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SUPER GT 2015年 第4戦 富士 予選

ポールポジションを獲得したLEXUS TEAM ZENT CERUMOの面々と豊田章男社長

立川/石浦組LEXUS RC Fが今季2度目のポールポジション!

 8月8日(土)富士スピードウェイでSUPER GT第4戦の予選が行われ、立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車が今季2度目のポールポジションを獲得。立川は自身の持つGT500の通算ポールポジション記録を21へと更に伸ばすこととなった。伊藤大輔/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が3番手、平手晃平/ヘイキ・コバライネン組のDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が3,4番手と2列目に並ぶこととなった。

ポールポジションを獲得したZENT CERUMO RC F 38号車  予選日の富士スピードウェイは、空に雲がかかり気温28度、路面温度35度と過ごしやすい気候。直前のGT300クラスの赤旗中断により予定よりもやや遅れ、午後2時43分に出走となったGT500クラスのノックアウト予選Q1(15分間)は、いつ も通りセッション残り8分ほどになって各車コースイン。タイヤを充分に温め、セッション終盤に次々に各車がタイムを更新していった。
 僅差で順位が入れ替わっていく中、ファイナルラップに石浦の38号車がトップタイムをマーク。伊藤の36号車、コバライネンの39号車も4番手、6番手でQ2進出。
国本雄資がQ1を担当したENEOS SUSTINA RC F 6号車は、当落ラインぎりぎりでの争いとなったが、惜しくも最後に逆転され、僅か0.046秒差で9番手。Q1敗退となった。
 ランキング首位で、60kgという重いウェイトハンデを課されているKeePerTOM'S RC F 37号車は、平川亮が健闘を見せたが12番手でQ2進出ならず。12番手の37号車ですら、首位から僅か0.4秒差という非常に僅差の予選Q1となった。WedsSport ADVAN RC F 19号車は15番手となった。

3番手を獲得したPETRONAS TOM'S RC F 36号車  予選Q2(12分間)も残り7分半ほどで各車コースイン。アタックラップに入ると、「富士マイスター」立川の38号車が、Q1の石浦のタイムを上回る、圧巻のトップタイムをマーク。翌周にも更にタイムを伸ばし、ポールポジションを獲得し た。38号車は今大会、朝のフリー走行でもトップタイム、Q1もトップと、これまでの全セッションでトップと速さを見せている。
 ロシターの36号車、平手の39号車も共に1分28秒台に入れ、3,4番手と、2列目から決勝をスタートすることとなった。

ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 立川祐路:
「前回のレース、菅生テストと、どんどんクルマは良くなっており、今回はローダウンフォース仕様でフィーリングが変わるのにも関わらず、チームが頑張って良いクルマに仕上げてくれた。今大会からニュースペックのエンジンを初めて投 入したのだが、これまでと段違いにパワーアップしており、ミスがなければポールは獲れると思っていた。このクルマになってから、富士のレースが一番難しく、ハイダウンフォース仕様のサーキットと違って、クルマの動きがシビアでうまく まとめられるか不安とプレッシャーがあったのだが、ミスなく行けた。石浦のQ1トップタイム通過は、3番か4番で良いと話していたので、逆にプレッシャーがかかってしまった。おかげさまで、ポールポジションの記録も伸ばすことが出来た が、明日は、逆にトップで石浦にクルマを渡したいと思っている。トップで渡せなくても、石浦がトップで帰って来てくれると思うので、そろそろ結果を出したい」

ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 石浦宏明:
ブリヂストンのエンジニアと話す石浦宏明 「予選だけで言うと、これまで3番手、3番手、1番手、1番手と絶好調なはずなのだが、なかなか決勝で結果が出ず、クルマのフィーリングもそこまで良い訳ではなかった。先日の菅生のテストからフィーリングが良くなって、タイムも出るよ うになり、富士へは手応えと共に臨んだ。今回は、ローダウンフォースのエアロパッケージなので、菅生でのテストの良さが引き継げるか多少不安もあったが、朝の走行の段階でまわりとのタイム差を見ても非常に良かったので、立川さんは ポールを獲るだろうから、自分はQ1をうまくまとめることを想定して走った。明日は、立川さんがマージンをたくさん築いて帰って来てくれるはずなので、それを守って走り切りたい」

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー 伊藤大輔:
「朝は、タイヤの選択を中心に走り始めたが、気温的に暑くもなく涼しくもなくという、どっちつかずな難しいコンディションだった。我々はまわりに比べ、柔らかめのタイヤをチョイスした。思いの外、路面温度も上がらない中、クルマが 曲がらない傾向にあったりして、まとめきれない部分もあったが、無事にQ1は突破出来たのでジェームスに繋ぎ、状況を伝えて送り出した。もちろん、ポールを狙っていたし、今回は勝ちたいと思っているので、少し悔しい想いもあるが、レースはまだこれからなので、気持ちを切り替え決勝は頑張りたい」

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
ジェームス・ロシター 「予選はタイヤ選択が難しかったが、3番手とレクサス陣営では上位の、まずまずのポジションで良かった。今回から投入されたニューエンジンはパワフルなので、今夜明日の決勝レースに向けて良いセッティングを見出し、38号車や39号車 などのレクサス陣営も速いが、ぜひその前でフィニッシュしたい。鈴鹿への2連戦は、勝利とリストリクターの関係で興味深い戦いとなるが、ランキング的にポイントも欲しいので頑張る」

SUPER GT 2015年 第4戦 富士 予選結果:GT500

順位No.車名ドライバーQ1Q2タイヤウエイト
138ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明

1'28.929
1'28.579

BS22
28ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
松浦 孝亮
野尻 智紀

1'28.952
1'28.733

BS16
336PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
1'29.036


1'28.796
BS28
439DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F / RI4AG
平手 晃平
ヘイキ・コバライネン

1'29.153
1'28.804

BS32
515ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
小暮 卓史
オリバー・ターベイ
1'29.108


1'28.910
BS18
624D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
佐々木 大樹
ミハエル・クルム
1'28.963


1'29.124
YH
7100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
山本 尚貴
伊沢 拓也
1'29.183


1'29.431
BS30
812カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
安田 裕信
J.P.デ・オリベイラ

1'29.225
1'29.437

BS54
96ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F / RI4AG
大嶋 和也
国本 雄資

1'29.271


BS38
1046S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
本山 哲
柳田 真孝

1'29.284


MI48
111MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
1'29.345



MI52
1237KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
A.カルダレッリ
平川 亮

1'29.359


BS60
1317KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
塚越 広大
武藤 英紀
1'29.386



BS38
1464Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット

1'29.613


DL
1519WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F / RI4AG
脇阪 寿一
関口 雄飛

1'30.024


YH14