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SUPER GT 2014年 公式テスト2日目(03.16)
岡山国際サーキット

No.6 ENEOS SUSTINA RC F

公式テスト2日目、開発初期段階のトラブルを乗り越え、
各車とも確実にセッティングを進める

No.37 KeePer TOM'S RC F
No.37 KeePer TOM'S RC F
 3月16日(日)、2日目を迎えた岡山国際サーキットでのSUPER GT公式テスト。LEXUS Racingの5台(No.19 WedsSport ADVAN RC Fは不参加)はまずまずの走行を重ね、3週間後に迫った開幕戦に向け、充実したテストを行った。

 セッション3は午前9時からのセーフティーカー訓練を挟んで、9時15分に開始された。コンディションはほぼ前日と変わらない気温6度、路面温度10度。
 スタート早々、No.37 KeePer TOM'S RC Fの伊藤大輔が1'22.555、No.1 ZENT CERUMO RC Fの立川祐路が1'22.973で、1-2のタイムをマークする。一方、昨日のトップタイムを記録したNo.39 DENSO KOBELCO RC Fの石浦宏明は潤滑系トラブルのため1コーナー先に車両をストップさせてしまう。さらに、ジェームス・ロシターのドライブするNo.36 PETRONAS TOM'S RC Fも電気系トラブルによりピットへ。そんな中、大嶋和也のドライブするNo.6 ENEOS SUSTINA RC Fが1'21.976でトップタイムを更新。その後も1号車、6号車、37号車の3台はそれぞれタイヤテストやセットアップを進めながら周回を重ねていく。ニュータイヤを投入するタイミングでトップが入れ替わる状況のなか、6号車の大嶋和也が昨日のベストタイムを上回る1'21.462をたたき出す。アンドレア・カルダレッリに交代した37号車もさらに周回を重ねていく。

No.1 ZENT CERUMO RC F
No.1 ZENT CERUMO RC F
 セッションが1時間15分ほど経過した10時31分、ダブルヘアピンでストップした車両回収のために赤旗が提示され、走行は一時中断。5分後に走行が再開されると、6号車は大嶋に代わって国本雄資が車両に乗り込んだ。さらにセッション残り20分ほどで36号車もテストを再開、ロシターがコースへと戻っていった。セッション3は6号車が2番手(大嶋/1'21.462)、3番手に37号車(カルダレッリ/1'21.769)が続き、1号車が6番手(立川/1'22.231)、36号車が13番手(ロシター/1'22.892)となった。

 公式テスト最後となるセッション4は午後1時30分にコースオープン。気温16度、路面温度23度、サーキット上空を黒い雲が覆うというコンディションのなか、スタート練習ののちセッションがスタートした。トラブル修復中の39号車を除く4台のRC Fがコースイン。1号車は立川が、6号車は大嶋が36号車、37号車はロシターと伊藤がステアリングを握り、数周してはピットに戻り、車両の確認やセット変更などを施して再びコースへという作業を繰り返していく。

No.39 DENSO KOBELCO RC F
No.39 DENSO KOBELCO RC F
 午後2時08分、コース上にストップしてしまった車両を回収するため赤旗中断に。10分後にテストが再開され、36号車のみ中嶋にドライバー交代してピットを後にした。また、セッション開始から30分ほどが経過したところで、トラブル処理のためピット作業を続けていた39号車も石浦のドライブでコースイン、6周目には5番手となる1'22.188を出してみせた。

 セッション開始1時間15分経過後には1号車は平手晃平に、6号車は国本にドライバーチェンジ。さらにその30分後には39号車もオリバー・ジャービスが石浦からステアリングを受け継ぎ、それぞれテストメニューをこなしていくことに。セッション前半にマークしたタイムで順位が確定し、6号車が2番手(大嶋/1'21.639)で、5~7番手に39号車(石浦/1'22.188)、36号車(ロシター/1'22.521)、1号車(平手/1'22.561)で並び、37号車(伊藤/1'22.745)でセッションを終了した。

No.1 ZENT CERUMO RC F 立川祐路:
立川祐路(No.1 ZENT CERUMO RC F)
今年のLEXUS RC Fはエンジンがターボに変わったりして、いちからクルマを作っていくのは大変でしたけど、トラブルをつぶしながら信頼性も上がってきたんじゃないかなと思います。今回のテストではレースを想定しながら色々なセッティングを試してデータを集めているのでタイムにはつながっていませんが、本番のレースでクルマをどれだけいい状態にできるかの準備をしている状況です。僕にとってシーズンの目標は「連覇」しかないですし、個人的には自身4度目のチャンピオンを目指します。そのためにも今年最初のレースは気持ち良く勝ちたいですね。

No.6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋和也:
僕たち6号車は今回が2回目のテストなのでまだまだ探っている状態で色々なことを試している状況なんですけど、LEXUS RC Fは乗っていて楽しいです。タイム的にも悪くないですし、比較的レベルの高いところでキープできているんじゃないかなと思います。とはいえ、問題点も見えてきているので、そこを修正・確認しながらテストをしています。今回、とてもいい流れでテストできているので、開幕戦は勝ちたいと思っていますし、非常に勝ちに近いポジションにいられていると思うので、タイヤの選択とかセットアップをうまくもっていって(優勝を)狙いたいですね。

No.36 PETRONAS TOM'S RC F 平川亮:
平川亮(No.36 PETRONAS TOM'S RC F)
TOM'Sの第3ドライバーになれたことは、とても誇りに思います。第2戦の富士で乗ることになっているのですが、自分の役目としては、そこでしっかりパフォーマンスを発揮できるように、今回と来週の富士のテストでクルマにしっかり慣れていきたいですね。初めてのSUPER GTのレースなので、GT300クラスの抜き方など難しい部分はあるとは思うんですけど、慎重になりすぎてもいけないと思うので、クラッシュだけはしないように攻めていければいいなと思っています。今回のテストでは約30周運転させてもらいましたが、LEXUS RC Fは乗りやすかったですし、初めての感触はすごく良かったです。

No.37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔:
シェイクダウン特有のマイナートラブルもなく、先にテスト走行しているクルマのデータを元にすでにアップデートされているものがあったりして、普段のシェイクダウンに比べたらずいぶん安心してドライブすることができたなという印象です。途中からはセットアップも試せましたし、タイヤテストもできたりと順調にテストを進められています。それもメカニックが今回の公式テストに向けて毎日、夜遅くまで一生懸命作業してクルマを仕上げてくれたおかげです。開幕戦はタイトルを争ううえでも非常に大切なレースですし、絶対に勝ちたい。(クルマの完成が遅れた分)もう少し時間があればと思うこともありますが、そのなかでも走行距離を伸ばすことができているので、きちんと結果につなげたいなと思っています。

  • No.36 PETRONAS TOM'S RC F
  • ピットストップ練習を行うNo.1 ZENT CERUMO RC F
  • 平手晃平(No.1 ZENT CERUMO RC F)
  • No.6 ENEOS SUSTINA RC F
  • ピット内で整備中のNo.36 PETRONAS TOM'S RC F
  • 東條力エンジニアと話す平川亮(No.36 PETRONAS TOM'S RC F)
  • No.37 KeePer TOM'S RC F
  • 小枝正樹エンジニアと話す伊藤大輔、アンドレア・カルダレッリ(No.37 KeePer TOM'S RC F)
  • オリバー・ジャービス(No.39 DENSO KOBELCO RC F)

SUPER GT 2014年 公式テスト 2日目(03.16)岡山結果:GT500

順位No.車名ドライバー1回目周回2回目周回
112カルソニックIMPUL GT-R安田 裕信
JP・デ・オリベイラ
1'21.44223/561'21.58610/43
26ENEOS SUSTINA RC F大嶋 和也
国本 雄資
1'21.46226/471'21.639 9/58
337KeePer TOM'S RC F伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
1'21.76950/581'22.745 4/71
423MOTUL AUTECH GT-R松田 次生
ロニー・クインタレッリ
1'21.87832/351'22.029 5/61
524D'station ADVAN GT-Rミハエル・クルム
佐々木 大樹
1'21.94727/601'22.63927/59
646S Road MOLA GT-R本山 哲
柳田 真孝
1'22.52913/351'22.085 6/59
739DENSO KOBELCO RC F石浦 宏明
オリバー・ジャービス
1'30.186 8/ 81'22.188 6/44
81ZENT CERUMO RC F立川 祐路
平手 晃平
1'22.23138/511'22.56124/45
918ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
1'22.29953/611'23.47047/58
10100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT小暮 卓史
武藤 英紀
1'22.41242/541'23.552 2/ 4
118ARTA NSX CONCEPT-GTヴィタントニオ・リウッツイ
松浦 孝亮
1'22.46816/571'24.456 3/ 5
1236PETRONAS TOM'S RC F中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
平川 亮
1'22.89214/191'22.521 8/61
1332Epson NSX CONCEPT-GT中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
1'22.55421/531'22.70430/44
1417KEIHIN NSX CONCEPT-GT塚越 広大
金石 年弘
1'22.59852/521'23.118 5/63

SUPER GT 2014年 公式テスト 2日目(03.16)岡山結果:GT300

順位No.車名ドライバー1回目周回2回目周回
155ARTA CR-Z GT高木 真一
小林 崇志
1'27.99821/511'29.758 8/52
231OGT Panasonic PRIUS新田 守男
嵯峨 宏紀
1'28.92037/551'28.14711/53
311GAINER DIXCEL SLS平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
1'28.34327/551'29.119 6/56
421Audi R8 LMS ultraリチャード・ライアン
藤井 誠暢
1'28.38144/511'29.22610/47
586JLOC ランボルギーニ GT3山西 康司
細川 慎弥
エイドリアン・ザウグ
1'28.40126/581'29.36245/50
60MUGEN CR-Z GT中山 友貴
野尻 智紀
1'28.56329/621'29.01717/61
733Porsche Team KTR都筑 晶裕
1'28.60840/41出走せず
83B-MAX NDDP GT-R星野 一樹
ルーカス・オルドネス
1'28.67422/601'30.058 9/61
94グッドスマイル 初音ミク Z4谷口 信輝
片岡 龍也
1'28.69916/461'30.31520/31
1088マネパ ランボルギーニ GT3織戸 学
青木 孝行
1'28.70139/451'28.79525/46
1110GAINER Rn-SPORTS SLS植田 正幸
山内 英輝
1'28.719 6/451'29.11311/55
1260TWS LM corsa BMW Z4飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
1'30.36210/191'28.76120/37
1365LEON SLS黒澤 治樹
峰尾 恭輔
1'28.84938/381'29.38761/62
1422グリーンテック SLS AMG GT3和田 久
城内 政樹
1'29.02230/351'29.96843/53
152シンティアム・アップル・MP4-12C高橋 一穂
加藤 寛規
1'29.091 6/291'29.626 5/ 6
1667STP TAISAN GT-R横溝 直輝
密山 祥吾
1'29.24541/471'29.29656/56
179PACIFIC NACポルシェwith DR白坂 卓也

飯田 太陽
1'29.29841/441'30.09215/23
1830IWASAKI apr GT-R岩崎 祐貴
影山 正美
1'29.81822/411'30.17323/48
195マッハ車検 with トランスフォーマー30th玉中 哲二
山下 潤一郎
鶴田 和弥
1'29.81928/501'30.178 4/51
2061SUBARU BRZ R&D SPORT佐々木 孝太
井口 卓人
1'30.34920/361'29.90414/62
2148DIJON Racing GT-R高森 博士
田中 勝輝
井上 恵一
1'29.90529/591'31.02733/54
22360OKINAWA IMP・RUN UP GT-R田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
1'30.10119/461'30.37634/48
2350WAKO'S Exe Aston Martin加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラパユーング
1'30.33920/211'30.939 9/13