NASCAR のガレージへアクセスするにはクレデンシャル (Crendential) と呼ばれるアクセスカードが必要です。今日はそのうちチーム関係者としてアレンジできるクレデンシャルをご紹介します！

まずはいわゆる Hard Card と呼ばれる1年間有効の名刺くらいの大きさのプラスチックの写真入りカード。えーっと NASCAR Sprint Cup シリーズルールブックの Section-3 にライセンスの定義があります。さすがにすべて書くわけにはいかないので一部抜粋すると・・・

Section 3-6 はドライバーのライセンスの定義。18歳以上であり申請書を提出すればもらえるみたい。NASCAR側から Physical condition についてリクエストされる可能性があることが明文化されています。
Section 3-7 はカーオーナーのライセンスの定義。18歳以上であることとレースカーを所有していることが最低限の条件みたいです。
Section 3-8 はクルーのライセンスの定義。これも18歳以上じゃないといけないんですねー。物理的にクルーとしてやれるのであれば申請書を提出すればもらえるみたい。
Section 3-9 は各種スポンサーに与えられるライセンスの定義。多分（すみません明確じゃなくって・・・）これがわたしたちマニュファクチャのメンバが申請できるものですね。
他にもいろいろとあるんですねぇ・・・部品メーカーさん用とかマーケティング関係者用とか・・・でもこれらの Hard Card の見た目はすべて同じ。

面白いことに、NASCAR はカメラマン（ビデオ含む）には Hard Card をださないんです。うちのカメラマンに聞いた話ですが、毎回ワンタイムの申請する必要があって、著作権とか撮影ルールなどに違反するとだしてもらえないんだそうです。他のシリーズは年間の Hard Card が発給されるんだそうですけど、NASCAR は厳しいって言ってました。

で次にわたしたちがお客様とか会社関係者にワンタイムで申請するクレデンシャル↓。　写真の左側が Sprint Cup Watkins Glen の HOT PASS、写真の右側が Nationwide Fontana の PASS。
Sprint Cup 用は「HOT PASS」と「COLD PASS」の二種類があって、違いは車両が走る時間にガレージ・ピットに入れるか入れないかだけ。　COLD PASS では練習走行・予選・レース中にガレージ・ピットに入れません。HOT PASSは枚数に制限があるんで結構貴重で、Daytona / Lowe's などの大きなイベントだと結構苦労するんですよー。
Nationwide, Camping World 用は HOT / COLD の区別がないんです。で、当然これでは Sprint Cup のガレージには入れないハズなんですが・・・サーキットによっては入れたこともあるんです・・・もちろん Hard Card 所有者のわたしが一緒に居ての話ですけど・・・。
両方ともレースの10日前が申請の最終締め切り。身分証明書（パスポートとか米国のID）が申請には必要です。ちなみに明日は Atlanta 用のクレデンシャルの締め切りなんです。

普段なかなか一般のお客様には手に入りにくいクレデンシャルですが、こんな感じになってるんです。

Chase 進出決定まであと18日！