LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.9Lexus RC F GT3がSUPER GTで今季初勝利!

2026.10.27(火)- 17:16配信

 今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートは、シーズン最終戦を迎えた米国WTSCシリーズ、世界耐久選手権(WEC)、そして涙の今季初勝利を飾ったSUPER GT、スーパー耐久の模様をお送りします。

Lexus RC F GT3がSUPER GTで今季初勝利!

WeatherTech SportsCar Championship第11戦 プチ・ル・マン
Motul Petit Le Mans

 9月30日(水)から10月3日(土)にかけて、米国ジョージア州ブラセルトンのミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで2026年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの今季最終戦となる第11戦プチ・ル・マンが10時間の耐久戦として行われました。
 今季の同シリーズには、バッサー・サリバンからGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLexus RC F GT3が参戦しています。
 予選では、GTDプロクラスの14号車がクラス12番手、GTDクラスの12号車がクラス3番手グリッドを獲得しました。
 決勝では、14号車は前半戦でジャック・ホークスワースとカイル・カークウッドが着実に順位を上げていき、中盤交代したベン・バーニコートが首位に浮上。その後は上位争いを繰り広げながら、トータル126周にわたって首位を走る速さを見せましたが、チェッカーを目前にして給油のために痛恨のピットイン。10位でレースを終えました。
 12号車は、スタートを担当したアーロン・テリッツが上位を争いましたが、フランキー・モンテカルボに交代したあと、LMP2クラスの車両と接触。ダメージ修復のためにピットでの長時間の作業を強いられました。12周遅れの16位でレースに復帰した12号車でしたが、テリッツ、モンテカルボ、そしてベンジャミン・ペダーセンの3人のドライバーの健闘で順位を上げ、11位でフィニッシュしました。
 これで2026年シーズンのWTSCシリーズは全戦終了。今季同シリーズでのLexus RC F GT3は3勝を含む4回の表彰台と、3回のポールポジションを獲得しました。

リザルト

クラス順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
GTDプロ10位12番手14ジャック・ホークスワース
ベン・バーニコート
カイル・カークウッド
バッサー・サリバン34945.076
GTD11位3番手12アーロン・テリッツ
ベンジャミン・ペダーセン
フランキー・モンテカルボ
バッサー・サリバン3397 Laps
バッサー・サリバン
バッサー・サリバン

世界耐久選手権(WEC)第7戦 バルセロナ
バルセロナ6時間

 FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦「バルセロナ6時間」が10月16日(金)から18日(日)にかけて、スペインのバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで開催されました。
 今季の同シリーズには、アコーディスASPチームから2台のLexus RC F GT3がLMGT3クラスにフル参戦しています。
 16日(金)はドライコンディションで2度の練習走行が行われ、78号車はアドリアン・デイビッドが2番手タイムをマーク。17日(土)の3度目の練習走行でも87号車のクレメンス・シュミットが3番手と好タイムをマークしました。その後行われた予選では、87号車がペトル・ウンブラレスクのアタックで5番手となりハイパーポールへ進出。78号車はトム・ファン・ロンパイが0.018秒及ばず11番手となりました。ハイパーポールではクレメンス・シュミットが7番手グリッドを獲得しました。
 18日(日)は一転ウェットコンディション。フォーメーションラップを1周追加してのスタートが切られましたが、水煙の上がる難しいコンディションで、すぐに接触やスピンが発生し、バーチャルセーフティーカー(VSC)が導入される波乱の幕開けとなりました。
 7番手からスタートしたウンブラレスクの87号車はこの混乱をかわしてひとつポジションを上げましたが、デイビッドの78号車は接触に巻き込まれ、はじき出される形となりグラベルでストップ。大きく順位を落とすこととなってしまいました。
 87号車のウンブラレスクは、最初のピットで5位へとポジションを上げるも、ピットレーンでのスピード違反ペナルティを取られ、こちらもポジションダウン。
 2時間を経過し、2台共にピットへ向かい87号車はシュミット、78号車はエステバン・マッソンへと交代しました。全車が2度目のピットを終えた時点で87号車が14位、78号車は16位を走行。87号車はVSC中の違反により2度目のドライブスルーペナルティを科され、さらに順位を落とすこととなってしまいました。
 最後の2時間はホセ・マリア・ロペスが87号車のステアリングを引き継ぎ、ロンパイの78号車をかわして15位へ。78号車も最後の1時間、マッソンへとドライバーチェンジし追い上げを図るも、最終的には87号車が13位、78号車が14位フィニッシュという結果となりました。

リザルト(LMGT3クラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
13位7番手87ペトル・ウンブラレスク
クレメンス・シュミット
ホセ・マリア・ロペス
アコーディスASP1803 Laps
14位11番手78トム・ファン・ロンパイ
アドリアン・デイビッド
エステバン・マッソン
アコーディスASP1794 Laps
アコーディスASP
アコーディスASP

AUTOBACS SUPER GTシリーズ第7戦 オートポリス
AUTOPOLIS GT 3Hours RACE

 AUTOBACS SUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」が10月17日(土)、18日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催されました。
 SUPER GTには、GT300クラスにシェイドレーシング RC F GT3 20号車とK-tunes RC F GT3 96号車の2台のLexus RC F GT3がシリーズ参戦しています。
 17日(土)午後2時半より、気温23度、路面温度29度のコンディションで、ノックアウト方式の予選が行われました。
 GT300クラスはQ1を2グループに分けて実施し、それぞれのグループ上位9台がQ2へと進出します。A組で出走した清水英志郎の20号車は15番手となりQ1敗退。B組で出走した高木真一の96号車は、最後のアタックで一気にタイムを上げ、トップと僅か0.035秒差の2番手でQ2進出を果たしました。
 Q2では、新田守男が96号車でアタックし、7番手グリッドを獲得しました。
 18日(日)午後1時10分、気温25度、路面温度33度という絶好のコンディションのもと、グランドスタンドを埋め尽くした観客が見守る前で、2度の給油ピット義務ありの3時間で争われる決勝がスタートしました。
 今大会は3時間という通常より長い時間制のレースであり、2度の給油ピットインが義務づけられています。また、オートポリスはタイヤに厳しいサーキットとしても知られており、ピット戦略も重要なレースとなりました。
 96号車は7番手から新田のドライブでスタート。21周目にクラッシュ車両によるセーフティーカー(SC)が導入され、レースが再開されると早いチームは最初のピットを開始。一方で96号車は最初のピットを遅らせる作戦に出て、40周目に2位まで順位を上げてピットイン。給油と共にタイヤを4本交換し、高木へと交代して16位でコースに復帰しました。
 47周目、スピン車両によりフルコースイエロー(FCY)からSCが導入。荒れた展開となる中でハイペースで走行を続けた96号車は、レース再開後の55周目には3位までポジションを上げました。
 前を行く2台がピットインしたことで首位に浮上した96号車は、64周で2度目のピットへ向かい、ここでタイヤ無交換作戦を選択。短いピット時間が功を奏し、実質2位でコースに復帰しました。
 68周目、ペースの衰えない96号車は、実質首位の車両を捕らえ、見事なオーバーテイク。その後前の2台が2度目のピットに向かったことで、ついに首位に立ちました。
 残り35分、2位との差は5秒強でしたが、96号車の高木はペースを緩めることなく後続を引き離していき、最後は2位に25秒以上の大差をつけてトップチェッカー。2人あわせて115歳という超ベテランコンビが涙の今季初勝利を飾りました。96号車としては7年ぶりの勝利。新田は自身の持つGT300クラスでの最多勝記録を23に伸ばすとともに、JGTC/SUPER GTでの最年長優勝記録(59歳8か月)も更新することとなりました。
 20号車は最後尾29番手からのスタートとなりましたが、粘り強い走りでじりじりと順位を上げていき、11ポジションアップの18位でフィニッシュしました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
1位7番手96新田守男/高木真一K-tunes RC F GT393
18位29番手20平中克幸/清水英志郎シェイドレーシング RC F GT3921 Lap
K-tunes RC F GT3
シェイドレーシング RC F GT3

ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE
第6戦 岡山
スーパー耐久レースin岡山

 10月24日(土)と25日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE の第6戦「スーパー耐久レースin岡山」が開催されました。
 今シーズンの同シリーズには、最速のST-XクラスにaprからDENSO Lexus RC F GT3 31号車が参戦しています。今大会31号車は、永井宏明/蒲生尚弥/小河諒/嵯峨宏紀のドライバーラインナップで3時間レースに挑みました。
 24日(土)に行われた予選は、AドライバーとBドライバーの合算タイムでスターティンググリッドを決定。31号車は2列目3番手グリッドを獲得しました。
 25日(日)午後1時半より3時間の決勝レースがスタート。スタート直前に若干の降雨があったものの、全車スリックタイヤで走行を開始しました。
 31号車は小河がスタートを担当。5位へと順位を落としましたが、前の2台からは離されることなく走行を続け、最も早い28周終了でピットイン。永井へと交代しました。
 永井も変わらず僅差での3位争いを展開し、53周目に4位に浮上。67周目、残り1時間強で蒲生へとステアリングを託しました。
 蒲生はハイペースでの周回を重ねて、ピットを引っ張るライバルとの見えないバトルを繰り広げ、99周目、全車2度目のピットを終えたことで3位に浮上。後続2台からの猛追を凌ぎ切り、3位でチェッカー。今季4度目の表彰台を獲得しました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
3位3番手31永井宏明/蒲生尚弥/小河諒/嵯峨宏紀apr1131 Lap
apr
apr

次号のマンスリーレポートは11月24日頃の発行を予定しています。