NASCAR はフォーミュラーと違ってスチールパイプフレームにスチールの板を曲げて貼ってつくるわけで、ボディ形状が微妙に違ってきます。レギュレーションの中でいかに空力特性のよいボディワークに仕上げるか・・・がノウハウになるんです。去年から全戦で導入された COT (Car of Tomorrow) はこの空力特性の差を小さくしようとボディ形状がより厳しく定義されるようになりました。
で、どうやってボディ形状を計測するかと言うと・・・こーんな↓車検テントの天井につるされている鳥カゴの様なゲージを・・・
こーんな↓感じで車の上に載せるんです。で、そのゲージとボディの隙間に薄いヘラみたいなものを差し込んで隙間が許容以下かどうか調べるんです。ハイさすが NASCAR おおらかですな。 レーザ距離計とかそんなハイテクは使いません。（笑）
前からみるとこんな↓感じ。左のオジサンお腹がジャマそう。（笑）
横から見るとゲージがボディの形状に沿っているのがよくわかるでしょ。
後ろもこんな↓感じ。ちょっとズレているところはクルーがチョイチョイってその場で直してOK！ たまにハンマーでゴンゴン叩いていることもあるのにはビックリですが・・・
この車検場はだいたいファンからみえるところに設営されていて、フェンス越しにこの作業を見守るファンで一杯！ こうやって決勝が始まる前の時間を楽しむんですね♪
Chase 進出決定まであと11日！
Jura [09.09.02 22:33]
昔、9/10の大きさにした車を作ったチームがあったそうですが、これならそういうことをしたら１発でわかりますね。
日本の放送で解説の人が話していましたが、コースにあった車がある場合、その車はそのコース専用にしてしまうのだとか。
ひょっとして日本に持ってきたKyleの優勝車もそういう１台だったのでは、と気になりました。
イサカ [09.09.03 01:49]
＞m&msさん いつもコメントありがとうございます♪
レギュレーションでは 0.025 inch (0.63mm) と定義されています。市販車のボディパネル厚さってどれくらいなんでしょう？ スミマセン一応トヨタ社員なのですが、市販車に疎くって・・・。
うちの雪豹いろいろとありましたがいまは快適に動いていますよ。Mac はグローバル仕様なので海外で買っても日本語にできるのが良い。さすがに JIS キーボードは手に入りませんけど・・。
＞Juraさん いつもコメントありがとうございます♪
かなり大昔の話でしょうか？ COT の前は板状のテンプレートを使っていましたからバレるハズ。
そのコース専用にするというのは大げさですが、ショート・ミディアム・スーパースピードウェイ・ロードコースで分けることはします。良い車は他の似たコースでも使いたいんです。
日本にあるのはレプリカなので実際のレース車両ではないんです。良くみていただくと、キャビン内の補器類がほとんどありません。エンジンも Ph11 ではなく Ph9 じゃないのかな？ あの初優勝を飾ったレース車両はその後も使われ続けたみたいです。
Jura [09.09.03 02:15]
9/10の話は昔の話です。
日本に持ってきたKyleの車はレプリカですか。
優勝車をロードコース用にしてしまって･･･と思ったのですが、ほっとしたような、残念なような。
いつか、レース仕様の車をこの目で見てみたいです。
それには、この前のパスがないと見られない？
イサカ [09.09.03 02:18]
Juraさん いつもコメントありがとうございます♪
さすがに JGR も成績の良い車は別のレースでも使いたいんですよねぇ・・。こっちは記念にとっておきたいんですけど・・。でも元々はレース車両だったものですよ。それをリフレッシュしてデモ走行には必要のない機材は取り払っているんです。
ぜひこちらまでレースを見に来てください♪
m&ms [09.09.02 19:37]
貴重な写真を有り難うございます。
レース中、高速の中で布のようにひらひらと舞う
ボディーを見るのですが鉄板の厚さは何ミリなのですか？
昔の資料では0.9㎜となっていましたが…
おまけ：雪豹入れました。念のため旧システムは残しました。