4月を迎えてモータースポーツも続々とシーズンが開幕しています。今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートは、米国WTSCとWEC世界耐久選手権、国内SUPER GTとスーパー耐久の模様をお送りします。
WeatherTech SportsCar Championship第3戦 ロングビーチ
Acura Grand Prix of Long Beach
4月17日(金)と18日(土)の両日、米国カリフォルニア州ロングビーチの市街地特設コースで2026年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第3戦が100分間のスプリント戦として行われました。
今大会はGTDクラスとGTPクラスのみで行われるため、バッサー・サリバンのLexus RC F GT3は、シーズンレギュラーとして同シリーズに参戦している12号車と、スポットとして89号車を加えた2台がGTDクラスに出場しました。
予選ではフランキー・モンテカルボの89号車がポールポジションを獲得しましたが、予選後の車検で最低地上高違反が取られ、最後方からのスタートとなりました。12号車は7番手タイムをマークしました。
決勝では、6番手グリッドからスタートしたベンジャミン・ペダーセンの12号車が上位を争い、一時は3位を走行。レース中盤に出されたフルコースイエロー(FCY)の直前にピット作業を行い、タイヤを交換することなく、ドライバー交代と給油のみでコースへと復帰しました。
残り40分強で、FCYからの再スタートが切られると、ドライバー交代したアーロン・テリッツは素晴らしいオーバーテイクで首位に浮上。最後の29周で首位を守り続け、トップチェッカーを受けました。テリッツにとってはキャリア6勝目。GTDクラスに今季からデビューしたペダーセンにとっては嬉しい初勝利となりました。これでシーズンレギュラーの12号車はランキングでも3位に浮上しました。
これにより、バッサー・サリバンとLEXUSは、このロングビーチGPにおいて過去4年間で3勝目を挙げることとなりました。
一方、最後尾からのスタートを強いられた89号車は、ジャック・ホークスワースがスタートを担当。ライバル勢とは異なる戦略で前半に素晴らしい追い上げを見せ、26周目についに首位に立ちました。
しかし、首位に立った直後の不運なタイミングでFCYが出され、14周にわたって首位を走行したものの、再スタート後にピットインしてモンテカルボへと交代。モンテカルボは9位から順位を挽回し、5位でチェッカーを受けました。
リザルト(GTDクラス)
| 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 6番手 | 12 | アーロン・テリッツ ベンジャミン・ペダーセン | バッサー・サリバン | 68 | |
| 5位 | 17番手 | 89 | ジャック・ホークスワース フランキー・モンテカルボ | バッサー・サリバン | 68 | 10.237 |
世界耐久選手権(WEC)第1戦 イモラ
イモラ6時間
FIA世界耐久選手権(WEC)第1戦「イモラ6時間」が4月17日(金)から19日(日)にかけて、イタリアのイモラ・サーキットで開催されました。
今季の同シリーズには、アコーディスASPチームで2台のLexus RC F GT3がLMGT3クラスにフル参戦しています。
シーズン開幕戦がイモラへと移ったため、14日(火)には先だってプロローグテストが同コースで実施。2台のLexus RC F GT3はこの開幕前テスト、そして17日(金)の練習走行でも上位に肉薄する速さを見せました。
18日(土)に行われた予選では、トム・ファン・ロンパイの78号車が5番手、ペトル・ウンブラレスクの87号車が8番手に入り、2台揃ってトップ10グリッドを決定するハイパーポールへと進出。ハイパーポールでは、アドリアン・デイビッドの78号車が最前列2番手グリッド。クレメンス・シュミットの87号車も3番手で続き、Lexus RC F GT3は2台揃って好位置からのスタートとなりました。
イモラはこの週末を通して過去最多となる92,175人の観衆が集まり、グランドスタンドを埋め尽くした観衆の見守る中、19日(日)、気温24度、路面温度41度と暖かいコンディションで午後1時から6時間レースのスタートが切られました。
ロンパイの78号車は2番手、ウンブラレスクの87号車は3番手からスタートを切り、最初のスティントは共にトップ5圏内で順調に走行。
しかし、55分を過ぎたところで78号車が予定されたピットインのために戻って来ましたが、ここでトラブルに見舞われ、車両はガレージへ。長い修復を余儀なくされることとなってしまいました。
その2分後には、給油を終えてピットアウトして間もない87号車がアクア・ミネラリでストップ。そのままレースを終えることとなりました。
78号車は懸命な修復で車両を再びコースへと送り出しました。22周遅れとなった78号車でしたが、それでもデータを収集すべく粘り強く周回を重ね、171周を走り抜いて14位でチェッカーを受けました。
リザルト(LMGT3クラス)
| 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 14位 | 2番手 | 78 | トム・ファン・ロンパイ アドリアン・デイビッド エステバン・マッソン | アコーディスASP | 171 | 23 Laps |
| リタイア | 3番手 | 87 | ペトル・ウンブラレスク クレメンス・シュミット ホセ-マリア・ロペス | アコーディスASP | 32 | 162 Laps |
AUTOBACS SUPER GTシリーズ第1戦 岡山
OKAYAMA GT 300km RACE
AUTOBACS SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月11日(土)、12日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。
今季も同シリーズのGT300クラスには2台のLexus RC F GT3が参戦します。昨年から引き続き参戦のK-tunes RC F GT3 96号車に加え、今季は新たにシェイドレーシング RC F GT3 20号車が参戦します。
11日(土)の予選は気温25度、路面温度34度という夏日のコンディションで、午後2時よりノックアウト方式の予選が行われました。
Q1は2グループに分けて実施。新田守男の96号車がA組で3番手に入り、Q2へと進出。Q2では高木真一がアタックし、96号車は9番手グリッドを獲得しました。
清水英志郎の20号車はB組で出走しましたが、セッション残り5分を切ったところで車両トラブルに見舞われコース上にストップ。20号車は最後尾29番手から決勝をスタートすることとなりました。
12日(日)も好天に恵まれ、気温24度、路面温度39度というコンディションで午後1時20分にスタートが切られました。
新田がスタートを担当した96号車は9番手グリッドからスタートで3つ順位を落としましたが、徐々に挽回していき、20周目過ぎには8位へと浮上。一人のドライバーに義務づけられた最低周回数の24周を終えたところで早くもピットインし、左側の2輪のみを交換するという変則的な戦略を採りましたが、ピット作業でロス。高木へとドライバーチェンジし、27位でコースへと復帰しました。
最後尾近くまで順位を落とした96号車でしたが、上位勢と変わらぬハイペースでの追い上げを見せ、74周目には7位へ浮上。7位でチェッカーを受けました。
20号車は決勝前のウォームアップ走行でもトラブルが発生するも、懸命な作業で決勝までに修復し、最後尾からスタート。厳しい戦いの中で着実に走行を重ね、28位でフィニッシュしました。
リザルト(GT300クラス)
| 順位 | グリッド | No. | ドライバー | 車両名 | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7位 | 9番手 | 96 | 新田守男/高木真一 | K-tunes RC F GT3 | 76 | 1 Lap |
| 28位 | 29番手 | 20 | 平中克幸/清水英志郎 | シェイドレーシング RC F GT3 | 74 | 3 Laps |
ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE
第2戦 鈴鹿
SUZUKA 5時間レース
4月18日(土)と19日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE の第2戦「SUZUKA 5時間レース」が開催されました。
今シーズンの同シリーズには、最速のST-XクラスにaprからDENSO Lexus RC F GT3 31号車が参戦。開幕戦もてぎラウンドのレース1では見事優勝を飾っています。今大会31号車は、永井宏明/小河諒/嵯峨宏紀のドライバーラインナップで5時間レースに挑みました。
18日(土)に行われた予選は、AドライバーとBドライバーの合算でスターティンググリッドを決定。31号車は2列目4番手グリッドを獲得しました。
19日(日)正午に5時間レースがスタート。4番手グリッドの31号車は小河がスタートを担当し、前と大きく離されることなくポジションをキープし永井へと交代。ピット戦略でひとつ順位を上げると、57周目には2位へ浮上し、さらにトップとの差を詰めていきました。
トップと僅差で再び小河へと交代し、ついに首位に浮上しました。
残り1時間12分で嵯峨へと交代した31号車は、ピット作業で2位に後退。その後もトップ3による激しいバトルが続き、31号車は3位でチェッカー。今季2度目の表彰台を獲得しました。
リザルト(ST-Xクラス)
| 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3位 | 4番手 | 31 | 永井宏明/小河諒/嵯峨宏紀 | apr | 139 | 39.434 |
次号のマンスリーレポートは6月2日頃の発行を予定しています。



