関東シリーズ第4戦
レースレポート・フォトギャラリー

2015年10月31日（土）・11月１日（日）、「Netz Cup Vitz Race」2015年関東シリーズ第4戦が、富士スピードウェイで開催された。今大会がシリーズ最終戦、ついにシリーズチャンピオンが決定する。これまでの3戦は全て#4北田選手が勝利しているが、追う#108峯選手が今回勝てばシリーズ獲得となる。

土曜日の予選。天候は曇りの肌寒いドライコンディションで一日が始まった。今大会の公式予選への出走は52台。A/B2組に分かれた15分間のタイムアタックにて、45台が決勝にコマを進めることが出来る。

A組公式予選は25台、最終戦のタイムアタックが始まった。開始から間もなく、#283武平選手がトップタイムをマークする。これに#62デパマン選手、北田選手が続く。予選時間の後半になると、3番手の北田選手が、トップタイムを更新する。この後、上位陣にポジションに変動は無く、A組公式予選は終了。北田選手が、2'16.033のトップタイムで予選A組の1位を獲得、B組公式予選の結果を待つこととなった。

続いて行われたB組公式予選では、27台によるタイムアタックが開始された。A組とコースコンディションは変わらない。まずは#64松原選手がトップに立ち、予選を引っ張る。2番手以降のポジションは周回ごとに、目まぐるしく変わっていく。予選時間の中盤なると、トップ松原選手に、#13蓬田選手、#3大久保選手が続く展開。さらに、残り5分を切ると、現在関西シリーズのポイントリーダーでもある、峯選手がトップタイムを更新してくる。峯選手は、このまま予選終了までトップを譲ることなく、2'16.738のトップタイムを守りきった。

両組公式予選の結果、B組トップ峯選手のタイムを0.705秒上回った、A組トップ北田選手がポールポジションを獲得。2位には峯選手、そして3位に武平選手が続く結果となった。

翌日曜日、前日よりは暖かいコンディションのもと、周回数8、フルグリッド45台による決勝レースが始まった。薄日が差しはじめたタイミングで、レースはクリーンスタート。スタート直後の1コーナー、2番手スタート峯選手が、絶好のスタートでホールショットを決める。2番手にはポールポジション北田選手、3番手に武平選手が続く展開。オープニングラップは峯選手がしっかりおさえて、メインストレートへ戻ってくる。しかし、2周目に早くもレースが動く。ストレートのスリップから北田選手・武平選手が１コーナーで、トップの峯選手をパス、それぞれ1位2位にポジションアップを果たす。続く4位以降の後続、松原選手・蓬田選手・中村選手もこれに加わり、上位6台の激しいトップ争いが展開されていく。
レース中盤は若干落ち着いたレースが展開、各車等間隔で、淡々と周回が重ねられていく。そして、後半ではトップ北田選手は徐々に独走態勢に。周回ごとにアドバンテージを築いていく。しかし、その後方ではの2位争いが激化。このままフィニッシュをむかえるかと思われたファイナルラップ、ついに2番手争いが大きく動いた。1コーナーで、武平選手・峯選手・松原選手がクロス、松原選手が一気に抜け出し2番手へポジションアップを果たす。逆に武平選手・峯選手がそれぞれポジションを落としてしまう。そして、そのままポジションの変動は無く、レースは終了。
トップチェッカーは北田選手！一時はトップを譲ったものの、前半でトップを取り戻し最後まで安定した走りでトップを守りきった。2位にはファイナルラップでポジションアップを果たした松原選手、3位には武平選手が続き表彰台を獲得した。

この結果、今大会ウィナー北田選手が、2015年関東シリーズチャンピオンに決定！4戦全勝の完全優勝であった。そして、今大会をもって5月にスタートした関東シリーズが終了。シリーズポイント上位者には、11/21（土）22（日）TGRF内にて開催される「2015 GR Netz Cup Vitz Race Grand Final」への参戦権が与えられ、Vitzレーサー日本一を目指すことになる。