F4 2014年 レース車両解説

複数の国産シャシーが競い合う
低コストでF3に近いレースを実現
日本で行われるF4に使用されるシャシーは、複数の日本のコンストラクター(製造会社)が製造している。当初はアルミ製モノコックだったが、現在はカーボンコンポジットのモノコックになっている。ミッションも5速のシーケンシャルでF3に匹敵する性能、操作性を持っているが、販売価格には680万円という上限がある。また、旧型シャシーでも最低重量の調整の上で参戦が許されるなど、できる限り参戦者に負担を掛けないない仕組みになっている。
エンジンは、市販車に使用されF4協会の認定を受けたものを使用する。排気量はパワー制限なしの1850ccとエアリストリクターを付けた2000ccの2種類だが、現在は入手しやすい2000ccだけになっている。そして、エンジンにも上限価格220万円という制限がある。トヨタ製ではトムスが3ZRをベースにしたエンジンを供給している。
タイヤは2012年よりダンロップのワンメイクとなっている。その他のパーツ類もF4協会の認定品のみの使用となり、イコールコンディションと低価格化が配慮されている。
このように車両自体は、空力やサスペンションのセッティングも自由度が高く、エンジンは2000ccとF3に非常に近いもので、タイムでもF3の90%(2012年時点)が想定されている。一方で、参戦コストは1/3相当とコストパフォーマンスに優れたものになっている。
本年度、トヨタの支援ドライバーは、昨年度までFCJシリーズで採用していた車両にF4規則に対応した改造を行ってF4 FCクラスとして参戦している。
エンジンは、市販車に使用されF4協会の認定を受けたものを使用する。排気量はパワー制限なしの1850ccとエアリストリクターを付けた2000ccの2種類だが、現在は入手しやすい2000ccだけになっている。そして、エンジンにも上限価格220万円という制限がある。トヨタ製ではトムスが3ZRをベースにしたエンジンを供給している。
タイヤは2012年よりダンロップのワンメイクとなっている。その他のパーツ類もF4協会の認定品のみの使用となり、イコールコンディションと低価格化が配慮されている。
このように車両自体は、空力やサスペンションのセッティングも自由度が高く、エンジンは2000ccとF3に非常に近いもので、タイムでもF3の90%(2012年時点)が想定されている。一方で、参戦コストは1/3相当とコストパフォーマンスに優れたものになっている。
本年度、トヨタの支援ドライバーは、昨年度までFCJシリーズで採用していた車両にF4規則に対応した改造を行ってF4 FCクラスとして参戦している。
F4 FCクラス シャシー | |
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全長 | 4125mm |
全高 (ロールバー含む) | 954mm |
最大幅 | 1674mm |
ホイールベース | 2645mm |
乾燥重量 | 490kg |
タイヤメーカー | ダンロップ |
タイヤサイズ | F:180/530 R13、R:240/570 R13 |
ホイールメーカー | エンケイ |
ホイールサイズ | F:13×8.0J、R:13×10.0J |
F4 FCクラス エンジン | |
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排気量 | 2000cc |
最大出力 | 200hp/7200rpm(キャタライザー付き) |