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ヤルノ・トゥルーリに聞く2008.01.10
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2007年シーズンの感想は?
我々はもっと上を狙えたし、これからももっと上を狙いたい。期待した結果を残せず昨シーズンには誰も満足していない。しかし、来るシーズンへ向けて前向きに立ち向かっており、2008年は良いシーズンとなるよう努力する。
2008年シーズンに対する期待は?
私は、普段から前向きなので常に期待は高い。チームは望むべき位置に行けるような可能性、資源、人材がそろっていると思うし、来るシーズンに向けて良いF1カーを作り出すことが出来ると思う。これが私の期待だ。個人的に言えばもちろんポイントをより多く獲得し、昨年より高いグリッドを狙いたい。
2008年、表彰台を狙うのは現実的ですか?
表彰台フィニッシュは可能で、現実的な話だと思う。もちろん我々は注意深くなければならないし、非現実的な話をするべきではない。F1は過酷なスポーツであり、いきなり頂点を極められるようなものではない。トップチームに追いつくためにはまだ仕事が残っていると謙虚に言いたいところだが、冬のオフシーズンにきちんと仕事をこなせば、常にポイントが獲得出来るところまで戻れると思う。つまり、時々は表彰台を狙えるということだ。
トヨタは成功する可能性があると思いますか?
私は成功出来ると確信している。献身的で優れたスタッフを抱えた、可能性のあるチームだ。勿論まだやるべきことはあるが、このチームにはF1で成功するだけの可能性がある。私は将来に対して明るい見通しを持っている。
2007年に学んだことは?
F1では常に学ぶものである。昨シーズンは困難を極めたが、まだ改良する余地があると思っている。昨シーズン、時として我々は良いペースを保つことが出来たが、それに見合う結果を手に入れることが出来なかった。それこそが改善すべき重要な部分だ。例えば私は何回かスタート時のトラブルがあったが、このような小さなことでポジションを落としたことが良くあった。しかし、その後は前に進めるものであるし、似たようなトラブルは避けられると思っている。
TF108の第一印象は?
非常に期待出来そうだが、まだ運転していないので何とも言えない。私は前向きなので非常に高い期待を持っているが、サーキット上で、どのように力を発揮するか待つしかない。一つ確かに言えることは、TF107とは全く異なるということだ。
TF108に対してはどのような作業をしてきましたか?
2007年シーズン中盤からこのF1カーに対しての作業をして来た。トラクション・コントロールやエンジン・ブレーキを禁止する新しい規則に適合するよう手助けしてきた。私はエンジニアと話し合い、何か必要な改良があればそれを伝えている。今年は電子系システムを中心に多くの変更があり、チームと共に、その対応に時間を費やしてきた。私はチームが上に行けるよう、全力を尽くしている。
ドライバー支援システム禁止という規則に対する意見は?
トラクション・コントロールのようなドライバー支援システム無しでレースをするのを望んでいる。個人的には、この変更は自分に向いていると思うし、楽しみにしている。何故なら、F1カーがドライバーのコントロール下に戻り、F1カーのパフォーマンスを引き出すためには、ドライバーが多くの操作を必要とするからだ。昨年末、トラクション・コントロール無しでテスト走行をしたが、本当に楽しかった。
これでチームとの4シーズン目になるが、この状態は優位となるか
安定した状況は優位性を与えてくれる。チームと仕事をするのが楽しいし、居心地も良い。私はエンジニアやチームがどのように働くかを把握しており、このような安定した状況は私に優位性を与えてくれると思う。チーム一丸となり07年の問題を克服し、08年には、結果を残すことに鋭意努力を続けている。明らかに07年は結果やパフォーマンスを見ると厳しいシーズンだったが、我々は大きな進化を遂げることに専念している。
今まで以上に高いモチベーションで臨んでいますか?
今まで以上に良いシーズンを迎えようと気力に満ちている。ほんの数年前の2004年に、私はGP初優勝をし、初ポールポジションを獲得した。そして、2005年にトヨタチームに加わり、すぐに表彰台に上り、トップ争いに加わっていた。ここ2シーズンそのようなことが出来なかったのが残念だ。私はトヨタチームに参加した最初のシーズンのような状況に戻り、さらに前進したい。このチームは2007年に残した結果よりもっと高い可能性を秘めており、私はチームと共に邁進することに闘志を燃やしている。