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SUPER GT 2015年 第3戦 ブリーラム(タイ)予選

ポールポジションを獲得したZENT CERUMO RC F 38号車の立川祐路、石浦宏明、高木虎之介監督

2年目のタイラウンド予選でLEXUS RC Fがフロントロー独占!
立川/石浦組がポールポジション。伊藤/ロシター組が僅差の2番手

 6月20日(土)、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GT 第3戦の予選が行われ、立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車がポールポジションを獲得。伊藤大輔/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が2番手で続き、LEXUS RC Fが決勝フロントローを独占した。

ポールポジションを獲得したZENT CERUMO RC F 38号車  午後3時、気温36度、路面温度58度という暑さの中、GT300クラスのQ1から予選セッションがスタート。午後3時20分からのGT500のQ1が始まる頃には、路面温度は62度と、60度を超える猛烈な暑さの下での予選セッションとなった。

 15分間のQ1がら、GT500クラスはセッション序盤全車待機。残りが8分ほどになったところで各車コースインし、充分にタイヤを温め、残り3分を切るあたりからアタックが開始された。
 セッションチェッカー間際になると各車タイムを上げていき、僅差での争いでめまぐるしく順位が入れ替わっていった。そんな中、LEXUS RC F勢では関口雄飛のWedsSport ADVAN RC F 19号車が最上位となる2番手。石浦の38号車が3番手、平川亮のKeePer TOM'S RC F 37号車が4番手、伊藤の36号車が5番手、大嶋和也のENEOS SUSTINA RC F 6号車が6番手で続き、上位8台中5台をLEXUS RC Fが占めてQ2への進出を決めた。
 一方で、平手晃平がドライブしたDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車は、午前中のフリー走行でアンダーステア症状に苦しんだため充分に走り込めず、健闘したものの8番手とは僅か100分の5秒差、トップからも0.5秒遅れながら10番手と、Q2進出を逃すこととなってしまった。

予選2番手を獲得したPETRONAS TOM'S RC F 36号車  午後4時5分より12分間で行われたQ2セッションも、序盤は各車待機。3分ほどが経過したところで、脇阪寿一の駆る19号車が先陣を切りコースイン。最初にアタックを開始した19号車の脇阪だったが、高速コーナーで痛恨のスピン。幸運にもどこにも接触することはなかったため、そのまま予選アタックを続行した。
 セッション終盤、各車タイムを上げていく中、最後にコースインしたジェームス・ロシターの36号車がトップタイムをマークすると、立川祐路の38号車がこれを上回る、LEXUS RC F同士のポール争いに。
 最終的には、36号車を1000分の8秒差で抑えた38号車がポールポジションを獲得。立川にとっては自身20回目のポールとなり、GTでの最多ポールポジション記録を更新した。
 僅かに届かなかった36号車が2番手で続き、LEXUS RC Fは決勝スターティンググリッドのフロントローを独占。
 アタックラップで他車に引っかかった国本雄資の6号車が4番手、カルダレッリの37号車はウェイトハンデもあり6番手、脇阪の19号車はスピンの影響もあり、8番手から明日の決勝レースに挑むこととなった。

ZENT CERUMO RC F 38号車 立川祐路:
ポールポジションを獲得したZENT CERUMO RC F 38号車の立川祐路と石浦宏明 午前中、当初はオーバーステア症状もあり、好調とは言えなかったが、予選までに改善された。ある意味今一番乗っている男といえる、石浦がQ1で好タイムを出して通過してくれたので、自分も負けられないと頑張ったところ、ポールポジションが獲得出来て、非常に嬉しい。最多ポールポジション記録を更新出来たので、この勢いで明日は最多勝記録も更新したい。

ZENT CERUMO RC F 38号車 石浦宏明:
午前中のフリー走行では後半ドライブしたが、あまりバランスが良くなく、正直自分が担当するQ1通過もギリギリではないかと感じていた。しかし、予選を走り始めたらとても良くなっていて、グリップ感も上がっていた。路面温度は非常に高くなっていたが、意外にグリップは落ちておらず、ストレートも伸びている感じで、タイムも良くなった。自分でも予想以上のタイムで手応えもあったが、Q2での立川さんのタイムは、そんなタイムが出るのかと驚かされた。ポールポジション獲得は素直に嬉しい。先頭からスタート出来るという、大きなチャンスなので、明日は結果に繋げられるよう頑張りたい。

SUPER GT 2015年 第3戦 ブリーラム(タイ) 予選結果:GT500

順位No.車名ドライバーQ1Q2タイヤウエイト
138ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明

1'25.685
1'25.295

BS22
236PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
1'25.797


1'25.303
BS22
346S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
本山 哲
柳田 真孝

1'25.866
1'25.322

MI8
46ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F / RI4AG
大嶋 和也
国本 雄資
1'25.842


1'25.872
BS8
564Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
1'25.998


1'25.873
DL
637KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
A.カルダレッリ
平川 亮

1'25.747
1'26.123

BS50
717KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
塚越 広大
武藤 英紀
1'25.549


1'26.215
BS16
819WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F / RI4AG
脇阪 寿一
関口 雄飛

1'25.576
1'29.081

YH10
9100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
山本 尚貴
伊沢 拓也
1'26.009



BS30
1039DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F / RI4AG
平手 晃平
ヘイキ・コバライネン
1'26.051



BS24
1112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
安田 裕信
J.P.デ・オリベイラ
1'26.061



BS38
1215ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
小暮 卓史
オリバー・ターベイ
1'26.090



BS16
131MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
1'26.213



MI40
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
佐々木 大樹
ルーカス・オルドネス

1'26.400


YH
158ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
松浦 孝亮
野尻 智紀
1'26.442



BS16