モータースポーツ観戦には絶好の季節となりました。今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートは、米国WTSCシリーズと世界耐久選手権(WEC)、国内SUPER GTの模様をお送りします。
WeatherTech SportsCar Championship第4戦 ラグナ・セカ
StubHub Monterey Sports Car Championship
5月1日(金)から3日(日)にかけて、米国カリフォルニア州モントレーのウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで2026年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第4戦が2時間40分のスプリント戦として行われました。
今季の同シリーズには、バッサー・サリバンからGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLexus RC F GT3が参戦しています。
予選では、GTDプロクラスの14号車を駆るジャック・ホークスワースが自身通算16度目となるポールポジションを獲得。同シリーズでの最多ポールポジション記録に並びました。GTDクラスの12号車は5番手スタートとなりました。
決勝では、ポールポジションからスタートしたホークスワースの14号車が40周にわたって首位をキープ。2度目のスティントと、その後ベン・バーニコートに交代したあともレースの大半を2位で走行していましたが、終盤はタイヤの摩耗に苦しみポジションダウン。また、後半はフルコースイエローの出ない展開となったことで、残り7分での給油ピットインを余儀なくされ、9位フィニッシュとなりました。
12号車はベンジャミン・ペダーセンが5番手からスタートし、ひとつポジションを落とすも最初の45分間を走り切ってアーロン・テリッツへと交代。12号車はこの最初のピットストップの際に2度のドライブスルーペナルティを科され、8位へと後退しましたが、テリッツが追い上げを見せ、6位でチェッカーを受けました。
リザルト
| クラス | 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GTDプロ | 9位 | 1番手 | 14 | ジャック・ホークスワース ベン・バーニコート | バッサー・サリバン | 110 | 1 Lap |
| GTD | 6位 | 5番手 | 12 | アーロン・テリッツ ベンジャミン・ペダーセン | バッサー・サリバン | 110 | 1 Lap |
WeatherTech SportsCar Championship第5戦 デトロイト
Chevrolet Detroit Sports Car Classic
5月29日(金)と30日(土)の両日、米国ミシガン州デトロイトの市街地特設コースで2026年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第5戦が100分間のスプリント戦として行われました。
今大会はGTPクラスとGTDプロクラスのみで行われたため、バッサー・サリバンはGTDプロクラス2台体制で参戦。シーズンレギュラーの14号車をジャック・ホークスワースとベン・バーニコート、スポット参戦として15号車をアーロン・テリッツと、オーストラリアのスーパーカーズ選手権チャンピオンであるチャズ・モスタートのコンビで臨みました。
予選では、14号車が3番手、15号車が7番手グリッドを獲得。
決勝では、2列目3番手からスタートしたバーニコートの14号車がすぐに2位に浮上し、上位争いを展開。30分ほどのスティントを終え、ホークスワースへと交代したあとも、14号車は表彰台圏内でのバトルを繰り広げていましたが、終盤にドライブスルーペナルティを科され、6位フィニッシュとなりました。
15号車はモスタートが7番手からスタートし、着実な走りでトップ5圏内を走行。最後はピットを遅らせて3周首位を走ったあと、テリッツへと交代しました。4位でコースへ復帰したテリッツの15号車は、終盤表彰台争いに加わり、一時は2位を走行しましたが、このバトル時の接触でタイヤがパンクし緊急ピットイン。10位に終わりました。
リザルト
| クラス | 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GTDプロ | 6位 | 3番手 | 14 | ジャック・ホークスワース ベン・バーニコート | バッサー・サリバン | 79 | 15.847 |
| GTDプロ | 10位 | 7番手 | 15 | アーロン・テリッツ チャズ・モスタート | バッサー・サリバン | 78 | 1 Lap |
世界耐久選手権(WEC)第2戦 スパ・フランコルシャン
スパ・フランコルシャン6時間
FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦「スパ・フランコルシャン6時間」が5月7日(木)から9日(土)にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されました。
今季の同シリーズには、アコーディスASPチームで2台のLexus RC F GT3がLMGT3クラスにフル参戦しています。
練習走行から好調だった2台のLexus RC F GT3は予選でも速さを見せ、ペトル・ウンブラレスクの87号車がトップタイム。トム・ファン・ロンパイの78号車も10番手タイムをマークし、2台揃ってハイパーポール進出を決めました。
ハイパーポールでは、78号車のアドリアン・デイビッドがトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得。87号車もクレメンス・シュミットのアタックで2列目4番手と好グリッドにつけました。
9日(土)好天に恵まれたスパには10万人もの観客が集まり、6時間のレースがスタートしました。1周目から激しいバトルが展開されましたが、ロンパイの78号車は首位をキープ。ウンブラレスクの87号車も一度は6位に落ちるものの、その後トップ4に返り咲きました。
78号車はトラックリミット違反でドライブスルーペナルティを科され一旦は順位を落とすも、好ペースで追い上げ、エステバン・マッソンが表彰台圏内でのバトルを展開。
しかし、78号車は残り1時間ほどのところで、突然のテクニカルトラブルに見舞われコース脇にストップ。惜しくもレースを終えることとなってしまいました。
87号車は一時ポイント圏外まで順位を落とすも、ホセ・マリア・ロペスが終盤素晴らしい追い上げを見せ、6位でチェッカー。87号車は今季初のポイント獲得を果たしました。
リザルト(LMGT3クラス)
| 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6位 | 4番手 | 87 | ペトル・ウンブラレスク クレメンス・シュミット ホセ・マリア・ロペス | アコーディスASP | 139 | 12.259 |
| リタイア | 1番手 | 78 | トム・ファン・ロンパイ アドリアン・デイビッド エステバン・マッソン | アコーディスASP | 118 | 21 Laps |
AUTOBACS SUPER GTシリーズ第2戦 富士
FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL
AUTOBACS SUPER GT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL」が5月3日(日)、4日(月)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
今季の同シリーズには、平中克幸/清水英志郎組シェイドレーシング RC F GT3 20号車と、新田守男/高木真一組K-tunes RC F GT3 96号車の2台のLexus RC F GT3が参戦しています。
初夏らしい陽気となった富士スピードウェイにはゴールデンウィークということもあり多くのモータースポーツファンが集結。2日間で86,300人が来場しました。
午後2時10分よりノックアウト方式の予選が行われました。風が強く、気温21度、路面温度27度、昼までは青空も見えていた空模様も雲に覆われ、天候の崩れも予想されているコンディションでの予選となりました。
GT300クラスの予選Q1は2組に分けて行われ、A組では高木の96号車が7番手タイムをマークしQ2へと進出。B組で出走した20号車は清水がアタックを担当するも、14番手に終わり、Q2進出はなりませんでした。Q2では新田の96号車が15番手グリッドを獲得しました。
4日(月)は前夜こそ大荒れの天候となったものの朝には雨はやみ、決勝スタート時は好天に恵まれました。気温24度、路面温度43度のコンディションで、グランドスタンドを埋め尽くした観客が見守る中、午後2時、2回の給油が義務づけられた3時間レースがスタートしました。
15番手グリッドの96号車は新田がスタートを担当。ペースに苦しみ、徐々に順位を落とす展開となりました。1時間ほどが経過したところでピットインした96号車は、左側のタイヤ2本のみを交換するという作戦でピット時間を短縮。高木へと交代し、18位でコースに復帰すると、じりじりと順位を上げていきました。
一方、最後尾28番手からスタートした清水の20号車も粘り強い走行を続けて平中へと交代した時点で23位までポジションアップしてみせました。
96号車の高木は、54周目にはトップ10圏内へと浮上。2時間10分ほどが経過したところで2度目のピットインを行い、今度はタイヤ4本を交換して高木がそのままラストスティントへと向かいました。
コース復帰時点では14位へと順位を落とした96号車でしたが、着実な走りで追い上げ、10位でチェッカー。開幕戦に続き連続でのポイント獲得を果たしました。
20号車は平中から最後のスティントを清水へと託し、3時間を走り切って18位でチェッカーを受けました。
リザルト(GT300クラス)
| 順位 | グリッド | No. | ドライバー | 車両名 | 周回 | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10位 | 15番手 | 96 | 新田守男/高木真一 | K-tunes RC F GT3 | 105 | 2 Laps |
| 18位 | 28番手 | 20 | 平中克幸/清水英志郎 | シェイドレーシング RC F GT3 | 104 | 3 Laps |
次号のマンスリーレポートは6月30日頃の発行を予定しています。



