私はモータースポーツを
こう楽しむ
#04
TOYOTA GAZOO Lady
杉山 愛奈 編
私はモータースポーツを
こう楽しむ
#04
TOYOTA GAZOO Lady
杉山 愛奈 編
カート体験など旅行感覚の
観戦ツアー
モータースポーツを好きになったきっかけは小学生の頃に見た深夜番組。親が見ている深夜番組は楽しいものという思い込みがあって、日曜の夜にF1をこっそり見ていたんです。高学年になってからは親子で見るようになり、サーキットにも通うようになりました。当時、小さな女の子がレース観戦に来るのは珍しかったようで、みんな「まなちゃん」と声をかけてくれたのが嬉しかったですね。週末にお兄ちゃんに会いに行く、部活で先輩を応援に行くようなテンションで観戦していたのを思い出します。だんだん自分の知識が増えてドライバーとの会話もより深いものになって、さらにのめり込んでいきましたね。国内レースの魅力はドライバーとファンの関係が近い点。なので、お気に入りの選手を見つけるとよりモータースポーツを楽しむことができますよ。私は育成選手の中からイチオシのドライバーを見つけて、あとどれくらいでこのレベルまで上がってくるんじゃないか、などと勝手に想像して楽しんでいました。といってもまだまだ女性のファンは少ないので、ドライバーとも仲良くなりやすいと思うのでチャンス。距離感が近いほうが感情移入もしやすいですよね?
あと、旅行感覚で行くのもオススメ。実際に旅行を計画してその中に組み込んでもいいですし。私は学生なんですが旅行プランを立てて友達と一緒に観戦ツアーをしています。学校が終わってから夜のカート大会をオーガナイズしたり。面白いと結構評判も良いんですよ。レース観戦にハマってほしいというよりは、みんなでカートを楽しんだ思い出にもなりますし。ルールをわからない子がほとんどなので、私はガイド役に徹してみんなに説明すると「楽しい!」と言ってくれます。将来はモータースポーツの先生のような存在になるのも悪くないですね。
簡単なハイキングスタイルで
レース観戦のファッションはパーカーにスニーカーといったハイキングに行くようなスタイルでOKです。あと、カメラとペンとガイドブックは必需品。いずれもレーサーとの話のきっかけを作れて、ピットォークではグッと距離を縮められるはずです。私は小さな頃、音が耳に悪いので耳あてをしていました。他にもレースにはたくさんのチームが参加しているので、Tシャツや帽子などグッズのデザインを見るだけでも楽しめるんですよ。
杉山愛奈 [TOYOTA GAZOO Lady]
TOYOTA GAZOO Racingの公式サポーターGAZOO Ladyとして活躍。レース会場やイベントでモータースポーツの魅力を発信する