はじめまして!特派員の〝トキ〟です。
第2戦の岡山国際サーキットにてFROチームを取材してきました!
〝FRO〟とはFirst Rescue Operation、 SUPER-GT走行中の事故現場への迅速な消火、救出と医療活動を行なっているチームのことです。 また、コース上の安全確保について迅速かつ適切な判断と指揮を行なう大切な役割もあります。 消火チーム・メディカル救出チーム・レスキューチームとの連携とチームワークでレースの安全に貢献しています。
FRO車両は2台体制でシリーズ戦に臨んでいます。 このうち1台がトヨタのカルディナです。
「乗用車タイプの4WDワゴンで、ハイスピードで走行できる」とう要件でカルディナが選ばれました!
カルディナの装備を見せていただきました。
救出固定器具、AED、酸素、ドクターキット、消火機材などが搭載されています。
ドクターキットはドクターヘリと同様な物だそうです。
車両にはベテランのドライバー、ドクター、消火活動員が乗り込み、それぞれ高度な知識と能力が要求されていまます。
いよいよスタート!!!
ローリングスタートではレース車両の最後尾にFRO車両2台が走行し、1周する間にレース全体計画のなかで最も機能的な場所に配置されます。 今回の岡山国際サーキットでは1台がコントロールタワー付近、もう1台はコース半周辺りに配置されました。
決勝レース中、クラッシュが発生しましたが、ドライバーが自力で壁を乗り越えて避難しました。 FRO車両はサービスロード経由でドライバーをピットに連れて戻り、その後サーキットの医師団に再診をお願いしたそうです。
大きな事故は発生せず、安心しました♪
今回の取材にご協力いただいたのは、モータースポーツ・ライフセービング機構 事務局長の伊東さんです。
伊東さんは、コントロールタワーのモニターでレース状況を鋭い目で常に監視し、事故発生時には的確な
指示を無線で伝達します。 (競技長、レースダイレクターの了解を得ています)
第1戦の鈴鹿では多重クラッシュが発生し、FROチームは迅速な介入によりドライバー負傷の30秒後には、救出と消火活動を行ないました。
GT観戦される時、FRO車両の動きにも注目してみてくださいね。 まずは安全第一、ドライバーの安全確保と消火活動です!