AFRICA 2018
TOYOTA 5大陸走破 Africa 2018
「アフリカ」が眼前に広がる
タンザニアから、ザンビア、ジンバブエへと東アフリカを南下していく。その長い道の途中にはいくつもの国立公園があり、原始の姿を見せてくれる。シマウマが草を食み、キリンや象が闊歩する大地を抜けて行く道は、やはり強烈なインパクトを与えてくれる。ショックアブソーバーを揺さぶり続ける細かな波状路やゴツゴツとパンクを引き起こす岩交じりの道。頭で描いていた「アフリカ」が、まさに目の前に広がっていた。
想像のはるか上をいくアフリカ
一方で、自分たちの想像をはるかに超えるアフリカも知ることになる。荷台に人がギュウギュウ詰めにされたトラックが、クラクションを鳴らしながら喧騒の町を走り、その前をヤギの群れと民族衣装を身にまとった男が横切っていく。スタックしそうなナミビアの深い砂漠の道があるかと思えば、南アフリカに入ると欧米と同様に整備された道が延々と続く。「アフリカ」と一括りに考えてしまうが、当然のことながら国や地域によって、環境はまったく異なることを知る。
知らないという事実を知るための走破
およそ2ヶ月の間、アフリカを走って体感したのは、自分たちが大いなる大地のことをほとんど何も知らないという事実だった。かの地で暮らす人々が、いったいどんなクルマの使い方をして、どんなクルマを求めているのか? 真摯に向き合うためのとば口に立つために、この走破はどうしても必要な時間だった。アフリカはとても広く、多様で、美しかった。
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走破地
アフリカ大陸
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走破国
7カ国
タンザニア / ザンビア / ジンバブエ / ボツワナ / 南アフリカ共和国 / ナミビア / レソト
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走破距離
10,600 km
TEAM1:4,500 km TEAM2:6,100 km
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走破日数
49日間
TEAM1:2018年8月27日–9月20日 TEAM2:2018年10月9日–11月1日
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走破メンバー
76名
TEAM1:39名 TEAM2:37名
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走破車両
のべ8車種
フォーチュナー / ランドクルーザー 200 / ハイラックス ダブルキャブ / ランドクルーザー プラド / ランドクルーザー 79 ダブルキャブ / RAV4 / カローラ / クエスト
No.04
Some things change, some stay the same
変わらない環境とアフリカの多様性
ジンバブエでは明らかに薄かったアスファルトが、国境を越えて南アフリカへと入ると一変する。ほとんどヨーロッパと呼んでいい整備された道路が現れる。国の経済状況で変わる路面。ただし直線はあくまで大地に線を引くように続き、クルーガー国立公園内では動物たちが闊歩する。環境によって変わるもの、変わらないもの。アフリカの多様性を知った。
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Musina
Phalaborwa
Nelspruit
19 September 2018
No.07
Roads that go on as far as the eye can see
壮大なスケールの中の整備された道
アフリカ最南端を経由して、沿岸の道を西へ向かう。想像するサバンナではなく、日本や欧米のような整備されたオンロードが続く。違いは、そのスケール感。延々と続く道はテストコースでは再現しえない。だからこそ、実際に走ることに意義がある。同時に長い距離を歩いている人々を多く目にして、もっと身近なクルマづくりの重要性を強く感じた。
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Ngorongorox
Serengeti
Serengeti
11 September 2018
No.08
A successful first venture into africa
アフリカを深く知るための大いなる一歩
南アフリカ共和国に囲まれた内陸国のレソト王国へ入る。経済状況の違いが如実に道に現れ、中古車ばかりの混沌とした街。高度は3,000mを超えた。ワインディングでも速度の高いクルマを多く目にして、﹁ドライバーの意図通りに動くクルマ﹂の重要性に思いを馳せる。再び南アフリカへ。アフリカを知るための大いなる一歩は無事に、ゴールへと到着した。
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Ngorongorox
Serengeti
19 September 2018
文化織り成す、アジアの奥へ
To the vast continent of Africa
アフリカの多様性を知ることは、同時に求められるクルマの幅を 体感することでもあった。さまざまな道は、常に高いレベルを要求する。 次なるは、馴染み深きアジアへと旅に出る。 環境も文化も異なる国と地域を巡ることによって、 さらなる高みを目指していく。近くて遠い、アジアの国々よ。 道はどこまでも続いている。 もっといいクルマを求める旅は、まだ終わらない。