今日はちょっと違った視点から、NASCAR と Toyota の関わりをご紹介させていただきたいと思います。
昨年の Pocono 戦の Elliott Sadler の激しい激突を覚えていらっしゃいますか? 土壁に直角に猛スピードで激しくぶつかり跳ね返り、エンジンが車体から外れてころがってしまった映像はショッキングでした。 激しい激突のあと Elliott は自力で車両からでてきましたよね。 ひょっとしたら Elliott を助けたのは Toyota かも知れません。
トヨタの安全性の研究の一つに THUMS があります。 THUMS というのはコンピューター上で事故時の人体への影響をシミュレーションするための「バーチャル人体モデル」です。 トヨタのホームページに説明がありますので、そちらをご覧ください。
この THUMS を使ったシミュレーションによる安全性の研究を NASCAR と Toyota で行い、2010年から義務ではないのですが、推奨という形でシートベルトの取り付け位置など、運転席周りのレギュレーションが変わったのです。
そんな NASCAR と Toyota の安全性への取り組みを紹介させていただくビデオがあります。 英語なので申し訳ないのですが、ここにでてくる TEMA の Robert は、わたしも何度かあったことがあり、昨年12月に本社で会った時には「いまは豊田市の本社で頑張ってる」って張り切っていました。
大クラッシュは NASCAR のイメージでもあり、多くのお客さんがその時を待っているのではないでしょうか? その陰で、Robert が一生懸命頑張っている姿をみなさんにも想像して欲しいな。 1分過ぎ辺りからの Robert の笑顔がとても印象的です。
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イサカ [11.03.03 14:47]
あさみんさん いつもコメントありがとうございます♪
Pocono で現地にいらしたというのが凄いですねー。 わたしは一回行ったことがありますが、多分もう行くことはないかも…。
ええ、その Kurt Busch / Jimmie のクラッシュの後方でとばっちりを受けていたのが Elliott です。
NY ですか? ほら、フライトが雪で遅れたから Las Vegas 経由で… なんていうのはいかが? ww
Ablin [11.03.03 15:14]
Nascarファンとしては、Crash当然期待してます。
でも、その度に、ドライバーが無事に自力で車から脱出し、中継の
アナウンサーが無事でしたとの報告とほぼ同時に怪我もなく
インタビューを受けるドライバーをみるとやっぱりほっとします。
今は、ドライバー無事前提でクラッシュをエンターテイメントの一つとして
みてますが、影の努力があるんですね!
豊田市の本社にもNascar関係の部署があるんですか?それともRobertさんは
別関係の仕事で豊田市にいるんでしょうか?(ただの素人興味ですのでききながしてください。)
イサカ [11.03.03 16:14]
Ablinさん いつもコメントありがとうございます♪
参戦している側としてはやっぱり自分陣営のマシン・ドライバーがクラッシュするとショックです。 なにしろ一回の DNF で大きく点差がついちゃいますからね。 でも、引き離されていたりするとクラッシュでイエローがでないかと期待しちゃったりも…
2001年の Sr の事故以来、NASCAR の安全性に対する意識は相当高まっています。2007年には一部レースで COT を導入し、2008年には全面展開。 その COT もこうやって毎年進歩しているんです。
Robert は NASCAR の担当・TRD-USA の社員ではなく、あくまでも量産車両の開発をする TEMA の所属です。 若手対象に日本の本社へ1-2年経験を積むことができる制度があるのですが、それで日本の量産開発部署にいるんです。 本社には NASCAR 担当部署はありませんが、ご協力をいただいている部署はあります。
あさみん [11.03.03 12:17]
覚えています!
現地(ポコノ)で見てましたので。
Kurt Buschのクラッシュかと思っていたら、
横に Elliott Sadler のバラバラなマシンが・・・。
今、NYに来ているので、本当はLas Vegasにも
行きたいのですが、土曜日に帰国です。(泣
残念です。