ニュルブルクリンク基礎知識
長さ、激しさ、険しさ、すべてが桁違いの“世界最恐”コース。
24時間レースで走るニュルブルクリンクの1周は約25km(!)。富士スピードウェイが4.6km、鈴鹿サーキットが5.8kmであることを考えると、いかに長い距離を走るかがわかります。 あまりにも距離が長いため、スタート地点は快晴でも10km地点あたりで猛烈な雨が降ってきた・・・なんてことも。
なかでもオールドコースと呼ばれる北コース(ノルドシュライフェ)は、世界屈指の難コースで「グリーン・ヘル(緑の地獄)」との愛称も。全長約20kmもある行程に、高速から低速までのバリエーション豊かなコーナーが170以上もあり、コース幅も狭く先の見えないブラインドコーナーが多数!
そしてなんとコースの高低差は約300m!300mと言えば2014年に開業した日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の高さがちょうど300mですから驚きですよね。1周走るだけでも、ドライバーとマシンは複雑なコーナー、そして幾度ものアップダウンを繰り返し、ジェットコースターをはるかに超えた次元に挑むことになるのです。