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SUPER FORMULA 第1戦 鈴鹿サーキット 決勝

ファイナルラップの逆転で2位表彰台を獲得した松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)

ファイナルラップの逆転で松田次生が2位表彰台
ルーキー平川亮がデビュー戦8位ポイント獲得

好スタートでJ.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)を交わした松田次生(Lenovo TEAM IMPUL) スーパーフォーミュラの第1戦が4月13日(土)、14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
  同シリーズは昨年までフォーミュラ・ニッポンの名称で国内最高峰のフォーミュラレースとして行われてきたが、アジア地域への展開を目指し、名称を「SUPER FORMULA」に変更。今年は第5戦に、初開催となる韓国・インジェ・オートピアでの大会が組み込まれた。
 トヨタは今季も、過去3年連続でチャンピオンを獲得している「RV8K」エンジンを7チーム11台に供給する。
 今大会は昨年までよりも長い、1レース300kmで争われ、最低1度の給油が必要なため、戦略も重要となる。

 14日(日)は午後に入って空が雲を覆ったものの、路面はドライで、気温18度、路面温度26度のコンディションで午後2時34分に51周で競われる決勝レースがスタートした。
 4番手グリッドの松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)は好スタートでJ.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)をかわし、更に前走車に並びかけたが逆転には至らず。松田が3位、オリベイラが4位に。7位のポジションを守った中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)の後方では、デビュー戦の平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)を平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)とアンドレア・カルダレッリ(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がかわし8位、9位にポジションを上げた。
平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)と国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING) 中嶋一貴は3周目に5位までポジションアップ。その後の前半戦では上位勢に大きな順位変動は無く、中盤のピット戦略で順位が入れ替わった。
 3位につけていた松田は26周目、4位のオリベイラが27周目にピットイン。オリベイラはピットでの停止位置をオーバーしてしまい、タイムロス。ピットタイミングを遅らせ、31周目に入った中嶋一貴がオリベイラの前、5位でコースに復帰した。
 全車がピット作業を終えた時点で松田が3位、中嶋一貴が5位。松田は後続との激しい3位争いを展開していたが、首位を走行していた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)のペースが落ち、残り2周で2位に後退。一気にその差を詰めた松田は、ファイナルラップの最終コーナー手前、シケインの進入で鮮やかにアウトから小暮をパス。チェッカー直前の大逆転で、松田が2位表彰台を獲得した
 中嶋一貴が5位。オリベイラが6位。終盤まで7位を走行していた平手が、ファイナルラップのバックストレートを過ぎたところで燃料切れに見舞われスローダウン。これをかわしたカルダレッリが7位。平川が8位に入り、平川はスーパーフォーミュラデビュー戦で見事ポイント獲得を果たした。

松田次生(Lenovo TEAM IMPUL) Lenovo TEAM IMPUL #20 松田次生:
朝のフリー走行ではタイヤの変化を見たかったので、最後まで走り続けて様子を見て、決勝レースに備えた。決勝ではフロントタイヤの摩耗が激しく、コース上にクルマを留めるのがやっとだった。最後、山本選手に接近されつつも、小暮選手をシケインで抜くことが出来て良かった。小暮選手もトラブルを抱えていたようだったが、正当にバトルをしてくれた。苦しい中でのレースとなったが、最大限の結果を残すことが出来たと思う。しかし、ホンダ勢が速くて手強いのも実感した。トヨタ勢は、自分の次は中嶋選手が5位と全体的に奮わなかったので、巻き返すべく努力していく必要がある。

SUPER FORMULA 第1戦 鈴鹿サーキット 決勝結果

順位No.ドライバーチーム/エンジン周回所要時間ベストラップ
140伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR12E
511:28'09.169201.58km/h1'41.999
220松田 次生Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RV8K
511:28'11.5142.3451'42.086
332小暮 卓史NAKAJIMA RACING
Honda HR12E
511:28'11.8552.6861'41.665
416山本 尚貴TEAM無限
Honda HR12E
511:28'11.9202.7511'41.850
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RV8K
511:28'15.9696.8001'41.791
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RV8K
511:28'17.9988.8291'41.880
78アンドレア・カルダレッリKYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RV8K
511:28'34.78725.6181'42.233
87平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RV8K
511:28'39.35130.1821'42.477
910塚越 広大HP REAL RACING
Honda HR12E
511:28'41.07031.9011'42.143
1039国本 雄資P.MU/CERUMO·INGING
TOYOTA RV8K
511:28'47.80338.6341'42.348
112ジェームス・ロシターPETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RV8K
511:28'48.11638.9471'42.469
1238平手 晃平P.MU/CERUMO·INGING
TOYOTA RV8K
511:28'49.76840.5991'42.118
1341武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR12E
511:28'54.92245.7531'42.485
143安田 裕信KONDO RACING
TOYOTA RV8K
511:28'56.71847.5491'42.266
1515佐藤 琢磨TEAM無限
Honda HR12E
511:29'13.8421'04.6731'42.049
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACING
Honda HR12E
511:29'31.5201'22.3511'41.738
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RV8K
511:29'46.3441'37.1751'43.505
1811中山 友貴HP REAL RACING
Honda HR12E
501:28'25.7261Lap1'43.657
1918リチャード・ブラッドレーKCMG
TOYOTA RV8K
501:28'26.8811Lap1'43.283