2026 Rd.1 RALLY 三河湾
全日本ラリー選手権 MORIZO Challenge Cup
若き才能がぶつかり合うMCC
開幕戦には14名がエントリー
今年で3年目を迎える「TOYOTA GAZOO Racing MORIZO Challenge Cup(略称:MCC)」は、若手ドライバーの育成、ラリー競技の活性化を目的に、改造範囲を狭めたクルマで腕を競い合う取り組みとして大きな注目を集めてきました。これまでにも多種多様なキャリアをもった選手が参加し、ラリーならではのドライビングやペースノートなど様々な課題に向き合いながら、切磋琢磨し、それぞれ大きな成長を見せています。今季のMCCは全日本ラリー選手権のクラス区分変更にともないJN-3クラスで展開されます。参加者にはJN-3クラスのポイント以外にMCC独自のポイントが付与され、毎戦1位~3位までの上位入賞者、最多SSトップタイム賞、最優秀女性ドライバーの表彰が行われる。副賞として、シリーズを通し成績優秀なドライバーには TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラム最終選考の参加資格が与えられます。
開幕戦の「RALLY 三河湾2026 Supported by AICELLO」には、MCCとして14名の選手がエントリーする活況を見せています。昨年から参戦を継続する選手、他カテゴリーからの挑戦者など多彩な顔ぶれとなりました。特に、MCCでラリー三河湾への参戦経験をもち、昨年のポイントランキング3位となった最上佳樹選手、昨年の最終戦で抜群の速さを披露した最優秀女性ドライバー賞を獲得した兼松由奈選手、参戦初年度で大きな成長を見せた平川真子選手のほか、昨年までJN-2クラスをGRヤリスで戦ってきた三枝聖弥選手らが加わり、より一層レベルの高い戦いとなることが予想されます。また、初めて4WDターボ車両で挑戦するドライバーたちが、どのような成長を見せてクルマを乗りこなし、頭角を現していくのかという点も、シリーズを通じた大きな注目ポイントのひとつといえるでしょう。全日本ラリー選手権が8戦から9戦に増えたことで、“学び”を得る機会も増えるはず。将来のラリー界を担う若手ドライバー、女性ドライバーたちに、本年もぜひ熱い声援を。
※2026年2月20日時点の情報です。変更の場合があります。
奥井優介選手
去年は5戦出場し、ジムカーナと違って、道の上にいないといけない走りが全然できていなかったことを痛感しました。シーズンオフやMCCの練習会で経験を積んだので、その点は大丈夫だという気がします。2年目の今年はハイランド以外は全戦出場します。目標は、まずは一勝。狙いは三河湾の一発目です。課題としては、ラリーの走りそのものです。ブレーキを詰めすぎて、ブレーキが奥になってしまうので、手前に持っていきたいですね。
HARU選手
去年はTGRラリーチャレンジや、JAF中部・近畿ラリー選手権のDE6クラスでシリーズ2位に入ったことで、MCCへの道が開きました。4戦出場が決まっています。三河湾、佐賀、久万高原、福島です。車両はMTで、4WDでのラリーは初めてです。丁寧にクルマを走らせて、リタイアしない安全な走りには自信があると思います。長く続けていきたいと思った時に、全日本だとお金がかかるので、どうキャリアを組んでいくか、というのが課題かと思っています。目標は、女の子がいっぱいいるので、その中でどの順位を獲れるのか。やっぱり上の方を狙っていきたいですね。
最上佳樹選手
今年は3年目なので、チャンピオンを狙っていきます。ジムカーナからラリーに転向してきて、慣れてきた部分も多く、実力の底上げができていると実感しています。ラリー三河湾は参戦経験もあるので、初めて走る人と比べたらアドバンテージがあると思います。今後は山田啓介選手のように、初日にリードを奪った後、そこからは自分のペースでリスクを避けて走るという展開に持っていきたいです。そうした点を個人的なテーマにしています。
岩堀巧選手
今年はコ・ドライバーも変わり、フル参戦を予定しています。グラベルが好きですが、ずっとカートをやっていたので、経験値はターマックの方があります。結果はもちろんですが、内容にももちろんこだわって、自分だけじゃなく、チームのレベルアップに貢献できたらなと思っています。目標は個人的にはチャンピオンを本気で狙っていくことと、MCCに参戦する様子をSNSで発信しながら、地元のラリーファンを増やせたらいいなと考えています。
三枝聖弥選手
モータースポーツは10年、ラリー歴は6年です。JN-2クラスでチャンピオンを獲ったのは2年前です。MCC初のオーバーエイジ枠が自分の年齢だったので、出るしかないと思い、今回フル参戦を決めました。正直、序盤戦はクルマと仲良くなりながら、最終的にチャンピオンが獲れるようにしていきたい。焦らずにいきたいと思いますが、最低限の表彰台にはしっかり入れるようにしたいです。表彰台に常にいないと、最終的にシリーズ争いはできないと思うので。
松原周勢選手
ヌタハララリースクールを経験して今の自分があるので、やはり奴田原さんのもとで走ってみたいという思いがあります。TGRラリーチャレンジで自分のラリーがまるっきり変わりました。勝てるようになったのもあるし、練習の仕方も学べた。ラリースクールで学んだことを、日頃からちゃんと心がけていると、勝てるようになった感じです。ラリーで横のつながりが本当に広くなりました。去年は第3戦の飛鳥で3位に入ったのが大きな自信になりました。今年は表彰台の常連と言わず、真ん中の常連になりたい、という目標は常に持っておきたい。まずトップを目標にしたいし、シリーズチャンピオンを目標にしたいです。
米林慶晃選手
昨年はフィンランドのチャレンジプログラムに3度目のチャンスをいただくも、残念ながら落選してしまいました。それでも、まだまだ海外進出やWRCへの夢や思いは変わっていません。昨年1年間MCCに出て、ラリーにも少し慣れてきたので、今年はフルプッシュでチャンピオンを目指して頑張りたいと思います。やはりまだクルマの動きに対するセンサーなど、もっと自分の中で発展させないといけないと思うので、たくさんクルマに乗って、ラリーを経験して、自分のセンサーをコンペティションのレベルまで磨いていけたらなと思っています。
山口航平選手
大阪府立大学の自動車部に所属していました。2020年くらいからJAF中部・近畿の地方選手権に出て、シリーズで出た22年に地区戦チャンピオンを獲りました。地区戦で修行した後に、全日本選手権に挑戦する、という気持ちです。1997年生まれ、MCCに出られるラストイヤーですが、ワクワクしています。タイムを見ると速い人もいるし、みんな同じようなタイムで走っていたりもしますが、実際ラリーに出てどこまでタイム差がつくのか、若手の中で自分の立ち位置が分かるのは興味があります。
兼松由奈選手
ラリーは8年目になります。MCC初年度の昨年は、目標としていた女性のチャンピオンが獲得できて良かったです。ただ、最終戦の成績こそ良かったけれど、シーズンを通してクルマのセットアップなどをずっとやっていた感じだったので、もう1シーズンしっかり戦いたいと思って、参戦継続を決意しました。2年目の今年は、ドライバーと兼任して監督という立場もあります。女性クラスのチャンピオンもフィンランドに行けるらしいので、行けるなら行きたい。オーバーオールのチャンピオンを目標にしています。
平川真子選手
去年は初めての4WDターボで出場し、たくさんのことを経験できました。2年目の今年はその経験を活かせるように頑張りたいと思います。今はドライビングの向上にすごくフォーカスしていて、チームにも走らせ方を分析してもらって、それを試せるようになってきたので、しっかり集中して走りたいと思います。速さにこだわるシーズンにしたいので、まずは女性のシリーズチャンピオンを獲ることもそうですが、表彰台に複数回乗って、シリーズランキングでも上位を目指せるように頑張りたいと思います。
及川紗利亜選手
ラリー歴2年目です。TGRラリーチャレンジには去年豊田戦も含めて8戦出場し、シーズン3位でした。ラリーには馴染んできたので、後はこの4WDターボに慣れないといけないのが課題です。モータースポーツは身体だけでなく頭を使う部分も大きいと思うんですが、ラリーが一番頭を使う競技だなと感じています。MCCは全員がライバルですが、今年は女性部門でどうにか兼松選手と平川選手に追いつけるようにしていきたいなと思います。
長尾綱也選手
WRCチャレンジプログラムのトレーナーの目に留まってフィンランドの選考会に参加させていただいたことがあり、今でもヨウニ(アンプヤ)さんはその時の話をしてくれます。競技歴は6年ありますが、参戦数では実戦はそれほど多くはないので、これからもっともっと参戦したいと思っています。得意のグラベルでは、昨年はマシントラブルもありましたが自分としては納得する結果は出たとは思っているので、今年は優勝が絶対条件、という気持ちで臨みます。ターマックは、今年はMT車で参戦することになりますが、フィーリングもいいので、優勝してその先の活動に繋げられるようにしていきたいです。何戦に出場できるか分かりませんが、1戦1戦大事に優勝を目標に全力で戦います。応援よろしくお願いいたします。
伊藤はづき選手
このウィンマックスカラーをMCCで走らせるのが初めてなので、すごく楽しみです。車両としては去年とまったく同じものを使うので、今年もDATで参戦します。6戦参戦予定で、北海道2戦と久万高原以外に出場します。初戦から初めての三河湾で、広いコースは走ったことがないので、迷走しないようにします。去年は3戦出場しましたが、コンディションが悪くて抑え続けるようなラウンドばかりで、気持ち良く走れるステージが少なかった印象なので、今年はその辺を楽しみたいと思っています。まだドライビングスキルが高くないので、そういう基本的なことをしっかり学ぶにはMCCがすごく良いなと思っています。
#モリゾウチャレンジカップ #モリチャレ
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MORIZO Challenge Cup 特別戦 in ラリチャレ豊田ラリーの模様を画像でお楽しみいただけます。
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MORIZO Challenge Cup 特別戦 in ラリチャレ豊田
シリーズ終了後の特別企画
MORIZO Challenge Cup 特別戦 in ラリチャレ豊田全日本ラリー選手権最終戦の「第52回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2025 supported by カヤバ」から約ひと月。「MORIZO Challenge Cup(略称:MCC)」の特別ラウンドとして「MORIZO Challenge Cup 特別戦 in ラリチャレ豊田」が開催されます。舞台となるのは、愛知県豊田市の林道コースと、WRCラリージャパンでも使用された鞍ケ池公園SSの一部を利用したターマック(舗装路)コース。スペシャルステージ(SS・タイムが計測される競技区間)の総距離はわずかに5.64kmと、全日本ラリー選手権と比べて極端に短いため、ひとつのミスが勝敗を分ける要因となることが考えられます。 -
MORIZO Challenge Cup 第8戦 第52回 M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ 2025ラリーの模様を画像でお楽しみいただけます。
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MORIZO Challenge Cup 第7戦 久万高原ラリー フォトギャラリーラリーの模様を画像でお楽しみいただけます。
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MORIZO Challenge Cup 第6戦 RALLY HOKKAIDO フォトギャラリーラリーの模様を画像でお楽しみいただけます。
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ドリフトを始めたのが高校生の頃で、そこがすべての始まりです。もうちょっとスピードを求めたいと思って、FIAーF4の初年度に参戦しました。実は、本格的にシリーズを通して走るのが6年ぶりになるので、まずは出場する7戦全戦で完走することを第一の目標にしつつ、第一戦から優勝権争いというか、勝負に加わりたいと思っています。女性クラスの中でトップになりたい気持ちはもちろんありますけど、やっぱりMCCの総合の順位にしっかり絡んでいけるように、ママパワーを発揮して、子どもたちの応援も力に変えて頑張りたいと思います。