝者 優勝タイム FL記録者 FLタイム PP記録者 PPタイム
2017 佐々木雅弘 22'41.285 佐々木雅弘 1'52.060 蒲生尚弥 1'51.319 レポート

クラブマンシリーズ

年度 優勝者 優勝タイム FL記録者 FLタイム PP記録者 PPタイム
2017 神谷裕幸 27'01.240 神谷裕幸 1'53.201 神谷裕幸 1'53.759 レポート

FL:ファステストラップ、 PP:ポールポジション

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!

全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

>J SPORTS(MOTOR GAMES TV)はこちら
第4大会 第4戦 岡山国際サーキット 放送スケジュール
7月16日(月)21:00~(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)

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