（講師：ヨウニ・アンプヤ、ヤルモ・レーティネン、ミッコ・ヒルボネン）
前回に引き続き、ライン取りや車体コントロールなど、基本的なドライビングスキルの向上と、ペースノートが主な課題。
今回からトレーニングに参加するコ・ドライバーと連携を図り、ペースノートの作成に取り組む。
（7/30-8/2, Thu.-Sun)- WRC（Rally Finland) 視察
今回は実際の走行トレーニングの前に、WRCラリーフィンランドを見学。各ステージでの、トップドライバーのライン取りやコーナーの攻め方などを間近で見ることで、世界のレベルを体感した。 また、WRCドライバーの走りを参考に、学ぶべき点、より改善できる点などを講師と共に話し合い、分析を行った。
written by 新井 大輝
今回は2回目のトレーニングになりますが、前回習った左足ブレーキングを使いながら、常にスロットルを開けてブレーキのためのブレーキではなくて、バランスを取るためのブレーキを突き詰めて考えて行いました。
今回から新しいコ・ドライバーとして、イギリスからフィル・ホールさんがいらしてくださいました。
次回のトゥルクラリー（フィンランド国内選手権）の方ではフィルさんと一緒に組むことになるので、とても楽しみにしています。
【講師からのコメント】今回コンビを組んだPhil Hallとのコンビネーションもよく、ペースノート作成レベルも向上し、安定してよいドライビングを見せた。車体バランスをより意識して走ることで、コーナーで危険度をあげることなく、さらにハイスピードを保つことができるようになるだろう。
written by 勝田 貴元
前回は早いスピードで進入し過ぎる場面が多くあったので、 今回は“車のバランスを保ったまま適切なスピードでコーナリングし、高いトラクションを持ってコーナー出口まで行く”ということを意識して実践したことで、大きな収穫を得たと感じました。
またペースノートトレーニングでは、コーナー間の距離感を正確に持ち、コーションも入れるところはしっかり入れていくことで良くなったと感じました。あとは、ペースノートリーディングを聞きながらコーナリングスピードを合わせることができれば結果もついてくると思うので、落ち着いて実践を頑張りたいと思います。
【講師からのコメント】左ハンドル、ギアシフトにも慣れ、彼の課題であったスピードコントロールも克服し、特に最終日の高速ステージでの走りは、いい意味でのサプライズだった。 ペースノートの経験が浅いため、英語でのペースノート作成に慣れ、完成度を上げることが次の課題である。
今回はコドライバーも加わってペースノートのトレーニングを行い、最終日には、これまでのトレーニングの中で一番スピードの速いステージを使用して訓練しました。まだまだやるべきことはたくさんありますが、運転に関しては2人とも向上を続けているので、次回の重要課題はペースノートだと考えています。
コドライバー候補として参加したPhil Hallの取組み姿勢にもとても満足しており、次回以降も継続して参加してもらうことになりました。
今後実践を積むことでドライバーとのより良い連携を図ります。
【次回のトレーニング】次回はフィンランドの国内選手権への初参加を控えており、 参戦の前に、引き続きペースノートのトレーニング、高速ステージでの運転トレーニングを予定しています。 トレーニングの中で、参戦に向けて車両のセットアップをしていきます。
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