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SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ プレビュー

昨年も勝利した開幕戦で今年も好結果を目指すLEXUS Racing

恒例のGW富士戦は500kmの長丁場
『ホーム』富士でのLEXUS Racingの活躍に期待

4月28日(日)〜29日(月・祝)の両日、静岡県駿東郡小山町に位置する富士スピードウェイでSUPER GTの第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開催される。
毎年恒例のゴールデンウィークに開催される富士ラウンドだが、今年は例年のゴールデンウィーク後半ではなく、前半の連休開催となる。ゴールデンウィークのSUPER GT富士戦は、首都圏から近い富士での開催ということもあり、毎年非常に多くのモータースポーツファンが集まる。富士スピードウェイでのSUPER GTはシリーズ戦が春と秋の2回開催されるが、春の今大会は昨年に続き、500kmの長丁場で争われる。

ロングストレートが特徴の国際コース

 1966年に開設され、60年代から70年代にかけて日本グランプリを開催するなど長い歴史を持つ富士スピードウェイ。2005年にリニューアルオープンし、2007年、2008年にはF1日本グランプリを開催。昨年は世界耐久選手権(WEC)が24年ぶりに行われるなど、日本を代表するサーキットである。
 約1.5kmもの長いストレートが特徴だが、後半には中低速コーナーの連続するテクニカルなセクションもあり、セッティングの難しいコースだ。
 2005年にリニューアルされたばかりということもあり、施設は新しく綺麗なので、カップルや家族連れでも安心してレースを楽しめる。

首都圏から近く、観光地も満載

 首都圏から比較的近く、アクセスは容易。自家用車であれば、東名高速道路の御殿場インターチェンジや東富士五湖道路の須走インターチェンジが近い。公共交通機関ではJR御殿場線の御殿場駅もしくは駿河小山駅から富士急行バスもしくはタクシーでのアクセスとなる。また、東名御殿場まで高速バスも利用可能。
 宿泊については、御殿場周辺に数多くの施設がある他、ちょっと足を伸ばせば箱根や山中湖などのリゾート地も候補に入るだろう。
 富士山周辺、富士五湖や箱根といったメジャーな観光地が近く、温泉や富士サファリパーク、御殿場プレミアムアウトレットや富士急ハイランドなどとの観光と組み合わせたプランも楽しめる。
 ただし、メジャーな観光地の多い立地故に、行き帰りの渋滞は慢性的であり、渋滞対策を十分にしておきたい。

LEXUS SC430が得意とする富士で反撃開始

 LEXUS SC430はトヨタのホームでもある富士スピードウェイを得意としており、2010年の春大会にはトップ4を独占。2011年の秋、2012年の春にも勝っており、この3年間の5戦(2010年秋大会は中止)で3回のポールポジション獲得と3勝を飾っている。
 昨年の春大会は天候がめまぐるしく変わる難しいレースとなったが、脇阪寿一/石浦宏明組のLEXUS SC430が劇的な逆転勝利を挙げた。
 今年開幕戦の岡山では、練習走行で速さを見せながらも悪天候の予選で苦しみ、立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO SC430 38号車がLEXUS勢最上位の4位と厳しい結果となったが、得意の富士での巻き返しを狙う。
 また、GT300クラスのトヨタ プリウスも、昨年デビュー2戦目にして6位入賞を果たしており、念願の初優勝への期待が高まる。