LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.4LEXUS RC F GT3が米国WTSC戦で開幕から4戦連続表彰台獲得

2023.05.30(火)- 13:50配信

今月のマンスリーレポートは、LEXUS RC F GT3が連続表彰台を獲得した米国WTSCシリーズと、大盛況となった国内SUPER GT、そして国内唯一の24時間レースであるスーパー耐久富士24時間の模様をお伝えします。

LEXUS RC F GT3が米国WTSC戦で開幕から4戦連続表彰台獲得

WeatherTech SportsCar Championship第4戦 ラグナセカ
Motul Course de Monterey

5月12日(金)から14日(日)にかけて、米国カリフォルニア州モントレーのウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで2023年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第4戦が2時間40分のスプリント戦として行われました。
今季の同シリーズには、バッサー・サリバンからGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
開幕戦デイトナ24時間で3位、第2戦セブリング12時間では2位、そして前戦ロングビーチでは今季初勝利を飾り、勢いに乗るGTDプロクラスの14号車は、ジャック・ホークスワースとベン・バーニコート、GTDクラスの12号車はフランキー・モンテカルボとアーロン・テリッツというそれぞれレギュラードライバーが出場しました。
13日(土)に行われた予選では、14号車、12号車共に各クラスの4番手グリッドを獲得しました。
14日(日)正午過ぎにレースがスタート。4番手からスタートした14号車のホークスワースは2位までポジションを上げて、残り1時間半ほどでバーニコートへとドライバーチェンジを行いました。14号車はこのピットで3位へとポジションを落とすも、ステアリングを引き継いだバーニコートが終盤まで上位争いを展開し、残り2周で前車をパス。2位でチェッカーを受け、開幕から4戦連続、前年からの継続では8戦連続となる表彰台を獲得しました。この結果、14号車のホークスワースとバーニコートとLEXUSは、GT3プロクラスでのドライバーズ及びマニュファクチャラーズでのランキング首位を守ることとなりました。
GTDクラスの12号車は、4番手スタートからトップ6圏内での走行を続けていましたが、残り1時間を切ったところでピットレーンウォールにヒットするアクシデントに見舞われ、レースを終えることとなりました(14位)。

リザルト

クラス順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
GTDプロ2位4番手14ジャック・ホークスワース
ベン・バーニコート
バッサー・サリバン977.955
GTD14位4番手12フランキー・モンテカルボ
アーロン・テリッツ
バッサー・サリバン5839 Laps
バッサー・サリバン 12号車
4戦連続での表彰台獲得でランキング首位を継続中のジャック・ホークスワース、ベン・バーニコート

AUTOBACS SUPER GTシリーズ第2戦 富士
FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE

SUPER GT第2戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE」が5月3日(水)、4日(木)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
今大会は、シリーズで通常戦われている距離の300kmに対し1.5倍の450kmで行われました。給油のためのピットインが2回義務づけられると共に、3人目のドライバーをエントリーすることができます。恒例のゴールデンウィーク期間中の開催となる今大会は好天に恵まれ、予選、決勝日の2日間を通じて8万人ものモータースポーツファンの皆様が入場。大盛況のイベントとなりました。
予選日の3日(水)は朝から好天に恵まれました。午前中の公式練習走行を経て、気温20度、路面温度32度の中、午後3時15分よりノックアウト方式での予選が行われました。
GT300クラスのQ1は2グループに分けて実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。LEXUS RC F GT3は2台共にB組から出走。高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車がトップと僅か0.242秒差で5番手に入りQ2進出。古谷悠河のANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車は0.08秒及ばず惜しくも9番手でQ1敗退となりました。
Q2に進出した96号車は新田守男が10番手グリッドを獲得しました。
決勝日の4日(木)は前売り券が完売となり、5万人近いファンの皆様がサーキットに集結。埋め尽くされたグランドスタンドの前で、熱戦が繰り広げられました。
午後1時半、気温22度、路面温度38度とこの期間中では一番暑いコンディションの中、静岡県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て、100周450kmのレースがスタート。GT300クラスは幅広いピット戦略を採るチームが多く、順位が目まぐるしく入れ替わる展開となりました。
10番手スタートの96号車は、スタート直後に接触を喫するも、トップ10圏内を争う走りを続け9位フィニッシュ。17番手からスタートした50号車は、スタートを担当したイゴール・オオムラ・フラガが僅か7周で最初の給油に入るという作戦を採り、レース折り返しすぎの48周目に2度目のピットインを行うと共に、古谷へとドライバーチェンジ。この時点で20位まで落ちていた順位を後半取り戻して行き、14位でチェッカーを受けました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
9位10番手96新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3921 Lap
14位17番手50イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3912 Lap
K-tunes RC F GT3 96号車
ANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車

ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 第2戦 富士
NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース

5月26日(金)から28日(日)にかけて、静岡県の富士スピードウェイでENEOS スーパー耐久シリーズ2023の第2戦「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」が開催されました。
今シーズンの同シリーズには、最速のST-XクラスにaprからDENSO LEXUS RC F GT3 31号車が参戦しています。今大会31号車は、永井 宏明/小高 一斗/嵯峨 宏紀/永井 秀貴/中山 雄一/上村 優太というドライバーラインナップで24時間レースに挑みました。
26日(金)に行われた予選では、31号車は3番手グリッドを獲得。
27日(土)午後3時、52台もの車両がグリッドを離れ、現在国内では唯一となる24時間レースのスタートが切られました。
31号車は嵯峨がスタートを担当し、1周目に2位へと浮上。序盤上位争いを繰り広げていましたが、エンジンの不調に見舞われ、2時間を迎える前にガレージへ。長い修復作業を余儀なくされ、大きく順位を落とすこととなってしまいました。
しかし、修復後レースに復帰してからは着実に周回を重ねて順位を取り戻していき、長い24時間を走り抜いてクラス5位(総合6位)でチェッカーを受けました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
5位3番手31永井 宏明/小高 一斗/嵯峨 宏紀/
永井 秀貴/中山 雄一/上村 優太
apr69040 Laps
apr 31号車
apr 31号車

次号のマンスリーレポートは6月27日頃の発行を予定しています。