今月のLEXUS カスタマーマンスリーレポートは、シーズン終盤に入ってきた国内SUPER GTとスーパー耐久、そしてLEXUS RC F GT3が新たにスポット参戦したGT World Challenge Asiaシリーズの模様をお伝えします。
SUPER GTシリーズ第6戦 SUGO
SUGO GT 300km RACE
SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACE」が9月17日(土)、18日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
今季のSUPER GTのGT300クラスには、LEXUS RC F GT3が1台、K-tunes RC F GT3 96号車として新田守男/高木真一のベテランコンビでシリーズ参戦しています。
全8戦で競われている2022年シーズンのSUPER GTも今大会を含め残すところ3戦。シーズンフル参戦車両は、次戦第7戦ではサクセスウェイトが半減、最終戦はノーウェイトとなるため、今大会が最もサクセスウェイトの重いレースとなります。
17日(土)気温は26度、路面温度31度ながらやや蒸し暑いコンディションの中、午後2時半よりノックアウト方式の予選が行われました。
GT300クラスのQ1は2グループに分けて実施。96号車はA組で新田守男がアタックし4番手でQ2へ進出。Q2では高木真一がアタックしトップタイムをマークしましたが、予選後の車検でサクセスウェイトの重量違反と判定され、予選タイム抹消。96号車は最後尾から決勝レースをスタートすることとなりました。
18日(日)、朝は好天に恵まれていたものの、昼頃には薄曇りとなった空の下、気温27度、路面温度33度ながら湿度75%と蒸すコンディションで午後2時に、84周の決勝レースがスタートしました。
最後尾グリッドとなった96号車はピットスタートを選択。新品タイヤへ交換してレースを開始しました。1周目からクラッシュ車両によるセーフティカーが出され、ピットスタートによるタイムロスは帳消しに。再スタート後、雨が降り始め、雨脚は徐々に強くなっていきましたが、スタートドライバーの新田はスリックのまま最少周回義務の26周を走り抜き、ウェットタイヤへと交換すると共に高木へと交代。その後、雨が止んで路面コンディションが回復していったため、42周目にピットインしスリックタイヤへと交換して好ペースでの走行を続けました。
難しいコンディションでの混戦となる中、着実な追い上げを見せた96号車は、最後尾スタートから18ポジションアップの9位でフィニッシュし、ポイント獲得を果たしました。
リザルト(GT300クラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | 車両名 | 周回 | トップとの差 |
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9位 | 27番手 | 96 | 新田 守男/高木 真一 | K-tunes RC F GT3 | 78 | 1 Lap |
ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Honkook 第5戦 もてぎ
もてぎスーパー耐久 5Hours Race
9月3日(土)と4日(日)の両日、栃木県のモビリティリゾートもてぎでENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Honkook 第5戦「もてぎスーパー耐久 5Hours Race」が開催されました。
今シーズンの同シリーズには、最速のST-XクラスにaprからDENSO LEXUS RC F GT3 31号車が参戦しています。今大会31号車は、永井 秀貴/嵯峨 宏紀/小高 一斗のドライバーラインナップで5時間レースに挑みました。
3日(土)に行われた予選では、AドライバーとBドライバーの2人がアタックし、それぞれのベストタイム合算でグリッドが決定。31号車は永井秀貴と嵯峨宏紀がアタックし、6番手グリッドを獲得しました。
4日(日)曇り空で過ごしやすい気候の下、午前11時より8クラス51台もの車両が5時間にわたって競い合う決勝レースがスタート。
6番手グリッドからスタートを切った31号車は、スタートを担当した小高が目覚ましい走りを見せ、一時はトップを走行するなど上位争いを展開。しかし、終盤のバトルで惜しくもライバルの先行を許し、5位フィニッシュとなりました。
リザルト(ST-Xクラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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5位 | 6番手 | 31 | 永井 秀貴/嵯峨 宏紀/小高 一斗 | apr | 147 | 1’13.158 |
Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWS 第5大会 岡山
9月23日(金)から25日(日)にかけて、岡山県の岡山国際サーキットで、Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSの第5大会(第9戦、第10戦)が行われました。
同シリーズは世界中の様々なメーカーのGT3車両により争われているGT World Challengeのアジア選手権で、2022年シーズンはこの岡山大会が最終大会となります。これまで同選手権へのLEXUSの参戦はありませんでしたが、今大会、K-tunes RacingよりLEXUS RC F GT3が初めて参戦することとなりました。国内SUPER GTにもLEXUS RC F GT3で参戦している同チームは、同じ96番の車両ナンバーを付け、野上昌範/新田守男のコンビでGT3プロアマクラスにエントリーしました。
23日(金)の練習走行を経て、24日(土)の午前中に2回の予選を実施。96号車はレース1(シリーズ第9戦)のグリッドを決定する予選1回目で17番手、レース2(第10戦)のグリッドを決定する予選2回目では12番手につけました。
2回の予選の後、午後2時50分より1時間で競われるレース1がスタート。他車のグリッド降格により16番手からスタートした96号車は、同シリーズ初レースながら着実に走り切り、総合18位(クラス10位)でチェッカーを受けました。
25日(日)午前11時40分より1時間で競われるレース2がスタート。12番手からスタートを切った96号車は前半10位前後を走行。中盤には最高6位まで順位を上げてピットイン。後半を担当した野上も健闘を見せ、レース1を上回る総合15位(クラス9位)でフィニッシュ。デビューレースで2戦共に完走を果たしました。
レース1 リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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総合18位(クラス10位) | 17番手 | 96 | 野上昌範/新田守男 | K-tunes Racing | 33 | 2 Laps |
レース2 リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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総合15位(クラス9位) | 12番手 | 96 | 野上昌範/新田守男 | K-tunes Racing | 37 | 1 Laps |
次号のマンスリーレポートは10月25日頃の発行を予定しています。