#130 松原選手、ポールトゥフィニッシュで初勝利!最終戦を制す!
2015年10月17日(土)・18日(日)の両日、「Netz Cup Vitz Race」の東北シリーズ第3戦(最終戦)が、スーパーフォーミュラー第6戦の併催レースとして、スポーツランドSUGOで開催された。
前回大会から約5ヶ月のインターバルとなる。
17日(土)、SUGOは肌寒い朝を迎えたが、時間とともに気温は上昇。気持ち良い晴天の秋空のもと、東北シリーズ最終戦がスタート。
参加数全14台・15分間の公式予選タイムアタックが始まった。
開始まもなく、現在シリーズランキングトップ#130松原選手が、まずはトップにたつ。それに#283武平選手・#45沖ノ井選手が続く。そのまま周回は重ねられていくが、なかなかタイムが更新されない。
後続からのポジションアップが無いまま、公式予選が終了。
4番手につけた#440黒須選手までが、タイムアタック1周目にベストタイムをマークする結果であった。
ポールポジションは前戦に続き、松原選手が獲得!2位に武平選手、3位に沖ノ井選手が続いた。
翌日18日(日)、東北シリーズ最終戦、決勝レース。
朝は肌寒い曇り空だったが、全車コースインし決勝グリッドにつく頃には薄日が差し始めた。
14台による10周の決勝レースは、クリーンスタート。
ポールポジション松原選手がスタートで若干遅れを取ったのを見逃さず、2番グリッドスタートの武平選手が1コーナーに向けて並びかける。しかし、松原選手は何とかこれを抑えてトップで1コーナーをクリアしていく。
続く3番手スタートの沖ノ井選手が、この間に武平選手をパス、2位にポジションを上げる。
オープニングラップを終える頃には、縦長な展開となっていく。そんな中、沖ノ井選手と武平選手の熱い2位争いが展開される。一方トップ松原選手は、この2位争いとは対照に安定した走りで周回ごとにコツコツとアドバンテージを築いていく。
レース中盤になっても、上位陣にポジションの変化はない。トップ松原選手、2位争いの沖ノ井選手・武平選手、4番手争いの黒須選手・#34渡辺選手・#92小島選手、各ドライバーがそれぞれのポジションで熱いレースを展開する。
レースが動いたのは、フィニッシュが見え始めた9周目。それまで2位の沖ノ井選手にストレートのスリップから何度と無く並びかけながらも、なかなかパスできない状況が続いていた3位武平選手が、馬の背コーナーで沖ノ井選手に並びかけ、ついにパス。2位にポジションアップし、そのままファイナルラップへ突入した。
そのままレースはゴールを迎える。しっかりとした安定した走りでスタートから一度も首位の座をを譲ることなく、松原選手がトップチェッカー!チームに嬉しい初勝利をもたらし、最終戦を締めくくった。
2位には9周目でポジションアップを果たした武平選手、3位に沖ノ井選手が続き、表彰台を獲得した。
この結果、今大会ウィナー松原選手が2015年東北シリーズチャンピオンに決定した。
今大会をもって東北シリーズは全3大会/4戦が終了。シリーズポイント上位者には、11/22(日)に富士スピードウェイで開催されるTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL内にて開催される「2015 GR Netz Cup Vitz Race Grand Final」への参戦権が与えられ、Vitzレーサー日本一を目指すことになる。