LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.5北米WTSC伝統の6時間戦でLEXUS RC F GT3が
ポールスタートから6位フィニッシュ

2021.07.02(金)- 11:00配信

 今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートは、米国のWeatherTech SportsCar Championshipの模様をお伝えします。

WTSC 第4戦デトロイトで4位5位フィニッシュしたバッサー・サリバン・レーシング 14号車と12号車

WeatherTech SportsCar Championship第4戦デトロイト
Detroit Grand Prix

 6月11日(金)と12日(土)の両日、米国ミシガン州デトロイトのレースウェイ・アット・ベル・アイル・パークでWeatherTech SportsCar Championshipの第4戦が、シリーズとして今季2戦目となるスプリント戦として行われました。このベル・アイルでの同シリーズ戦は、昨年は行われなかったものの、2019年にはLEXUS RC F GT3が1-3位フィニッシュを飾っています。
 今季の同シリーズには、バッサー・サリバン・レーシングから2台のLEXUS RC F GT3がGTDクラスに参戦しています。今大会には12号車でフランキー・モンテカルボとタウンゼン・ベル、14号車は昨年の覇者でもあるジャック・ホークスワースとアーロン・テリッツのコンビで出場しました。
 予選では12号車がクラス2番手タイムをマーク。14号車はセッション中にクラッシュを喫し、最後尾12番手からのスタートとなりました。
 12日(土)の決勝レースは併催レースの遅れにより、予定よりも1時間ほど遅い午後6時過ぎに1時間40分で争われる戦いのスタートが切られました。
 2番手からスタートを切った12号車は、序盤の上位争いの中で他車と接触し、スピン。最後尾までポジションを落としてしまいました。
 一方、最後尾12番手からスタートを切った14号車は序盤から目覚ましい追い上げを見せ、一時は3位まで浮上。しかし、壁への接触でタイヤパンクに見舞われ予定外のピットインで後退を余儀なくされました。
 一度は7位まで順位を落とした14号車でしたが、その後追い上げを見せ5位でチェッカー。12号車が6位で続きました。レース後、上位車両がペナルティで失格となったためひとつずつ順位が繰り上がり、14号車が4位、12号車が5位という最終結果となりました。14号車にとっては今季初のトップ5フィニッシュを果たしました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
4位12番手14ジャック・ホークスワース
アーロン・テリッツ
バッサー・サリバン・レーシング6211.573
5位2番手12フランキー・モンテカルボ
タウンゼン・ベル
バッサー・サリバン・レーシング6212.439
WTSC 第4戦デトロイトで2番手グリッドからスタートしたバッサー・サリバン・レーシング 12号車
WTSC 第4戦デトロイトで今季初のトップ5フィニッシュを果たしたバッサー・サリバン・レーシング 14号車

WeatherTech SportsCar Championship第5戦ワトキンズ・グレン
Sahlen's Six Hours of The Glen

 6月24日(木)から27日(日)にかけて、米国ニューヨーク州ワトキンズ・グレンのワトキンズ・グレン・インターナショナルでWeatherTech SportsCar Championshipの第5戦が6時間耐久レースとして行われました。
 60年代、70年代にはF1も開催された歴史あるコース「ザ・グレン」での6時間レースには、バッサー・サリバン・レーシングから2台のLEXUS RC F GT3がGTDクラスに参戦。12号車はフランキー・モンテカルボとザック・ビーチ、ロバート・メゲニスの3人、14号車はジャック・ホークスワースとアーロン・テリッツに、カイル・カークウッドが加わってのラインナップで挑みました。
 予選では14号車がポールポジションを獲得。12号車は6番手につけました。
 27日(日)午前10時40分に6時間で争われる決勝レースがスタート。ポールポジションの14号車は首位を守り、6番手スタートの12号車も3位へと浮上しました。
 しかし、レース中盤には12号車はハンドリングのトラブルに見舞われ徐々にポジションダウン。
 14号車は5時間過ぎまで首位争いを繰り広げていましたが、残り1時間を切ったところで不運なタイミングのイエローコーションが出され、ピット戦略でポジションダウン。最後は激しいバトルの末に1台パスし、6位でチェッカーを受けました。14号車も6時間を首位と同一周回で走り抜き、11位でフィニッシュしました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
6位1番手14ジャック・ホークスワース
アーロン・テリッツ
カイル・カークウッド
バッサー・サリバン・レーシング17919.782
11位6番手12フランキー・モンテカルボ
ザック・ビーチ
ロバート・メゲニス
バッサー・サリバン・レーシング17931.199
WTSC 第5戦ワトキンズ・グレンでポールポジションを獲得したバッサー・サリバン・レーシング 14号車
バッサー・サリバン・レーシング 12号車

次号のマンスリーレポートは8月3日頃の発行を予定しています。