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新たな“TF107”をドイツ・ケルンで発表2007.01.12
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パナソニック・トヨタ・レーシングは、3月18日に開幕する2007年シーズンの第1戦オーストラリアGPへ向け、集中的なテストプログラムを開始する前に、新たな挑戦車となる“TF107”を、1月12日(金)にドイツ・ケルンで発表した。
トヨタは11のF1チームの中で、新たなシーズンに、同じエンジンメーカー、同じタイヤパートナー、そして同じ2名のレースドライバーで臨む唯一のチームである。この継続という独自の方向性は、チームを、これまでのシーズンからの経験を基に、着実に、地に足の着いた進歩へと導いてくれるだろう。
トヨタが熱望しているのは、F1でのゴールであり、2007年の具体的な目標は、レースでの勝利だ。「今年の我々の大きな目標は、初勝利を挙げることだ」とチーム代表兼TMG会長の冨田務は語る。
「我々は1年前、同様の目標を掲げた。しかし、2006年シーズンにそれを果たすことは出来なかった。そのため、2007年も再び同じ目標へと挑む。他のライバルチームがハードな仕事を続けていることは分かっている。特にトップ3チームは顕著だ。我々にはF1での5年の経験があるが、それらのトップチームと比べれば、まだ若いチームであり、過大な目標を掲げる訳にはいかない。しかし、それでも初勝利を目指して行く」
「初勝利に関しては、非常に自信を持っており、個人的には、開幕戦から挑戦して行けると思っている。そのためには、冬季テスト期間中に有意義なテストを行い、新たな“TF107”とタイヤについて完全に理解することが非常に重要だ」
チームは目標達成へ向けた強化のために、2006年12月、山科忠をTMG副会長として迎えた。山科忠は冨田務とTMG社長J.ハウエットとの3人体制で、パナソニック・トヨタ・レーシングのトップマネージメントの任を担う。
「冨田会長、J.ハウエット社長と私の3人が、日本の訓話の『三本の矢』のように、力を合わせ、表彰台の頂点を目指していきたい。我々は空力やサスペンション、ギアチェンジシステムなど、全ての範囲において改善を行ってきた」と山科忠は語った。
昨年、チームは2005年の成功を受けての高い期待を果たすことが出来なかった。しかし、新しい“TF107”で再び上位争いを展開する大きな自信を持っている。
「我々は勝たなくてはならない - それは我々がなぜここにいて、レースを戦っているかという根本的な存在意義だ」とJ.ハウエットは説明する。「我々は2005年、かなり良いプラットフォームを生み出すことが出来た。しかし、昨年はそこから十分な進化が出来なかった。スピードに関して言えば、我々はグリッド上で3番目に速いパッケージを持っていたと思う」