関西シリーズ第4戦
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#283武平選手、独走でトップチェッカー！

「Netz Cup Vitz Race 2015」関西シリーズの第4戦、今期最終戦が11月7日（土）8日（日）三重県・鈴鹿サーキットで開催され、2015年関西シリーズのチャンピオンが決定する一戦を迎えた。
また今回の鈴鹿戦では、3人の参加者が新たにVitz Raceデビューを果たし、2015全シリーズ通算で今年の新規参加者は35人となった。

公式予選は土曜日の午前8時より、A/B組に分かれた54台により行われた。
まずはA組、曇り空のドライコンディションのもと、27台による20分間の予選がスタートした。
タイムアタック開始間もなく、現在のポイントリーダー#108峯選手が、コースレコードを0.524秒更新するトップタイムを叩き出す。前半から中盤までは、#55岩瀬選手、#120堀内選手が続く展開。
残り時間が6分を切った頃、峯選手のレコードをさらに0.491秒上回る、「2'46.054」をマークした選手が出た・・・堀内選手だ。
そして、このあとの上位陣のタイムにアップデートはなく、A組の公式予選が終了した。
コースレコードを更新した堀内選手・峯選手、そして岩瀬選手の順となり、B組の結果を待つこととなった。

続いて行なわれたB組公式予選は、A組と同じく27台、20分のタイムアタックが始まった。コースコンディションは変わらない。
開始間もなく、現在シリーズポイント3位の#283武平選手がトップタイムをマーク、A組と同様に今大会までのコースレコードを更新するタイムだ。これに#200黒田選手、#38神谷選手が続く。
予選時間の中盤以降、黒田選手・神谷選手がベストタイムを続々と更新してくるが、武平選手のトップタイムには届かない。
このまま、ポジションの変動は無く、武平選手・黒田選手・神谷選手の順で終了した。

A/B組の予選の結果、A組トップの堀内選手がB組トップ武平選手のタイムを0.033秒上回り、ポールポジションを獲得。
この公式予選では上位5台がコースレコードを更新し、激しい決勝レースが予想される結果となった。

翌日曜日、決勝レースが行なわれた。
天気予報どおり、土曜夜から雨が降り出し、生憎のウェットコンディションで一日が始まった。

決勝レースは、公式予選を勝ち上がった48台フルグリッド、8周回で行なわれた。2015年シーズンの最終レースだ。
スタートでは、2番グリッド武平選手が絶好のスタート、ポールポジションの堀内選手を抑えて、ポールショットを決める。
トップに立った武平選手が難コンディションの中、安定した走りでじわじわと後続を引き離しにかかる。
その後方では、激しい3位争いが繰り広げられる。先頭峯選手に黒田選手と神谷選手の猛プッシュが続く。そんな中、さらに後方から、順調にポジションをあげてくるドライバーがいた。12番グリッドスタートの#33杉山選手だ。
レース6周目のシケインで峯選手を果敢に攻める黒田選手が僅かに失速、最終コーナー立上りで隙をついた神谷選手が黒田選手をパスし4位に浮上。
一方、トップ武平選手は完全な独走となり、2位堀内選手と共に、後続とのマージンをじわじわと積み上げていく。
そして雨が強くなりはじめた頃、いよいよファイナルラップへ突入していく。
大混戦の3番手争いの結末は、最終シケインにドラマが待っていた。神谷選手が峯選手に猛アタックした瞬間に、黒田選手をパスした杉山選手が猛然と仕掛けてスリーワイドで最終コーナーを立ち上がる。ここで一番スピードが乗っていた杉山選手が3位にポジションアップを果たして神谷選手、峯選手の順でチェッカーとなる。

好スタートで早々にトップに立った武平選手が完全な独走態勢でトップフィニッシュを果たした！終わってみれば、後続に4秒以上の大差のレースであった。
2位にはポールポジションスタートの堀内選手、3位には大きくポジションアップを果たした杉山選手が入り、表彰台を獲得した。

今大会をもって、6月にスタートした2015年の関西シリーズが終了。
この結果、今期2勝・今大会5位入賞を果たした峯選手が、昨年に続いてシリーズチャンピオンを獲得した！

残るは特別戦。シリーズポイント上位者には、11/21（土）22（日）TGRF内にて開催される「2015 GR Netz Cup Vitz Race Grand Final」への参戦権が与えられ、Vitzレーサー日本一を目指すことになる。